第8話 そらのむこうに

きみは見たことがないという

虹の麓のその先を

果てしなく続く

蒼天の世界

そこにあるのは

永遠とわの幸せか 刹那せつなの静寂か


きみは触れたことがないという

空の彼方のその向こう

無限に拡がる

平行の世界

そこにあるのは

いにしえの記憶か 永久とこしえの残像か


きみは感じたことがないという

海の深さのその深淵

すべてをのみ込む

連鎖の世界

そこにあるのは

あおからの誕生か 漆黒くろへの回帰か


ぼくらは その大きな未知

どこまでを知り なにを知らずに生きるのか


きみらは その遙かな未来

手を伸ばしてみないか

触れて感じて みたいと思わないか


ぼくの心を溢れる想い

きみのこころに届けと歌おう

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る