第27話ワイバーン亜種
僕は今、芽依玲奈僕の三人で顔合わせを兼ねて昼ごはんを食べている。
ルームの中で、ルームの中に椅子と机を置き、事前に準備していた料理を並べて皆で食べている。
「ねえ、お兄ちゃんとどういう関係なの?」
「そこら辺にいる普通のパーティーですが?今は」
「ムー」
あれおかしいなもっとこう和気藹々とした空気になる予定だったんだが…
なんであの会話でここまで空気が悪くなるんだ
その後ご飯を食べた後玲奈に武器の説明をし、僕たちはダンジョンに向かった
◆
やっぱり探査士って便利だな
モンスターの位置と道がわかるので道に迷わずなおかつモンスターを避けて進むことができるので効率よく体力を温存して10階層のボス部屋まで行けた。
ボス部屋に入る前に一度休憩する。
2時間歩き続けたので足も痛いし武器以外すべてルームに入れてたにしても僕の武器は2キロほどあるので、持ち運ぶにしても重い
流石にきついのでルームの中でお菓子を食べたりして体力を回復した。
◆
「行くか」
僕たちは堅牢な扉を開けてボス部屋に入った。
「Gyyyyyyyyyyyyyaaaaaaa!!!!!!!!!」
部屋に入ったとたん
ものすごい叫び声が聞こえてきた。
「これが10階層のボス」
これまでとの敵との格の違いに気圧されるが気を入れ直す。
【ワイバーン亜種BOSS】
筋力40
俊敏47
防御38
【飛翔】【ブレス】【咆哮】
ワイバーンの亜種
亜種とはいえ竜種でありその鱗は魔法耐性を持つ
だが所詮竜種の中で最弱
説明にすごく悪意を感じるが気のせいだろう。
だがステータスはそこまで高くないというわけではないが僕の銃と比べるとそこまで高くない。
僕が遠距離からワイバーンに向けて牽制の1発を放つ
ガキン!
『GYAAAA』
ワイバーンの鱗に弾かれるが、ダメージは受けているようだ。
玲奈がそれに続くように追撃をかける。
「やああああァァァ」
何度も何度も玲奈はワイバーンを切りつけ続ける。
ワイバーンもしっぽを使って抵抗するが玲奈は俊敏のアンクレットを2つつけているのでワイバーンのスピードでは追いつけない。
僕も空きさえあればちょくちょくちょっかいをかけてワイバーンの気をそらす。
芽依は攻撃手段がないため、回復魔法のタイミングを伺いながら、スクロールのインフェルノを打てるように準備する。
そんな攻撃にしびれを切らしたのだろう
『GAAAAAA』
ワイバーンは思いっきり羽ばたいて部屋の天井付近まで舞った。
おそらく飛翔だろう。
真上に飛ぶだけのスキルのようだし後の移動は翼を使って移動するのだろう。
「【ショット】」
ワイバーンを撃ち落とすべく羽を狙ってショットをする。
流石に避けられるがワイバーンの体勢を崩すことに成功した。
ワイバーンが大きくのけぞって…
「ブレスが来るぞ!」
『GUAAAAAA』
部屋いっぱいに風が巻き起こる。
ブレスが着弾したであろう場所の床が破壊されている。
一度でも食らったら粉々になりそうな威力の攻撃だ。
だが反動もすごかったようで、ワイバーンは地面に足をつけた。
そこを逃すまいと玲奈がサバイバルナイフで斬りつける…
『GUOOOOO!!!』
突如ワイバーンが叫んだ身の毛がよだつその叫びに僕たちは一瞬動けなくなった。
そしてワイバーンの爪が玲奈のからだを切り裂いた。
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お盆も明けたので明日からは投稿できる(はず)
ブクマ580☆160感謝
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