第14話 今年の汚れは今年のうちに

少し離れた場所にいる酒吞さけのみさんとヤギカガチさんを見てから、俺は女将さんに声をかける。

「本当にいいんでしょうか、女将さんにおせちやご飯をおまかせしてしまって」

「もちろんです。物書きさんのためなら、腕によりをかけて作りますね」

俺が遠慮えんりょがちに聞くと、女将さんがにこやかに答えてくれる。

「すごいよねぇ、女将さんおせちも全部手作りなんだよぉ!!」

タマさんは子供のようにはしゃいで俺の手をブンブンと振りながらそう言った。

「すごいですね!俺なんて全部スーパーでそろえちゃいますよ。女将さんは大変じゃないですか?」

今回のお泊まり会、一番大変になるのはおせちや食事などをになってくれる女将さんだ。

俺が少しあつかましく思われないだろうかとおずおずと聞くと、女将さんは首を横に振りながら笑顔で答えた。

「私、料理が好きなので全然なんですよ」

自分でお店を出すくらいですから、と言って楽しそうに笑った。


「ヤギカガチ、今回はお手柄てがらだったな」

「物書きさんのためですからね」

「おまえはさといよな」

「私、した敏感びんかんなんですよ」

「ははは、おまえなぁ。ったく、男の舌ペロは可愛くねぇから、やめろよ」

「おや、失礼な」

「ほら、物書きが呼んでるぜ。いくぞ」

「……物書きさん、あなたのことになると私はどうもおさえがかないようです。だから、大人しく私に守られていてくださいね?」

「ん?なんか言ったか?」

「いいえ、さぁ、行きましょう」


「酒吞さん!ヤギカガチさん!あの、お二人はこの後なにか予定ありますか?」

はやる気持ちを、必死に抑えて二人に声をかける。

「いや?どうした?」

「私も予定はありませんが」

二人の答えを聞いて、思わず声がはずんでしまう。

「それなら、今日このまま俺の家に来ませんか?」

「おせちの用意を今日から仕込しこみたいと言ったら、物書きさんが今日からぜひって」

俺の言葉を補足ほそくするように、女将さんがひきついでくれた。

俺は本音も二人に伝える。

家司けしくんのことも心配なので、人が多いほうが安心するんですよ。だめでしょうか?」

「いや、物書きからそんな提案してくれるとは思わなかったから少し驚いてる。俺の言い出したことだけど、迷惑じゃなかったかなってちょっと思ってたから」

頭に手をおいて酒吞さんが困ったように笑いながら言うと、その横からヤギカガチさんが口をはさむ。

「案外、酒吞くんは小心者しょうしんものなんですよ」

「おい!!やめろよな、そういうこと言うの」

「酒吞さんは気遣きづかいをすごくしてくれますよね!」

「物書き、それも照れるからやめて……」

そして酒吞さんは少しあたりを見回す。

「あれ?タマはどこ行った?」

一番はしゃぎそうじゃないか、と言う酒吞さんに女将さんが答える。

「あぁ、タマさんなら早く行こうってもう外にいますよ」

「タマさん!!外は寒いですからもう少し中にいましょうね!!」

多分皆さん準備があると思うので!!と言いながら慌てて俺はタマさんのもとへ向かった。


おせちと食事の用意のために、帰りに買い物をすることにした。

みんなはそこで各々おのおの必要なお泊り用のものも調達ちょうたつする。

「俺、帰りに少し寄りたいところがあるので。先に買い物しててもらっていいですか?」

みんなで、冬らしくかなり寒くなってきた道を歩いている最中に俺がそう言うと、少し前を歩いていたタマさんと酒吞さんが振り返る。

「どこにいくのぉ?」

「場所によってはついていくけど」

二人に声をかけられて、俺はごまかそうかと少し迷い、逡巡しゅんじゅんしたがきちんと伝えることにした。

