第88話 日常に現実世界に戻る。
あの世界を理想郷にする事。声には出さないけどその先に睨んでいる目標もある。
〜○〜
実際夢と現実の世界との往き来にはある方法がある。
この方法はまたいつか後述するとして。
先を続けると。
夢世界と現実をそれぞれに生き抜けるなら人生が二倍になる。
単純にかなりお得。
目が醒めるといつもの面白くない方の日常の始まりか〜。
普通に早く夜になって夢に入って皆んなに会いたい。
夢の世界は超忙しい、全ては僕の手腕に掛かっている。
現実世界でも夢世界で活用できる知識や考えは貪欲に吸収する事にしている。
少し前まではつまらない日常だけだったけど今は確固たる目的意識がある。
会社、仕事その中に意味合いを探せとか、生き甲斐は?とか範疇はんちゅうが狭過ぎる。
夢の世界の無尽蔵な世界観は比較にならない。
老いると呆けて現実も夢世界となる様相だけどそれと今のこの状況は違う。
ある意味僕は手に入れた、いや思い出した。
人の生きるを大きく変えてしまう理を夢の中の記憶の扉を開ける術。
いいやこんな薄っぺらな話はどうでもいい。
もっと深層を知覚しているこの僕という存在。
普通に生きるに埋没させて何かから逃げていた自分。
でも ちるな の献身でまた覚醒する事に決めた。
今なら分かる。
現実世界で誰もが追い求める欲得に全く興味がなかった理由が。
人が囚われる煩悩に塗れる事を軽蔑する気持ちが自然に真ん中にあるのは、途方も無い面白みを知っていたからなんだろう。
今途方も無い面白みと白けた現在を渡り歩く事を復活させた僕にはもう白けた日常は無い。
面白みの中で生きて行く。
生きるという事すらも別の解釈が存在している事も知っている自分を感じる。
全ての記憶を元に戻せたら …世界を凌駕する空前絶後のミラクルジャンプは 令和 の世を自由自在に一切合切ひっくるめて跳ぶ‼︎… 事が出来る事になるだろう。
でも満載の楽しみよりも兎に角気になるのはあの仲間たちの事。
もう放って置けない大事な仲間になって来ている。
信を何処まで預ける事が出来るか暗中模索の現実世界。
心音で響く心の音色が奏で合う夢の世界。
現実世界と夢世界の大きな落差を往き来すると大事なものがよ〜く自覚できる様になって来る。
VR が取り沙汰されるようになってきた世の中。
本当は朧気ながら他のみんなも気付いて居るんじゃないかな。
VR の先にある精神世界への回帰。
日本は大昔それを確立させ、今日どんどん劣化させて来た。
そうこう思考していると通勤電車が博多駅に着く。
さ、会社会社、お仕事お仕事。
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