第76話 シャングリ・ラ。
いよいよ、尊き御方が登場できる所まで話が進みました。ワクワク(=^..^=)ミャー
〜○〜
妖怪族を磐石とする陣容案は全員一致採択された。
小豆公望はもう一つの大きな作戦を発表する。
それは樹海真ん中に位置するシャングリ・ラを目指す探検隊の編成。
ゆうやは回想する。
樹海の入口で新月、SUPER MOONの巨大な月輪を背中に受けながら遠望したシャングリ・ラ。
シャングリ・ラは月光でエメラルドグリーンに映し出される果てなく続きそうな樹海の海原のずっとずっと彼方に森の海原の果て夜空と交わる境界線辺りに〈ピカッピカッ〉と明滅する雷光を纏う剣のようにそそり立つ山脈の向こうにあると説明を受けた。
妖怪族も樹海の東西南北に里を配するが中央には入り込んだ事はない。
妖怪の本能が近寄り難い禁忌の場所であると警鐘するのもあるが物理的な障壁もある。
それはに〈ピカッピカッ〉と明滅する雷光を纏う剣のようにそそり立つ山脈。
山脈の周りは年中激しい砂嵐に覆われその先の剣の山脈まで辿り着けない。
その先を探検しようなど先ず思わない絶対不可侵の領域。
探検隊は苦難の道のりである事は覚悟しなけれなならない。
空気が少し重くなる。
小豆公望が招く様に紹介する。
その探検隊を指揮頂くのは内侍のちるな様です。
オブザーバー席のちるな、ドルイドマスター 森羅万象、地獄の執政官 夢魔公爵ギヒノム卿、
自分自身怪異エインセル、風魔小太郎が立ち上がる。
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