「しきみさんを待たせてしまっているので、一応送っていこうかと思いまして。一応、しきみさんも記事に書かれてますから心配ですし。ちょっと……少し、お話もしたいなと」

「え?やめておいたほうがよくない?今度は物書きくんが家司くんみたいにならない?」

「俺、もし物書きに殺害予告なんて送ってくるような奴がいたら、きにするぜ?」

心配そうに俺に近づいてきた二人を、ヤギカガチさんが困ったようにたしなめる。

「まったく、酒吞くんまで何を言ってるんですか」

ヤギカガチさんは頼りになる大人だなぁと思った。

「八つ裂きですませるわけないでしょう。粉微塵こなみじんにしますよ?」

ヤギカガチさんは頼りになる大人だなぁと思いました。

そんな話をしながら年末の雰囲気がただよい、人がにぎわう冬の道をみんなで歩いていた。


しきみさんの待つビルの前で、女将さんたちと一度別れる。

俺だけで行くつもりだったのだけれど、しきみさんのことをよく思っていないらしいみんなに俺が一人でしきみさんをむかえに行くことを断固拒否だんこきょひされた。

いろいろと心配をかけてしまっている手前てまえ、俺もみんなの意見をそう簡単に突っぱねることもできない。

結果、俺がみんなの提案をのむかたちで、二手ふたてに分かれることになった。

女将さんがいないと食材の用意ができないだろう、ということで女将さんと荷物持ち係のヤギカガチさんが先に買い物に行くことになり、俺と酒吞さんとタマさんでしきみさんのもとへと向かうことになったのだった。


「物書きさん、大丈夫かしら」

「酒吞くんもいるし大丈夫でしょう」

「でもあの小娘、そうとうえない女ですよ?」

「あなたには負けるでしょう?」

「それ、どういう意味です?」

「まぁ、大丈夫ということですよ。物書きさんにもなにか考えがあるようでしたし、タマさんもやる時はやってくれますし、なにより、酒吞くんがついていますからね。酒吞くんがブチギレないかの方が心配ですかね」

「あらまぁ、なんだかんだいって彼は温厚おんこうですけどキレると手がつけられないタイプの温厚ですからね。まぁ、物書きさんが大丈夫ならそれでいいですし、早く買い出しを始めてしまいましょう」


「せんせぇ!!おっかえりなっさーい!!あ!みなさんもぉ、一緒だったんですねぇ!!」

しきみさんがいる、と案内された部屋のドアを開く。

するとすぐに俺たちに気づいたしきみさんがぴょこぴょことした動きでこちらに向かってくる。

そのフロアにいる人たちが、しきみさんに黄色い声を上げた。

それは男性、女性問わずだった。

すごい人気だなと思う。

しきみさんの人気の高さを改めて感じる。

「いえ、待たせてしまって」

俺がそう言うとしきみさんは、笑顔のまま答える。

「ぜぇんぜん!!わたしこそぉ、一緒に行けなくてごめんなさぁい!〆切がやばくってぇ!!ほんとぉは、すっごく行きたかったんですけどぉ」

「しきみさん」

しきみさんが言い終えるより先に俺が呼びかける。

その声は、自分が思ったより固くて落ち着いていた。

言葉を切られたしきみさんはというと、そのことをまったく気にする様子もなく、先ほどから変わらない笑みを浮かべている。

「はーい!なんですかぁ?」

甲高かんだかい声があたりに響く中、俺はつとめて冷静にずっとしきみさんに聞きたかったことをぶつけた。


「今のこの状況はしきみさんの望んだものになっているんですか?」


しきみさんはきょとんとしている。

いや、きょとんとした表情を作っている。

俺はそのまま言葉を続ける。

「俺は、基本的に臆病おくびょうですし、ことなかれ主義ですからだいたいのことには目をつむります。たとえ自分に不利なことだと気づいても、誰かに利用されてるってわかっても、見ないふりをする人間です」

