心から良い作品に出会えたと思った。他者からの承認欲求、自分はもっとできるはずだ、という自尊心、自信。それらがバンクシーという「名声ある絵画」と絡まり、反抗に心を燃やしていた画塾の主人公が、本当に素晴らしい作品とは何なのかを追求していく。初めのバンクシーの作品を模写するところから始まって、最後主人公が今度は画塾の講師になっているというのがなんとも素晴らしいな、と思いました。彼が、生徒たちにこれからも自分の感じた経験を語っていくのだと思います。ぜひ、一読をお勧めします。
バンクシーと言えば、つい最近もロンドンの地下鉄に出ましたね。すぐ消されたみたいですけど。 アート、といいますか、絵自体は大変好みですが、敢えて公共の場でする意味があるのか、自分にはちょっと理解できませんね。