第24話



 久しぶりの六千文字越えでございます。

 そして……申し訳ない! 今、文字通りこの前書きを書いている現在、ようやく本来の投稿日が昨日であることに気がつきました申し訳ない!!


 はい、寝落ちでもなんでもなく昨日は純粋な忘れでございます……本当にごめんなさい。以後気をつけます……。


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 初戦は個人的には納得いかないものではあったものの、それ以降の戦闘はルリが参戦したのもあって非常にスムーズだ。


 というよりも、最初に出会った魔物が悪かったと言えるだろう。イノシシの魔物、『ブルボア』というそいつはこの第二層では出会いにくい魔物で、同時に一番タフである。

 一発目からそれなので、この層の他の魔物との戦闘がスムーズに感じるのはその差なのかもしれない。


 正直体の大きさが違うだけでこうも変わるものかと驚いている。極論、例えばドラゴンを相手にした場合は相手を殺すのに必要な手数も必然多くなるだろう。


 武器の大きさという点で、俺が扱える武器ではどう頑張っても一メートル程度しか傷を作れないのだ。体の大きさが大きくなればなるほど、それはかすり傷程になってしまう。


 ……それはともかく。


 第二層で最も大きい魔物はブルボアで縦横高さ共に三メートル以上あったが、それ以外の魔物も決して小さい訳では無い。



 ───例えば、と俺は正面からの攻撃を紙一重で回避した。



 手に持っている武器は粗悪な斧。死亡した探索者から拾ったのか、それとも出現した時から持っているのかまでは分からないが、そいつは恵まれた体格を活かして両手用の斧を片手で軽く使いこなしている。

 斬れ味自体はさほど無さそうだが、リーチも威力もバカにならない。


 その魔物───[鑑定]を使うまでもなくわかっていたそいつの名は『オーク』。


 ゴブリン、スライムなどのような定番モンスターのうちの一体と数えてもいいだろうそいつは、見た目もそのまま太った巨人だ。


 巨人とは言っても、身長は二メートル後半程度で、先の三メートルを超えるブルボアと比べると小柄に見える。

 しかし、目の前に立たれた威圧感は半端ではない。当たり前だ。三メートル弱もあれば、俺が腕を限界まで伸ばしたところで頭に手が届かないほどの高さだ。


 そんな存在と一対一で対峙している……訳ではなく、正確には二対一である。

 しかし、俺とルリでオーク一体をなんてこともなく、俺一人でオーク二体をさばいているところだ。


 正直言って辛い。片方は斧、片方は剣を持っているのだが、上手い具合に前後を取ってくるのだ。豚みたいな顔のくせにずるがしこく、片方が常に俺の背後を取ってくるせいで先程から回避が僅かに遅れて髪の毛を数本刈り取られている。


 ゴブリン達を相手にする場合は簡単に急所をついて殺せるのであまり数の差を感じないのだが、オークは違うのだ。

 腹や脚は脂肪で厚くガードされておりほぼほぼ効かず、首はその長身故に攻撃が届かない。


 見た目は太っているが、動きが鈍いという訳では無い。むしろその種族的な特徴のある体を支えるために脚は発達していて、それ以外の筋力も俺と比べるまでもない程に圧倒的だろう。


 勝っているとすればこちらの方が小柄で小回りが利くことぐらい……その有利な点も、向こうの大柄かつ厚い脂肪という点で相殺されてしまっているが。


 そう思っていれば、目の前のオークは知性的な瞳で視線を動かす。どうやら背後のオークと目線を合わせている様子で、俺はヤバいと思った。

 次の瞬間には、予想通り二体の攻撃が前後から同時に迫ってくる。


 斧は縦に、剣は横に。この時点で回避方法が制限されてしまっており、仕方なく斜め前へと前転して攻撃を躱した。

 背後を剣が、真横を斧が攻撃する。そんな中で起き上がった俺の視界に映るのは、目の前まで迫ったオークの太い脚。


 俺の回避方向を読んで、斧にあまり力を入れなかったのか。それならば踏ん張ることなくすぐに脚を振るえるだろうし、逆に言えば俺の行動はやはり誘導されたものだったというわけだ。


 素直に感心してしまう。オークにはそれほどの知性があるのと驚かされる。特に実際に戦っていると、尚更。

 

 「『風槌エア・ハンマー』」


 だが、誘導されていることに事前に気がついていればそれに対して対策を打つことも出来る。今回でいえばこのように回避中に予め魔法を練っておいたり。


 オークを支える左脚。そこに向けて風の槌───個体空気による衝撃を与えれば、オークはグラッと揺れ体勢を崩す。

 俺を狙うはずだった蹴りは頭上を通り過ぎていき、慌てて体勢を立て直そうとしたオークに向けて一気に肉薄する。


 足をかけるのに丁度良く曲げられたオークの膝を使って、超至近距離からの跳躍。


 目前に現れた俺にオークが反応するより先に、剣を首に突き刺す。


 首元すらも分厚い脂肪に覆われているが、流石に他ほどでは無い。

 抵抗するように振るわれたオークの腕を、こちらはオークの体を蹴って後ろに飛ぶことで回避すれば丁度反対側のオークに接近できる。


 空中で視線が合う。向かってくる俺を迎撃しようと剣が振るわれるが、俺はその場で器用に身を捻ってギリギリで回避し、その捻りを利用してオークの頭に右足で蹴りを入れる。

 肉体スペックに差はあれど、70キロ近い体の重みと捻りを加えた俺の蹴りは強烈なはずだ。特にそれが頭となれば、如何に強靭な肉体を持つオークと言えどもそれなりに効く。


 本当なら顎を狙いたかったが、頭部でも問題ないはず。オークは脳震盪でも起こしたかのようにフラフラとし、その間に俺は地面へと着地し体勢を整える。


 「……まだダメか」


 そこで改めて確認すれば、最初に首を刺したオークは血を流しながらも闘志を衰えさせていない。急所とは言ってもどうやら先程の傷では致命傷には届かなかった様子で、あの分では出血死も望めないだろう。


 オークとの戦闘は四度目だが、いずれも一対一か、ルリも交えての戦闘だった。それが数的不利になった瞬間これである。


 ブルボア以外の魔物は比較的スムーズと言っていたが、前言撤回だ。やはり巨体かつ数が多いのが一番時間かかる。


 オークと言えば鎧袖一触、剣の一振で倒せるような雑魚敵というイメージがあったがとんでもない。

 一撃必殺の攻撃を持ち、かつ鎧を着込んだ巨人。剣での攻撃に限度があるのは仕方ないだろう。


 仕方ないが、まずは現状を打破するために攻撃を続けるしかない。


 今度は位置が変わったのを利用して、背後を取られないようにしつつオークの攻撃を回避していく。二体同時とはいえ、どちらも正面に居るのならそう対処は難しくない。

 ヒットアンドアウェイを心がけ、前に出てきたオークに攻撃をして直ぐに離れれば背後を取られることなく運べる。


 あまり効かないとは思うが、痛覚があるのなら体への攻撃も無意味じゃない。それに攻撃を続けていれば出血も多くなる。


 魔物も生物なら、出血はジワジワと体を回る毒と同じなのではないだろうか。


 オークの動きは段々と単調に、そして正確さを欠いていく。こちらは別に焦る必要などないため回避の精度が落ちることはなく、オークは焦りや苛立ちから思考を単調化させて行っているのだろう。


 このまま続けばジリ貧なのは向こう側。隙を見せれば俺は何時でもオークの首を刺しに行く準備が出来ていて、そうでなくとも片方は既に喉を負傷している状態だ。


 今までで一番力強く振り下ろされた斧を、半身を引くだけでやり過ごす。

 脚は踏ん張っていてすぐには動かせず、剣を持ったオークの攻撃までには数秒ほどの時間がある。

 その時間があれば、目の前のオークに二度目の肉薄を仕掛けることも出来る。


 振り下ろされた斧が硬質な床を叩いて跳ね返り、それを引き戻すための隙で俺は跳躍しオークの首を射程圏内に収めた。


 「っ……!」


 息を一吐きし、先の傷に重なるようにして剣を先程よりも深く突き刺す。

 一度傷つけられていたそこは最初よりも簡単に奥へと進み、しかし今度は剣が根元まで入る勢いで。


 ───オークの分厚い首を貫いたような感触がした。


 次の瞬間物凄い勢いで迫ってきた掴みを、剣をその場に残して回避する。オークは首を刺し貫かれた痛みに悶絶しているように見え、そのまま剣を乱暴に引き抜くが、そちらの方が悪い。


 剣を抜くと同時に、その穴からドバドバと溢れる血液。辛うじて栓の役割を剣が担っていたのだが……俺もそんなことまで咄嗟に考えが回るとは思わない。痛みの方が大きいだろう。


 果たして正面からの突きで頸動脈を傷付けられたかどうかまでは判断が出来ないが、十分な量だ。出血死か、もしかしたら窒息死も狙えるかもしれない。


 最早戦闘どころでは無くなったそのオークを庇うように、剣を持ったもう一体のオークが正面へと来る。俺の剣は……運が悪いことにオーク達の向こう側だ。

 だが、大した問題ではない。戦闘を終わらせるまでの工程が少し長引いただけのこと。


 無手となり、肉体スペックの異なる相手と一対一の状況とはいえ、有利なのはこちら。

 無傷かつ冷静さも失っていないのに対し、向こうは仲間を無力化され、自身も身体中に血が滲んでいるような状態だ。


 素早く通路の脇を通り抜けるのも簡単で、辛うじてのオークの攻撃を避けて、転がった自身の剣を拾う。


 振り返ればオークが必死の形相で俺へと迫ろうとしているの分かるが、一対一になった時点で勝利への道筋は既に描き切っている。

 元々一対一は経験済みで、その時は苦戦もしなかった。



 苦戦していたのは、数で不利だったから。それが無くなればもう終わり。



 こちらから一気に近づいて相手の射程内、そして間合いの内側に入り込んでしまう。素早さという点ではまだこちらの方が勝っており、今更剣を振るったとしても当たらない。


 今までは常に二体の攻撃に備えていたため長時間肉薄することは出来なかったが、一体が戦力外になったのならばその制限からも解放される。


 膝を斬りつけ、そのまま背後へと抜ける。オークが振り向く前に一気に背をかけ登り、心臓があると思われる位置に剣を突き刺す。

 とはいえ、オークのたっぷりと脂肪の付いた体では心臓まで剣が届くことは無い。なのでその剣を引き抜いて今度は頭上に跳躍。


 オークの腕が先程剣を刺した部分に向かうが、同時に俺はオークの右肩へと降り立ち、その位置から首に剣を押し込んだ。


 今度は正面からでなく、側面。オークが声にならない悲鳴をあげ抵抗してくるので、再度跳躍して今度は左肩。

 反対側からも首を突き刺して、確実に出血を招く。


 先のオークよりも明らかに多い出血量に、オークが俺への抵抗よりも先に喉を抑え、苦しむ。

 痛みか、窒息か。息を吸うことすら許さないそれを前にして俺は、悠々と床に降り立つ。


 いつの間にか一体目のオークは倒れており、そしてそれから程なくして二体目のオークもその場に崩れ落ちる。


 「……ふぅ」


 絶命した……そう判断して肩の力が抜けてしまうのは、今回は仕方ないと思おう。

 決して余裕とは言えない戦闘だったのだ。結果として無傷で終わらせられたが、ファンタジー定番モンスターのオークにこうも苦戦させられるとは……自分もまだまだだと痛感してしまう。


 ゴブリンよりも圧倒的に強い。特に、連携の取れた動きは厄介だ。

 魔力を惜しまず、魔法でサッサと倒してしまった方がいいのかもしれない。何だかんだリスクのある戦いをしているのは確かなのだ。


 ベッタリとこびり付いた血を剣から洗い落とし、鞘へとしまいながら振り返る。オークの魔石は取りたいが、それよりルリの方がどうなったのか気になるため、そちらを先に確認しておきたい。


 「初めて別々に戦ったからな……」


 今まで一緒に戦ったり、もしくは片方だけが戦ったりというのはあったが、少し分かれて戦うことは無かった。

 しかし今回は、その分かれて戦うということを実践せざるを得ない事情があったためにこうなっている───少し戻った先、通路の曲がり角を曲がれば、そこにルリは立っていた。


 その足元の死体を見て戦闘が終わっていることを把握する。


 「ルリ」

 「……ぁ、トウヤ。終わった……?」

 「お陰でどうにかな」


 近づきながら視線を走らせる。周りにはのオークが、まるで一振で殺されたように目立った外傷もなくうつ伏せで倒れている。

 血溜まりから察するに、体の前面に大きな傷があるはずだ。


 「そっちは……余裕だったみたいだな」

 「……ん」

 

 今更聞くまでもなく、ルリの戦闘力に圧倒される。こちらが二体を相手に苦戦していたのに対し、ルリは五体をほぼ一振か……淡々と剣を振るう姿が想像出来てしまう。


 ちなみに、分かれて戦う必要があった理由としては、このオークの数だ。ようはオークの群れに遭遇してしまったというわけである。


 身長一メートル前後ほどの小柄なゴブリンとは違い、オークは三メートルにすら届きそうな巨体だ。脂肪が付いているという言葉からもわかる通り、体格も力士と表現して差し支えないほどに良く、三体横に並べば通路を通り抜けることすら叶わない。


 そんな存在が七体も居たのだ。この限られた空間の中で七体も同時に相手をするのは厳しいと判断し、またルリとの戦力差から、俺は情けないことに二体だけ引き連れ少し離れて戦っていたのだが……。