しきみさんはにこやかな表情のまま俺をみつめる。

けれど、その笑みは感情の色がまるでないみたいに冷たい。

それはまるで子供の癇癪かんしゃくはたから見ているだけの通行人のように、しきみさんにとって俺の言葉は興味のないものなのだろう。

それでも俺は続けた。

「でもね」

俺の声から静かな怒りがにじみ出ていることがわかった。

でもそれでいい。

今はタマさんも酒吞さんもいる。

伝えたいことを告げるべきだと思った。


「それは俺だけの場合に限ったことです」


その言葉は、特別大きな声ではなかったけれどその部屋に響いた。

しきみさんはピクリと一瞬、まゆをひそめる。

「それは俺以外の人を傷つけない時だけなんです」

俺はそのまま、言葉を途切らせることなく静かに言いつのる。

「もし、俺を利用しようとする誰かのせいで俺の大事な人を傷つけられたそのときは」

息を強く吸い込み、静かに、けれどはっきりと目の前でなんの感情もない瞳で微笑む女性に伝える。


「俺はその誰かを絶対に許しません」


しきみさんは何も答えない。

俺も何も言わない。

しばしの沈黙ちんもくのあと、しきみさんは、じっと俺の目を感情の読めない瞳でみつめる。

そしてすぐにいつものしきみさんになると、甲高い声でつくろってみせた。

「どうしたんですかぁ?急にぃ。なにか嫌なことでもぉ、あったんですかぁ?せんせぇ?」

俺は何も答えずにしきみさんをみつめた。

「ねぇ?せんせぇ?その誰かって……まさかわたしのことですかぁ?」

しきみさんは悲しそうな、今にも泣き出しそうな表情を作り甘えるような声を上げる。

「わたしぃ、せんせぇのこと……とっーーっても好きなのになぁ。だってぇ、せんせぇ、すっごくいい人だから」

開け放たれたドアをちらりと見たしきみさんは、フロアにいる人たちにうったえるかのように殊更ことさら大げさに立ち振る舞う。

ちらりと横目でフロアを見たとき、俺のすぐ後ろに立ってくれている酒吞さんとタマさんが忌々いまいましそうにしきみさんを見ているのが見えた。

俺は表情を変えることなくしきみさんに告げた。

都合つごうが、でしょう?」

しきみさんは、その時、初めて目を見開き驚いた表情をして俺を見た。

そして目を細めて俺を睨むような瞳を見せた。

この表情を俺は覚えている。

今度ばかりは見間違いなどではすませなさそうだ。

はっきりとした怒りにいち早く反応したのは酒吞さんだった。

「俺はな、物書きの気持ちが最優先なんだ。だから、こいつが気にしないと言うなら喜んで俺もそれにならうさ。でもな」

その時の酒吞さんをまとう空気は今までのものとは、まるで違った。

目の前の怒りなどなんとちっぽけなものか。

圧倒的な風格。

全てが、みずかひざるような神威しんい畏怖いふ

その場のすべてを手中しゅちゅうおさめるような圧倒的な支配しはいがそこにはあった。

「物書きが許さないと言うなら、俺はそのうれいをぶち壊し消し去る義務がある。そうでなくてはしめしがつかないだろう?」

酒吞さんの手元からバキリッと強い音がした。

何かが割れるような、ぜるような、くずれるようななんとも形容けいようがたい音が。

その瞬間、俺の中にある全ての経験と感覚が思い切り警鐘けいしょうを鳴らす。

いつだったか、誰かを嫌がった俺へ向けた、タマさんの言葉がよみがえる。


「直感っていうのはね、いわば野生のかん、その生き物の経験にもとづく記憶と防衛本能ぼうえいほんのうなんだろうなって、私は思うよ」


今、俺の直感は告げている。

このままだと目の前の女性は消える。

それこそ、粉微塵。

形をとどめておけないそれは、存在まるごとすべて記憶からさえも消え去ってしまう。

現実的にありえないとか、そんなありきたりな言葉など凌駕りょうがした直感がそう言っている。

そして俺は、俺の大事な人を守りたい。

それはどんな理不尽りふじんからも不条理ふじょうりからも悲しみからも憎しみからも歪んだ正義からも正当に思える復讐ふくしゅうからも。

俺は、難しくてもその全てから大切な人を守りたいと思う。

俺には大事なものがあるから。

その手を放さずに、目をそむけずに、目を離さずに、失って後悔をすることのないように。

俺の大事なものは俺にしか守れないのだと言い聞かせながら。

俺はその圧倒的な空気をやぶり取る。

俺はその圧倒的な支配に立ち向かう。

怖くても、足が震えても、勇敢ゆうかんそうに振る舞いながら。

俺は、静かに息をととのえ、目の前で瞠目どうもくする女性を見据みすえて言った。


「俺はね、それでもいいと思うんです」


静かに、努めて柔らかい声でそう言って微笑んだ。

こちらには敵意のないことを示すように。

臆病と言われても、腰抜けと言われても、やっぱり俺はいがみ合うのは好きじゃない。

争うのは性に合わない。

しきみさんと酒吞さん。

争った後の勝敗などは見えているけれど、俺は勝っても負けても絶対に誰かが傷つくだろうと思うから。

酒吞さんの想いだけを受け取って、誰も傷つけないように酒吞さんの前に立ちはだかろうとするなんてやっぱり俺は厚かましい人間なのかもしれない。


「さっきも言いましたが俺は、臆病で、ことなかれ主義で、たとえ自分が都合よく利用されてるってわかっても、それが俺だけのことならそれはそれでいいかなって思うんです」


酒吞さんが瞠目して俺をみつめる。

タマさんは困ったように笑い、しきみさんからはもう敵意を感じない。

目の前にはただ、力なくこちらをみつめる女性が立っているだけだった。

俺はちらりとしきみさんを見てから振り返って酒吞さんの前に向き直る。

「酒吞さんのお気持ちはすごく嬉しくて、俺、愛されてるなって……みなさんがいれば俺たぶん何でもできるって、本当にそう、思うんです!」

酒吞さんは、少し困ったように俺を見てから、快活に笑っていつものように俺の頭をかるく撫でる。

酒吞さんの優しい笑みとタマさんの困ったような笑みを受けながら俺は振り返り、しきみさんに手を差し伸べる。

「幸せになる権利は誰にでもあるし、そのために頑張ることは何も悪いことではないでしょう?誰かとかぶったから諦めなくてはいけないなんてことはないし、誰かと取り合ってでもほしいと思うものに手を伸ばすことは悪いことではないと思うんです」

