第5話 二度目の再会
美香:「もしもし 由美? 仕事が落ち着いたから 長野帰ることにするわ」
由美:「おっけー」
長野 美香の実家
美香の母:「美香ー おかえりー 一年ぐらい帰ってきてないから心配したわよーー おいしいごはん用意したから 一緒に食べよ」
美香:「ありがとう お母さん」
母 :「そういえば 雄二君も帰ってきてるらしいわよ? よかったわねー」
美香:「え…」
美香の父:「おお 美香じゃないかー ひさしぶりだなあ」
美香:「ただいま お父さん」
父 :「相変わらず元気そうだなあ」
美香:「めっちゃ元気だよ 東京楽しいし、」
父 :「そうか」
母 :「まあまあ 美香も疲れてることだし 積もる話はあとでしましょう」
美香:「わかった ちょっと外出てくるね」
母 :「ええ 変わったところもあるわよ」
高校前
美香:「由美ー」
由美:「美香 おひさー」
美香:「元気だった?」
由美:「うん めっちゃ元気だよー そういえば 雄二君帰ってるんだってね? 二度目の運命の再会?」
美香:「あったらうれしい」
由美:「正直になったね―――」
美香:「そうなのかなあ?」
雄二実家
父 :「ついにお前たちも結婚かあ」
雄二 :「ああ」
恵梨香:「はい お義父さん」
母 :「ええ。 喜ばしいことだわ 一年前いろいろあったけど 順調でよかったわ」
父 :「そうだな。 せっかくだし2人で散歩でもしてきたらどうだ?」
恵梨香:「そうします」
雄二 :「あれが 僕の高校です」
恵梨香:「そうなんですか 雄二さんのような方ですと お友達もいて?」
雄二 :「はい… そうですね」
恵梨香:「そうなんですか」
由美 :「あれって… 雄二君?」
美香 :「え!?ほんとに?」
由美 :「雄二くーーん 久しぶりー」
雄二 :「あ、由美久しぶり 美香も…」
美香 :「うん。 ひさしぶり」
恵梨香:「お友達ですか?」
雄二 :「そうです高校時代の」
由美 :「まさか! 婚約者さん?」
恵梨香:「はい。はじめまして 小野瀬恵梨香です。よろしくお願いします」
由美 :「あ、伊古野由美です。でこっちが」
美香 :「高木美香です…」
由美 :「ついに結婚 ?」
雄二 :「ああ。 そうだ」
由美 :「おめでとう」
美香 :「おめでとう…」
雄二 :「そうだ 結婚式に招待しようと思うんだ。」
由美 :「え!? ほんとに?」
雄二 :「ああ。 明日香も呼んでおいてくれ」
由美 :「うんわかった」
雄二 :「それと 美香と二人きりで話せないかな?」
由美 :「! … おっけー ごゆっくりー」
恵梨香:「どうぞごゆっくり」
美香:「久しぶりだね雄二君」
雄二:「そうだな 美香」
美香:「結婚 おめでとう」
雄二:「… 本心?」
美香:「え!?」
雄二:「本当は嫌なんだろ 俺たちが結婚するのが」
美香:「わかってるなら… わかってるなら… 結婚しないで」
雄二:「そうだな。 でもこれが運命なんだ。 お前は俺よりいい人と結婚して 幸せな家庭を築くんだ。 そうすると俺のことも忘れることができるさ。」
美香:「… ばか… 雄二君のことなんか 忘れることないわよ。」
雄二:「そう。だな。」
続く
番外編
5年前 高校卒業式
美香 :「もう別れるんだね」
雄二 :「そうだな 大学まで一緒とはいかないもんな。」
由美 :「そうだね また大人になったら会えるよ 絶対」
明日香:「絶対ね」
美香 :「雄二君ちょっといい?」
雄二 :「ああ」
美香 :「雄二君… 最後かもしれないから言うね。」
雄二 :「ああ。」
美香 :「… 好き …」
雄二 :「え…」
美香 :「なんで そんなに驚くのよ ばか。」
雄二 :「そうか 俺も最後だから言うな。」
雄二 :「俺も……… 好きだ …」
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