地理データ 国
《※ アルタンの町から近い国々 ※》
【ボゥルタン王冠領】
・元ネタはボヘミア王冠領。ただし、二十世紀の王冠領ではなく、十三世紀ごろの縦長で地中海につながっている形に近い。
・北大陸が中世から脱却しつつあり、その政治的な役割がかなり薄れてきている。その為、ボヘミア連盟のような政治体制を構築しようとする動きもあるが、ゲラッシ伯爵領の扱いで足並みがそろわない。
・また、以前の遊牧民襲撃の際に、旧ゲラッシ伯爵領が突破口となった為、第二王国との関係が思わしくない。そして、王冠領の中にあって、第二王国との関係が深いゲラッシ伯爵領とも、あまり良好な関係を築けていない。
【ノドゥス・セクンドゥス王国 通称:第二王国】
・元ネタは神聖ローマ帝国だが、正確には前身たる聖ボゥルタン王国の方がそれに近い。帝位が空位で、二つの選帝侯家が主導権を握っているような形。また、ドイツの辺りは帝国領で、その分西に張り出している感じ。
・選帝侯が統治しているせいで、内部に政治的な対立が乱立している。両選帝侯派、旧王家派、新王国派、中立派等々……。また、王冠領との関係もあまり良くない。
・現代的には、チェコ南部、オーストリア、スロベニア、クロアチア、スロバキア、ハンガリーくらいの版図と位置関係。
・選帝侯家 ; ドゥーラ大公 ヴェルヴェルデ王 シカシカ大司教 ヴィラモラ辺境伯 ラクラ宮中伯 フィクリヤ公爵
【ネイデール帝国】
・元ネタはドイツ騎士国かプロイセン公国だが、宗教的ゴタゴタを書きたくないので、帝国という名の諸部族国家になった。
・位置的にはドイツの辺りだが、沿岸は基本的に他国領。デンマークを含む北部の辺りはクロージエン公国領、ベルギー、オランダを含む西部沿岸部はグレート・アイル連合王国領で、海に接していない国土。
・海がないのは、対遊牧民連合である周辺各国が、帝国に枷をはめる意味であえてそうした。ただし、そのせいで帝国は周辺各国に対して不信感を持ち、建国からすぐに周辺国との関係が悪化した。また、海を求めて周辺国に対する侵略の意思が強く、一時はナベニ共和国を併呑したが、反乱により失陥。いまも虎視眈々と沿岸地域の領土を欲している。
・北のジュラー大公領、東のハップス大公領、西のアンリ大公領、中央と南部の帝国直轄領の地域に分かれる。
【クロージエン公国群】
・元ネタはシュレージエン公国群。それ以上でもそれ以下でもない国。
・位置的にもポーランドの辺り。北方のアリア海に面する、琥珀が特産の国。公国を名乗るいくつもの国が生まれては、小競り合いを繰り返しては次々滅びていく国。
・隣国である【エスラトニア大公国】からトルバ海にまで続く、陸路及び水路をつなぐ交易路を【アンバー街道】という。【クロージエン公国】と【エスラトニア大公国】の特産である琥珀が、トルバ海を通じて南大陸に輸出されていく。
・公国群の国 : 【アグロッサ公国】 ・建物すべてが青く塗装されている、海沿いの町。 【キャス公国】 ・キャス銀貨の発行元。銀山を保有。公国群の中では比較的安定している。
《※ スティヴァーレ半島の国々 ※》
【ナベニポリス】
・ベルトルッチ平野東部の都市国。元ネタは最も高貴なる共和国ヴェネツィア(通称ベネツィア共和国)だが、ナベニポリス単体だと都市単体。海洋国家。神聖教の総本山たる【ポンパーニャ法国】から破門されている。
◇◆◇ナベニ共和圏の
【ウォロコ町】 ・ナベニ軍の根拠地となった古都市。ウォロコ大銀貨の発行元。
【マフリース町】 ・ナベニ共和圏北部の
【ジャケパーカ町】 ・マフリースの町の隣領。歴史だけは結構古いが、影響力はほとんどない。
【シヴァーナ村】 ・シヴァーナ大銅貨の発行元。
【ジェノヴィア共和国】
・ベルトルッチ平野西部の国。元ネタはジェノバ共和国。海洋国家。西部のパーリィ王国との境にあった交易都市ニスティスに、ニスティス大迷宮を抱え、そのせいでパーリィ方面との貿易に支障を来しているのが悩みの種。
【マグナム・ラキア同盟】
・スティヴァーレ半島南端の同盟。名前の由来は、イタリア南部とシチリア半島を示す、マグナ・グラエキア。なお、神聖教圏ではないが、神聖教も信仰されている。
【ポンパーニャ法国】
・スティヴァーレ半島中央西部の国。元ネタはヴァチカンというか教皇領というか……。ただし、作中の宗教上の諸問題がオリジナルの展開である為、かなり史実とは乖離している。
【ナルフィ王国】
・スティヴァーレ半島中央東部の国。元ネタは特になし。
《※ それ以外の北大陸国家 ※》
【パーリィ王国】
・元ネタはフランク王国というかフランスというか……。ジェノヴィア共和国との間にニスティス大迷宮がある。
【エスラトニア大公国】
・元ネタはバルト三国。位置的にも同じ。上からエストニア、ラトビア、リトアニアで、エスラトニアと覚えよう。
【グレート・アイル連合王国】
・元ネタはイギリス。位置的にも同じ。人類国家と妖精族国家の連合だが、度々争い合っている。
【ルーナード公国】
・元ネタはルーマニア。第二王国の東部に位置し、三方をハイ・クラータ大山脈に塞がれている。
【ジグ・ドリュッセン帝国】
・妖精半島にあるドワーフたちの帝国。その国の大部分が山脈の地中にある。元ネタは特になし。位置的にはノルウェーで、ジグ山脈のほぼ全域が国土。
【グレプファング帝国】
・ウサギ半島の人間の国。獣人国家に侵略され、他の北大陸の国の支援で、なんとか保っている国。既に属領は残っていない為、帝国というより王国。位置的には現ポルトガル辺り。
【ウサギ帝国】
・ウサギ半島の国、コエッリオ帝国を侵略し、グレプファング帝国にも現在進行形で侵攻ている、南大陸由来の獣人国家。ちゃんとした国名は別にあるが、北大陸の人間は大半がこの国をウサギ帝国と呼ぶ。
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