第3話

やぁ皆僕はチャンピオン!


皆からはチャンピオンて呼ばれてるよ


目下の目標は何かしらのチャンピオンになること


遅刻のチャンピオンは諦めたよ


遅刻は失礼な事だし大人になっても役に立ちそうにないからね


今日は授業を受けるよ


チャンピオン頭は良くないから必死だよ


高校2年生だしそろそろ進路を考えなさいって先生からも言われてる


前に出て問題を問いてって言われたよ、チャンピオンの~横の席!


チャンピオン焦ったよ、その問題はなんとか解けるよ、だから先生チャンピオンに解かせてよ


隣の席の子はうつむいてて話しを聞いてないよ


だからチャンピオンが解くよ


チャンピオンは筋骨隆々さ、だからグッと手を上げて大きくアピールするよ


何回も上げてたらやっと指名してくれたよ


チャンピオンは筋骨隆々さ、だからチョークも皆粉々さ


…………掴むチョークが全部粉々だよ……


…………先生ごめんよ、先生はチョークを取りに怒りながら教室を出ていったよ


隣の席の子もしれっと教室を出ていったよ


ちなみに問題は間違えてたよ、今は数学の時間だったみたい


チャンピオン教科書間違えてたよ


僕はチャンピオン!

目下の目標は学校のテストでチャンピオンになることさ





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る