第5話 決勝トーナメント第二試合!開始!


 「オーホッホ」高笑いがこだまする。

幼顔。ツインテールに折り目正しいスカート。ニーハイ。ヒラヒラとした衣装になぜか腹が立つ。

「何が可笑しいんだよコノ卑怯物が!!!!

お前みたいな女!ウチの嫌いなタイプだ」

「失礼ですわね。何も卑怯な事などしていなくってよ。余りに実力差に開きがなければ

まずそんなことはしませんわ。

わたくしだって貴女みたいな野蛮猿はお気に召さなくってよ」


《オーッとコレはどうした事だ。両選手ダイスが振られる前から一触即発といった態度》


そう… 決勝トーナメント場所はダイスで公平に定める。六面体の内、三面をそれぞれの

持ち駒として保有し、3回ふられる。

出た面が多い保有者がアウェイかホームで

対戦場所=VR空間を指定することができる。

さて…どうなる。


≪さぁ・・・それではいよいよ決勝トーナメント場所を決定する時がやってきました!!!!

それでは振ってもらいましょう。せーのッ≫


 ―賽は投げられた―


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