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第15話 つづくひとひら
壊れかけのこころが紡ぎだす、歪んだ世界
美しいことのはが、ひとひら舞いおどる
そのことのはは、時に刹那（せつな）く
そのひとひらは、刻（とき）に哀しく
今までの出逢いを 否定するものじゃない
今からの出逢いを 拒絶するものでもない
ただ優しく そこで綴りたいだけ
壊れかけのこころが叫びだす、静かな世界
麗しいことのはが、ひとひら舞いおちる
そのことのはは、時に重たく
そのひとひらは、刻に暖かい
今までの記憶を 破壊するものじゃない
今からの記憶を 創造するものでもない
ただ負けずに そこで紡ぎたいだけ
そんな小さな望みさえ
偶然だけが重なり合い
それがぼくは許せない
もっと大きな夢でさえ
必然だけにたよれない
それがぼくの弱さだろう
その、ことのはは
ひとひら舞いつづけるばかり
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