第61話 いよいよです

 そこは円筒形の透明カプセルが立ち並びショッカーのアジトにある研究室の様な機械類に囲まれた大きな部屋だった。

 ハロゲンランプがチロチロと明滅し大きなレバーが幾つも機械から飛び出している。

 重低音のモータ音が低く唸っている。

 部屋全体が赤やオレンジや青と様々に映り行く。

 なんか懐かしい!


 勿論そこに現れたのは長めの白衣を来た白髪の博士。


「これはこれは総統閣下お待ちしておりました」

「我がドクターヘルシングの怪人ラボにようこそ〜ようこそ〜」

 〈ヒッヒヒヒヒ〜〉


「ではご指示を受けたまりましょうぞ」

「お目当ての怪人の特徴を3つ下され」


 そうかこれが秘密基地の能力で発現した世界なのか!

 だから怪人ラボ。

 ク〜痺れる!


 じゃね、特徴3つね。

 先ずは昆虫の蜘蛛の能力の千倍の能力を備える。

 恐ろしき繁殖能力。

 そしてアジアン美人。


 王道の怪人はやはり蜘蛛女ね!


「なんとなんとなななんと!斬新な発想!感服つかまっりましたぞ」

「早速研究に入りまする」

 〈ヒッヒヒヒヒ〜〉


「でドクターヘルシング、出口はどこだい?」


「何を仰いまする、この部屋には出口というか、扉はありません」※キッカリ


 〈エエエエエエエエエエ〉

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る