第2話
やぁ皆僕の名前はチャンピオン!
皆からはチャンピオンて呼ばれてる
目下の目標は何かしらのチャンピオンになること
空き缶投げのチャンピオンは諦めたよ
空き缶は投げて捨てたらだめだよ、ちゃんと直接入れなきゃ誰かに当たっちゃうかもしれないからね
今日は学校に行くよ。チャンピオンは高校2年生なのさ
チャンピオンのモットーは一日一膳
学校に向かい歩いていると歩道橋の階段で大きな荷物を抱えて苦しそうなおばぁちゃんがいるよ
チャンピオンの身体は恵まれてるよ、筋骨隆々さ
だから大きな荷物もおばぁちゃんごと楽楽さ
途中、歩道橋の真ん中の手摺の上に乗って遊んでいる女の子がいたよ
おばぁちゃんが何か言ってるから知り合いかもと思って荷物と一緒に持ち上げたよ
チャンピオン筋骨隆々だから女の子が増えても軽々さ
歩道橋を渡り切るとおばぁちゃんと別れたよ、女の子はいつの間にかいなくなってた
きっと学校に向かったんだね
その後も、チャンピオンおばぁちゃんに歩調を合わせてたら遅刻してしまったよ
僕はチャンピオン!目下の目標は遅刻のチャンピオンになることさ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます