シュレディンガーの水鏡

言葉は心を映す鏡。


 さぁ、、畔にある湖に赴こう。


 水面に映る私は誰であろうか。どんな表情をしているだろうか。


 ああ、そうか。


 これは過去の自分だ。

 そう。それは心を映し出す鏡。

 心象世界を映し出す魔法の鏡。


 言葉という水鏡に映る私は過去の自分と対峙する。

 その水面は自己の過去と現在、そして、未来を紡ぐ。


 今、水面にはどんな自分が見えるだろうか。

 今日はどんな自分がいるだろうか。


 全ては、覗くまで分からぬシュレディンガーの水鏡。

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