 この分では剣を振るうスペースさえあればルリにとっては問題なかったのだろう。


 ルリの横を通り過ぎて、オークの魔石を回収していく。ゴブリンよりも二回り以上巨大だが、その分歪な形だ。

 今回は予め探索者ギルドで用意しておいた魔石収納用の袋にそれらを入れて、立ち上がる。


 「……そういえば、そっちは、どう、だった?」

 「戦闘についてか? 恥ずかしながら、二体だけでも正直言って余裕とは言えないものだったよ。多分、少しこの階層で慣れる必要があると思う」

 

 下から見上げてくるルリは、どうやら心配してくれていたらしい。肩を軽く竦めて変に強がったりせず素直に告げれば、ルリはその小さな体を精一杯に背伸びして、俺に腕を伸ばす。


 俺にというか、俺の頭に……うん?


 何故かルリは、俺の頭に手を伸ばし、まるで姉が弟を慰めるように、偉い偉いと褒めるように、優しく撫でてきた。


 「えっと……ルリ? これはどういう意図で……?」

 「……トウヤ、頑張った、から、労い……? オーク、強かった、でしょ?」

 

 どうやらルリなりの労い方法らしい。が、見た目小学生の幼女に背伸びされて頭を撫でられるのはこれまた居た堪れない。非常に恥ずかしいし、なんなら距離が近い。


 でもルリが心からそうしてくれてると思うと、やめてくれと告げるのも憚られる。

 それに、可愛いと言えば可愛い。わざわざ『よしよし』と口に出している辺りが特に。


 この殺伐とした迷宮内でこんなに癒されることも中々ないだろうし、ならまぁ……良いか。


 労われているのはこっちなので、感謝すべきはこっちの方でもあるし。


 「……大丈夫、トウヤは、強いから……きっと、直ぐに慣れる」

 「ん、そうやって言ってくれるのは有難い。ルリは、優しいな」

 「……そう?」

 

 心からそう思っている。セクハラ紛いのことをしてしまっても許してくれるし、文句も言わず着いてきてくれるし……様々なところで気遣ってくれるし。

 そしてこんな風に、たまに歳上のように寛容で優しい部分を見せてくるのだ。


 ルリは自覚がないのか、最初は不思議そうに首を傾げ、すぐに首を振った。


 「……多分、こんな風に、するの……トウヤだけ、だから……」

 

 ……困惑から、思わず後頭部へと手を伸ばす。そんな、特別扱いされていることを本人の口から語られるというのは何とも言えない感覚が襲ってきて、少しだけ視線を合わせにくい。

 戦闘の後の癒しとはいえ、これは過剰だ。俺の許容量を超えてしまっている。


 ルリにそこまで好かれているとは思わなかった……なんていうのは、口が裂けても言えない。今までの様子から信頼してもらえているのは十分こちらも理解してきたつもりだし、じゃなかったら一緒の部屋で寝たりもしない。

 だから、意外と言うほどでもない……だがそれでも、そんな恥ずかしそうにしながら、こちらをチラチラと上目遣いで見るような仕草で言われれば……胸を締め付けられるような感覚が芽生えてしまう。


 「───それ、凄く嬉しいけど、勘違いを招くかもしれないからな」

 「……ん……分かってる」

 

 どうやら分かってる上で言っているらしい……俺はそっと視線を外して、通路の奥へと歩き出した。


 これは、多分あれだ、自爆してしまうタイプだ。喋れば喋るほど、ただこちらが悶え死ぬような状況になっていってしまうという。

 これ以上の話し合いは俺には厳しい。ルリを相手にすると、俺も一種のコミュ障のようになってしまっているような気がしてならないのだ。


 得意にしているポーカーフェイス───表情作りも上手くできているかわからない。


 ただ一つ言えるのは、たとえ表情を上手く隠していたとしても、今の俺の行動は明らかに照れだと理解出来てしまうだろう。



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 えっと、また戦闘回になってしまいましたが、大丈夫。次からはちゃんと進みます。

 本当はサクッとオークを倒すつもりが、予想以上に苦戦してしまいました。主人公最強とはこれ如何に……。


 でも刀哉は無傷ですし、回避などは安定していたり動きもキレがあったりということで、刀哉が弱いと言うよりは、魔物の生物的な強さの方を強調して描写出来たかなと思います。

 個人的には爽快感ある戦闘も好きですが、こういう粘り強いものも中々好みです。

 

 そしてルリもね、可愛く書けていたらと思います。ついでにもどかしさも与えられていたらと……!

 恋愛はあまり得意ではありませんが、それでも好きな物は書きたいので( ̄▽ ̄;)刀哉とルリの絡みが好きなのでことある事に入れていきたいスタイル。


 さて、次回は明後日辺り。よろしくお願いします。

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