第30話昇華
あれから一週間が経った。
そのあともう一度ボスに挑んだが、スキルスクロールで瞬殺。
避けれてすらいなかった。
炎系のスキルスクロールを使うとドロップアイテムを全て燃やしてしまうので、【雷神】【ハリケーン】【グラビティー】などなどのスキルを使い試したが全てワンパン。
そこまで強くなかったことが証明された。
あの苦労はなんだったのだろうか…
そんなことはさておき僕たちはこの一週間でレベルが10になった。
レベル上限報酬でスキルポイントを5貰ったが、そんなことより思ったより早くレベルがマックスになって驚いた。
こんなに早くレベルがカンストするとは思っていなかった。
他の人はどうやってダンジョンを攻略するんだ…
海は知らなかった今の世界一位のレベルが3だということに(クリスタルスライム2匹分)
レベル上限解放はは10階層以降からレベル上限を1レベル上げるアイテムが1,000,000分の何階層の確率で出ることに…
つまり100回層の敵を倒したところで10,000回倒してようやく出る代物になっている。
それなのに海は【昇華】を使うことでもう一度レベルをあげることができるようになる。
そして僕はその昇華を僕と芽依とでする予定だ。
今から…僕と芽依はクリスタルスライムの討伐数が1体しか変わらないので、レベルは同じになる当然だが…なので一緒に昇華をしようという話になったのだ。
日向海『ひなた わたる』【錬金術師5】
Lv10m
筋力9
知力38
防御18
幸運34
【錬金7】【錬成6】【抽出6】【合成5】【鑑定6】【レシピ3】【エンチャント4】【ルーム3】【変換2】【昇華1】
ちなみにこれが今の僕のステータスだ。
スキルポイントは見えないので、使うときは慎重に使わないといけない。
使う時は幾ら使うのかはわかるので計算もできるし、いろんな人が検証しているのでいざとなったら調べればいいか…
(ただただ鑑定のレベルが低いだけです。)
ジョブは残念ながらレベルが上がらなかった。
そこだけは悲しい。
◆
「芽依、準備できたか?」
「バッチリです!と言っても周りに布団敷き詰めるだけでしたから」
何が起こるか分からないのでとりあえず用心した結果とだけ言っておこう。
別にチキったわけではない。
断じて違う。
◆
「いくぞ」
「はい…」
僕は魔石を10,000ばら撒いた。
頭がおかしくなったわけではない。
魔力が足りない。そもそも僕には魔力がないので魔石を媒介にしないと昇華を使うことができない。
こんなにいらないと思うが、魔力を自分のキャパシティを超えて使うと運が良くて植物状態になる。
とニュースでやっていたので、用心するに越したことがない。
自分の身の丈に合わない魔法を発動させて魔力枯渇で今もなお病院で過ごしているというのは最近ニュースを見ていてよく聞くことがある。
ステータス上の魔力が枯渇したら、体力を使って魔法を放つらしい。
なので魔法を撃つ上で魔力管理はとても大事だと国から言われるほどこのことはメディアに捉えられている。
そういったニュースを見ていたら怖くなって魔力を使うか分からない昇華を使う前に、ルームの中に魔石をばら撒いたのだ。
魔石は近くで魔力を消費すると、使った人の魔力を使う代わりに、魔石の魔力を使う性質があるので、その性質を利用するという考えだ。
(芽依考案)
心の準備が整ったので、そろそろ【昇華】を発動させる。
「芽依、そろそ心の準備ができたか?」
「ええ、いつでもいいですよ」
「いくぞ!【昇華】!」
すると途端に僕の身体そのものが入れ替わったような気がした。
ダメだ、頭が痛い。
「め、い、、だい、じょう、ぶ」
僕は意識を手放した。
————————————
ハート1000突破!
ブクマ800!
星228!
感謝です。
土日は両方とも学校がありますが、頑張って書いて予約投稿をやってみたい!と思ってます。
30話行ってた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます