第31話昇華Ⅱ
前回までのステータスを貼っておきます。
日向海『ひなた わたる』【錬金術師5】
Lv10m
筋力9
知力38
防御18
幸運34
【錬金7】【錬成6】【抽出6】【合成5】【鑑定6】【レシピ5】【エンチャント4】【ルーム3】【変換2】【昇華1】
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「海くん起きてください」
誰かに呼ばれている気がする。
「後、2時間‥」
まだ眠い。もう少し寝る‥
「起きてくださーい!!」
「わわっ!」
大声で叫ばれて僕は目を覚ます。
「なんで熟睡しているんですか!」
「ごめんごめん」
「ギャ!」
とてつもない激痛が僕を襲う。
1時間全力で走り続けたような痛みだ(よくわからん)
激しい筋肉痛のような痛みが僕を襲い、僕はまた倒れるorz
「待ってください。まだ回復魔法かけていないので」
「頼む」
「【ハイヒール】」
芽依が魔法を唱え、淡いひかりが溢れ出す。
体の痛みが、取れた気がした。
◆
「ステータス見ましたか?」
あ、忘れてた
「今見るよ『ステータス』」
日向海『ひなた わたる1』【錬金術師5】
Lv2
筋力8
魔力5
知力35
防御17
幸運38
【錬金7】【錬成6】【抽出6】【合成5】【鑑定6】【レシピ5】【エンチャント4】【ルーム3】【変換2】【昇華1】
幸運のステータスが初めて上がっていた。
他のステータスはレベルが下がった影響か、少し下がっている。
そして何よりも嬉しいのが、魔力を取得したことだ。
これまで、エンチャントを使用するときは、銃か魔石を媒介にしてスキルを使用していたのに対し、これからは魔力を使いエンチャントを使うことができるようになった。
エンチャントの中にある【状態維持】はポーションに使うことで、1月しか持たないものを半年は保つようになった。
おかげで海外輸出が中国、韓国だけではなく、アメリカやイギリスなどにも輸出できるようになったので懐があたたまる。
寝ている間にクリスタルスライムを倒した(?)のだろうかレベルも上がっている。
名前の横にある『1』がどんな役割をするのかが気になるのだが、まだ使いそうではないので、あまり触れないようにする。
2週間ほどでレベルがカンストするので、2週間おきに昇華を使うと思うと少ししんどいが、経験値がもったいないので、昇華はきちんとしないといけない。
それと完全に忘れかけていたが、近くにあった魔石が全てなくなっていた。
もしかしたら、消費した魔力量によってステータスの下がり具合も変わってくるのだろうか?
そこは要検証だ。
僕はルームから出て、ギルドに向かった。
「いつものお願いします。」
僕はそう、受付嬢に伝えた。
「わかりました。いつものですね裏の倉庫に回ってください」
「わかりました」
僕たちはギルドの裏にある倉庫に向かった。
倉庫はいつもどおりアイテムが箱に詰めておいてあった。
このギルドで依頼を出すのは僕や、ダンジョンに手を出そうとしている企業、大学などが多い。
一番わかりやすい例で行くとメタルゴーレムだ。
あれはコア以外がほとんどすべて鉄でできているため、ダンジョン企業と呼ばれる主に武器や防具、などに使われたりするため、ドロップの中では買取金額が高い。
他の企業もポーションなどを作ろうとしていたが、作り方がわからず、ポーションづくりに難航している。
僕の職業は【薬師】と他の人にいっているので、薬師だけで作れると思っているようだが、【錬成師】の【錬成】も必要だし今では【付与師】の【状態保存】も使える。
なので、まだまだ僕の商売は儲け続けれるだろう。
レシピも5レベルになり、中級ポーションや下級だがマナポーションも作れるようになったのでまだまだ儲けれる。
「いつもどおり魔石やアイテムが1000個ずつです。」
「ありがとうございます。」
そういい収納の指輪に収納していく。
収納の指輪はもう一つ出たので、それは僕が使っている。
アイテムを収納する際ではルームより便利だ。
すべての納品物を収納した。
「いつ見てもすごいですね」
「ええ、僕でも驚かされてます。」
そして本題に入る。
「魔石の納品数を100個を10ペアまでではなく100個を30ペアまで上げてもらえますか?」
「わかりました。値段は同じでいいですよね?
ここにサインしてください。」
サインをしていく。この作業は慣れたもので、毎回あるたびに書いているのでだいぶ疲れてきた。
もともとは素材の種類分あったのだが、今いる受付嬢さんが、1枚の紙にまとめてくれてからは随分と楽になっている。
今回は僕の持っている印で10から30に訂正して終了だ。
いつもどおり家に帰ってポーションを作りまくる。
薬草1000個からポーションも1000個作れるのでそれだけで100万円の儲けである。魔石は作成に1000個状態保存に990個使った。
魔力5では10回使える事がわかった。
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おわった
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