第128話 神隠し

ある日、小学校でかくれんぼをしていた友達が一人いなくなった





すぐに捜索隊が付近を捜索したが、見つからなかった





付近の防犯カメラを確認しても、怪しい車や人はいなかった





数日後、ひょっこりと友達は帰ってきた





その間何をしていたのか、警察が調書を取ったところ、過去に行っていたと証言している





かくれんぼから出ると、校舎は木造で、家の方に行っても長屋が続いている





周りの子は着物を着ていて、話し言葉もいまいち通じなかったそうだ





すると、母に似た女性がいたんで、話しかけたところ、その女性の家に連れて行かれた





家には、自分にそっくりの男の子が居たそうだ





その女性は、他人を連れてきたと慌てたそうだが、友達も行くところが無いと言うと、しばらく家に置いてくれたそうだ





数日して、強く自分の家に帰りたいと思い、もう一度同じ場所に行って隠れたところ、帰ってこれたらしい





その話を、祖母にすると、昔、いつの間にかいなくなった男の子が居たと話をしてくれた





友達はタイムスリップをしたのだろうか?

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