第127話 陽炎
こんにちは、山内花林です。
真夏の暑い日、アスファルトを見ると、陽炎が見えます
少し坂になっているところを見ると、まるでそこに水たまりがあるように見えます
暇だったので、陽炎をのんびりとみていました
ゆらゆらとする風景が楽しいです
しかし、その陽炎の中に、白い服の様な物が混じっていることに気づきました
近寄ってみると、陽炎は逃げますが、白い服は逃げません
浮遊霊かな? と思ってまた陽炎を見ていました
すると、急に寒気がしました
私は、スマフォのカメラをその白い服に向け、写真を撮りました
すると、画面いっぱいにミイラの様な女性の顔が写りました
私がびっくりしてスマフォを落とすと、カシャリと画面が割れました
「きゃあぁあ」
叫び声が聞こえ、スマフォの画面が真っ暗になりました
陽炎と一緒にゆらゆら揺れていた白い服は、今はもう見えませんでした
スマフォが壊れてないか起動すると、起動したので壊れてはいないと思います
ただ、撮った画像は消えていました
私は、もう一度カメラを陽炎に向けて撮りましたが、特におかしなところはありませんでした
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