第6話 新たに芽生える恋
東京 雄一宅
明日香:「やっほー 雄一君きたよー」
雄一 :「お? 明日香か よく来たな」
明日香:「東京で泊まるところがないもん」
雄一 :「そうか。」
明日香:「まあまあ 飲もう飲もう せっかくだし」
雄一 :「そうだなあ」
数分後
雄一 :「あのさ ちょっと聞きたかったんだけど 雄二や美香を裏切った件 もういいのか?」
明日香:「ん? ああ だって雄一君もお父さんに脅されてたんでしょ。」
雄一 :「…」
明日香:「ねえ、聞かせてよ どんな弱みを持ってるの?」
雄一 :「え? なんでだ?」
明日香:「知りたいからよ 別に弱みを握ったりしないし 脅したりもしない 約束する」
雄一 :「でも。この話を聞いて お前が俺のことをまた嫌うかもしれないんだよ?」
明日香:「嫌わない約束する 誰にも言わない。」
雄一 :「そう…か。 じゃあ 教える」
雄一 :「俺の母親は死んだ。俺が生まれるときに。」
明日香:「え? お母さん居るじゃない」
雄一 :「あれは 雄二の母だ。 親父は俺の母親が死んだあと 再婚したんだ母親の妹と」
明日香:「そうだったの…」
雄一 :「だから親父は俺を恨んでいた 母を殺したと だから俺にはずっと
虐待をしてたんだ。 だから俺も親父を恨んでた。雄二の母は優しくしてくれた 俺の代わりに虐待を受けたこともあった。わが子のようにかわいがってくれた。
そして俺が高校に入ったころ 親父は後継者の話をし出した もちろん親父は後継者を雄二にきめた。そして俺を追い出した。そして高校を卒業し、上京した後 俺は一度親父を殺そうとした 調べ、裏のルートを使い、仲間を集めて親父の部屋へ攻めた。警備員を殺し、ボディーガードも殺したが 親父の手は薄くなかった。あっけなく親父の別のボディーガードにとらえられた。 親父は俺を犯罪者として警察に通報したんだ すると雄二の母が来て 親父にこう言った 俺を許せと 何度も言っていた 自分の身も預けた。 親父はそれで俺を許したんだ この情報は警察にも知れてないし 誰にも知れてない 親父と母と俺だけだ 雄二も知らない 俺を止めた別のボディーガードにも口止めした。 これをマスコミにばらせば 親父の虐待も 俺が人を殺したことも すべてばれて俺ら家族は終わりなんだ。 これが親父が持ってる俺の弱みさ。」
明日香:「そんなことが。つらかったんだね。」
雄一 :「つらくない。親父はあの後俺に絡んでこないし。」
明日香:「そっか 悲しい話をさせちゃったね まあそんなこと忘れてパーッとのもう」
雄二実家
雄二 :「ただいま」
恵梨香:「ただいま帰りました お義母さん」
雄二母:「あら おかえり雄二に恵梨香ちゃん。ご飯食べていったらどう?」
恵梨香:「そうします」
夜
恵梨香:「一つ聞きたいことがあるんですが。」
雄二 :「どうしたんですか」
恵梨香:「美香さんとは…どういう関係で?」
雄二 :「え?」
恵梨香:「ほら… さっき美香さんと二人きり話してたじゃないですか」
雄二 :「ただの…幼馴染だよ 変な関係じゃないから気にしないで」
恵梨香:「そうですか。 わかりました」
雄二母:「雄二、恵梨香ちゃん お父さんが呼んでるわ」
恵梨香:「わかりました お義母さん」
続く
番外編
5年前
恵梨香:「お見合い?」
恵梨香母:「ええ そうよ 雄二君と」
恵梨香:「そんな 無理だよおかあさん」
母 :「何言ってるの!? あなたに彼氏がいるわけでもないんだし 言ってみるだけ行きなさい」
恵梨香:「だから。」
母 :「まさか… いるのね 恋人が」
恵梨香:「うん。」
母 :「でも大丈夫でしょ お見合いに行ってらっしゃい」
恵梨香:「そんな」
母 :「3月6日よ わかった?」
恵梨香:「え! その日は」
母 :「約束してるの? 一回ぐらい破ったっていいわよ こっちを優先しなさい!」
恵梨香:「ごめん 3月6日いけない ほんとにごめん」
恵梨香の恋人:「は? 前から約束してたよね? ドタキャンとかマジ無理なんだけど わかれよ」
恵梨香:「そんな ちょっと待ってよ 話を聞いて」
恋人 :「無理 二度と連絡すんな」
恵梨香:「そんな」
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