第16話 きみのこどう

キミの鼓動

聴きわけられるほどの ぼくじゃない

感じられるほどには なりたいけれど

隣に立てない ことを許して


キミの想い

忘れたくはないけど このままじゃ

あした歩けるぼくが そこにはいない

こころのありかは わからないまま


夢追い続けた あの頃のキミ

瞳のおくに 強さをうつし

ふりかえりもせず 歩き続けた

そんなせなかに 憧れたんだ


すきだったのかな


夢追い続ける これからのキミ

応援してる はるかなさきも

たがいの未来は べつべつだけど

めざした場所も もうちがうけど


すきだったんだよ


キミの鼓動

聴きわけられるひとは ぼくじゃない

ぬくもりえられるのも ぼくじゃない

隣に立てない それが寂しい


ぼくの想い

忘れたくはないから 閉じこめた

あした歩き始める 自分のため

あらたなぬくもり 見つけるため


だから前をむく 空を見あげる

きみの鼓動を 追いかけない

たった それだけのために

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