第78話 具体化する方針。
このチルナノーグは我らダーナ神族が蔓延る人の世との争いや毒気から逃れるべく自ら身を隠した地。
門外の地なれどこの地の成り立ちを忘れてはならぬ!
チルナノーグは島じゃ。
この島の中にも様々な謎多き輩が蔓延っておる。
神と呼ばれる力を持つ我らとてこの島の中でさえもひっそりと隠遁していた。
お主は誠に不可思議な力を多く持つ稀なる存在じゃが悠久の旅の中で己自身を封印し隠遁させてしまっている。
だがじゃ、目覚めた。
目覚めたにはその封印を解く理由が生じた訳じゃろう。
さすれば本来の力を取り戻し、付き従うもの、守るべきもの等のために全力を傾けるべきじゃろう。
お主の側にはモリガン、いや、ちるなが居る。
わしも蘇りを行えた。
地固めとこの地の状況把握とその対応を早急に行うのじゃ。
お主の覚醒を既に知っておる輩も居るようじゃ。
急ぐのじゃ!
外敵となり得る輩の情報を集め先手の戦略打たねば守りだけでは何れ滅びる。
ここにダーナ神族が調べたチルナノーグの地図がある。
密偵を放ち動向を探るのじゃ。
良いかな。
ケルノンクスの見解は至極当然。
守るだけでは様々な外圧に耐えられなくなる。
超人的な個体の力は際立つがそれは稀なる存在となる。
一族郎党の大方は攻められれば傷を覆い死滅する。
外圧の力を知れば対抗手段も整えられる。
今般の作戦会議には新たな要素についても協議しよう。
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