俺は諦めてしまうことも多いけれど、本当に大事なもののためなら梃子てこでも動きたくない。

それも性分しょうぶんだから仕方がない。

まだ幼い女性はゆっくりと俺の手をとる。

「もちろん責任を持たなければいけませんが、それはどちらを選んでも同じこと。どうせ、どんなものにも責任がつきまとうなら自分のいいと思って選んだ方がいいじゃないですか」

しきみさんが今にも泣き出しそうな表情で俺をみつめる。

心が張り詰めていた子供が親に優しく頭を撫でられたときのように。

「だから、今をしきみさんが望んだものにしましょう?俺も、上手くできるかはわかりませんが協力しますから。都合よく利用してくれても構いませんから……っ!!」

俺は全てを言い切る前に、思いきり足に力を込めて身構える。

トンっと前からしきみさんに抱きつかれて、俺は体勢たいせいを崩しながら後ろに数歩下がる。

酒吞さんに支えられてなんとか体勢を整えた。

横目で見ると、タマさんが毛を逆立てた猫のように怒っていて、酒吞さんは呆れたように肩をすくめた。

「……っせんせぇ!!わたしっ!!やっぱり、せんせぇが大好きですぅ!!」

……え?

「このっ!!物書きくんから離れろよっ!!八つ裂きにするぞっ!この変態女っ!!」

「……なぁーんか、物書きって変な奴に好かれる星の下にいるのな」

タマさんがしきみさんと俺を引きがそうとして、爪が食い込むほど思いきり俺の肩を掴む。

「いたた、……え?どういうことですか?」

酒吞さんが俺を引っ張り、しきみさんから引き剥がす。

しきみさんとタマさんはいがみ合うように睨み合っている。

「あのな、俺がこのまえ物書きを好きなやつにあの小娘ちゃんを得意なやつはいないって言ったろ?」

「……はい、そういえば」

「俺たちは物書きが好きだから守りたい組」

そう言って酒吞さんはくるりと指を回してタマさんや買い物をしてくれている二人のことを指す。

「小娘ちゃんは好きだからこそ傷つけたり、わざと怒らせたり、怒られたりしたい偏愛へんあい組なんだよ」

相容あいいれないだろ?と言う酒吞さんの言葉もうまく頭に入ってこないほど目が点になっている俺に、しきみさんは可愛らしくペロリと舌を出してみせた。

急な展開に頭がついていけないままの俺は脱力してそこにしゃがみこんだ。

「あぁ!!ごめんねぇ?せんせぇ……怒ったぁ?」

俺は頭を抱えながら小さく首を横に振る。

「いえ……」

その一言を返すのがやっとだった。

「そうだ!!聞いて聞いて!誹謗中傷ひぼうちゅうしょう?やめさせたんだよぉ!!わたしのぉ、大事なせんせぇを傷つける奴は許さんぞぉ!」

「おまえのじゃないよ!!変態女!!」

今にも掴みかかっていきそうなタマさんの前に立って、なんとか彼女を落ち着かせる。

そしてしきみさんにお礼を言った。

「ありがとうございます。でも、やめさせるなんてできたんですか?」

危ないことなどしてないかと聞く前に元気よくしきみさんは声を上げる。

「せんせぇの悪口言った奴ぅ、全部晒したぁ!わたしぃ、ネット系得意なんでぇ!」

自信満々に満足そうにフンスと鼻を鳴らす。

しきみさんはめてほしそうにこちらをみている。

「……ありがとうございました。しきみさん」

その一言だけでしきみさんは目をぱぁーっと輝かせて、ぴょんぴょんと跳ねる。

「いや、怖いやつじゃん。やってることも言ってることもヤバいやつだもん。サイコパスだもん」

まぁまぁ、とタマさんを窘めながら、ちょっと自分でもそう思っている俺もいた。

「もういいだろ、小娘ちゃんを送って俺たちも帰ろうぜ」

酒吞さんの言葉に同意して、俺たちはビルをあとにした。

なんかどっと疲れた。

昔、どこかのテレビで作家なんて変人ばかりだと言っている作家を見たことがある。

その時はあまりピンとこなかったが、今ならすごくよくわかるかもしれない。

となると、作家であるこの俺もどこか変人なんだろうか。

そんなことを思いつつ、冬の冷たい北風にほおを打たれながら歩いていた。






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