第10話 ここからが本題じゃ。
ケルノンクスの居場所に戻った。
まだ、あの惨劇が目に焼き付いている。
〜○〜
現世の惨劇の元凶は、とある一神教教徒が目覚めさせた。
全てを異端視するが故に太古に眠りについた邪神族を暴き出し攻撃し目覚めさせた。
最大の邪神にも手を出した。
その名は、クトゥルー。
この世に混沌を持たらすもの。
余りにも異質、理解の余地無き破壊者。
一神教教徒等は、神のお導き引きだ、どうのこうの理由をつけて掘り返してはいけない封印をわざわざ探し出し解いてしまう。
オー神よ助け給えと、言うならば、封印を解くな!メぇヘヘ
〈元を正せば。。〉
ケルト人の衰退を消滅せぬまでに守ってやらなかった我等にも後悔がある。
今でもケルト人のアホさは、可愛くもありダーナ神族の中には手を貸そうとする輩の数は絶えない。
惨劇の場に現れたク・フリンは、ケルト人を人の子等と同一視する人寄りの心が強い神であり、クトゥルー神討伐に名乗りを上げた。
ダーナ神族の自由模倣なカオスが悪い方に出てしまった。メぇヘヘ〟
不憫な話じゃ。
〈そこで決めた!ダーナ神族始まって依頼の総意〉
蔓延る一神教教徒は、どうしようもない。
ダーナ神族としては、常若の国で安穏と悠久を過ごせるが、貴殿も目撃したク・フリンの暴走もわざわざ危うきに飛び込む輩と目を瞑るには、神族同胞の不憫を見るには忍びない。
このまま放置すると、一神教教徒は滅びるだろうが人の子等も消え去る。
だから介入するか?
いいや、これでも傍観をする事は出来る。
ただ、古きものという相手が厄介なのじゃ。
貴殿の足に付いて来ておるそのアーリンの眼じゃ。
そいつは、クトゥルー神の眷族。
クトゥルー神は無慈悲な破壊者。
常若の国も既に侵略され切り取られている!
我等、ダーナ神族も実は危機なのじゃ。メぇヘヘ 〟
# ね、分かったけど…。
このアーリンとかは、排除した方がイイんじゃないかな〜
ずっと足にへばり付いているんだけど。。。#
「流石じゃ、よくイイ所に気が付いたの〜
もうちょい待つのじゃ、忘れてはいない。 メぇヘヘ」
# いや〜気が付くも何も、足に気持ち悪い羽根の生えた目玉がしがみついてるのは、気付くでしょう流石にしかし#
「さて、貴殿の話をしようかの〜」
〜○〜
大方の背景は分かった。
僕自身の話?
僕も関係者なのか?
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