第2話 海で
こんにちは、山内花林です
今日は、私の体験ではなく、友達から聞いた体験談をお話ししたいと思います
友達の名前は中塚咲なかつか さきちゃんって言います
彼女は、夏休みに家族で海に行ったそうです
日中は海で泳いだり、お昼は海の家でラーメンを食べたりと、楽しんでいたそうです
家族は、午前中に咲ちゃんの遊びに付き合って疲れたのか、パラソルを立てて寝てしまったそうです
咲ちゃんは暇になったので、潮だまりにいる生き物を観察することにしました
人目に全くつかない場所でもなく、まだ明るいため、安心して遊んでいると、岩のコケにすべって右足が海に落ちたそうです
慌てて足を引き戻そうとすると、足首が掴まれたように海に引き込まれそうになったそうです
咲ちゃんは一生懸命右足を振り、引き揚げることが出来たそうですが、その時、サンダルが脱げてしまったそうです
びっくりしたものの、海をのぞいても、海藻ばかりでサンダルを見つけることができませんでした
家族に報告すると、「海藻でもからまったんじゃないか?サンダルは諦めて旅館に行くぞ」と
咲ちゃんも、もう一度そこへ行くのは嫌だったので、新しいサンダルを買ってもらい、旅館に行きました
夜寝ているとき、ふと右足を掴まれる感じがして目を覚ましましたが、何も見えませんでした
次の日、海岸に行くと、死体があがったいたそうです。昨日の夕方に沖でボートが沈み、おぼれてしまったそうです
不思議なのは、その死体の手にはサンダルが握られていたそうです
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