第15話 ガラスペン

 最初に万年筆の話をしたと思いますが、文房具屋さんを見て回るのが好きです。最近は遠出もできないし必要最低限の買い出しにしか行けなくて、いろいろと不便なこともあったり、ほしいものはインターネットで買うようにとなってしまっているけれど。私はお店を見て回って、陳列されている商品を見るのが好きです。たぶん、文房具に限らず。


 私は職場の近くに文房具屋さんがあるので、仕事終わりとかにちょこっと見たりするのですが。そこでガラスペンを見かけて。ガラスペンって使い方とかよくわかってないけど、あれめちゃくちゃキレイですよね。

 ペン先にインクをつけて書くようです。ガラス職人さんとかが作ってるから装飾とかすっごく細かいし、種類も孔雀とかありました。いやしかし、あれ筆圧濃くてめいっぱい握りしめる私なんか手にしたらへし折ってしまうのでは……? とか思って眺めるだけにしてます。


 ガラスペンのペン先にインクつけたらすっごく映えますね。ガラスも幻想的だし絶対キレイに決まってる。それでいてどんなインク入れようかなとか考えたらもう楽しみが膨らみますよね。


 ここで万年筆の枕草子写経の進捗を書くのも、と思ったけどインクとガラスペンいいよねって書いたら書くこと尽きたので枕草子の話でも。

 枕草子ですが、五十段まで写経しました。ロルバーンは二冊目です。意外と続けられてて地味にうれしい。スクワットもちゃんと45回できてます。頑張ってる。だけど続けることが大切だし、そこから少しずつ成長とかが見えてくる、と信じたいので、続いてることを楽しくこれからもできたらいいです。


 四十段あたりうつしてて、有名な花の話がありました。あーこれ読んだことあるわってやつ。

 枕草子って冷静に考えたらすごいんだよなあ……あれは好き、これも好き、ああいうのはよくないとか、そういう好きとか好ましくないとかをいっぱい詰め込んで、それで三百段以上書き上げたというのが。歴史のものって写真や映像があった時代ではないから、自分の目で見聞きしたもの以外は正直なんだって真偽はわからないかもしれないけど、でもあれが文書として存在しているのは事実だから、あれを残した人は本当にすごいと思うのです。文学的価値とかは語れないから、あんなにたくさん書き続けられることがすごいって話になりますが。


 それはそれとして歴史は好きです。特に世界史が。もっというと西欧史が。理由は簡単、中国の歴史は常用外の漢字が多すぎて覚えられなかったからです。

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