第17話 こころのかけらのどこかで

止まない雨はないというあなた

その先に広がるのは

晴れ渡る青い空なのかな


明けない夜はないというキミ

目覚めた時に届くのは

オレンジの温もりなのかな


誰もが紡ぐ

決められた答え

それが幸せと同じに見えなくて


降り続く雨の中この手を伸ばし

闇の世界を見えないまま揺蕩たゆた

そんな世界は苦しすぎて


差しのべられた手も

過ぎゆく時間も

いま見つめることができなくて


そんな世界に希望はあるの

囚われた闇に光は届くの

壊れたこころに救いはあるの


希望は暖かで

光は優しくて

それを信じてもいいの

こころのかけらのどこかで

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