第22話クリスタルスライムの悲鳴〜無限ループ編〜

 クリスタルスライムへの道は真っ直ぐなので迷うことはないがいかんせん道が長い。 


 そのせいで10分も歩かされただただ疲れた。


 真っ直ぐの道をこんなに長くするなよ疲れるんだよ精神的に…




「言ってたとおり見た目だけは立派な扉ですね。」


「めっちゃ軽いけどな…」


 僕は扉を軽く小突く。すると『ギギギ』と、扉が開いた。


 すると部屋の真ん中に透明なスライムが鎮座していた。


「よかった。リポップするんだな」


「どのくらい時間がたったらリポップするのかは要検証ですね…」


 やるか…


「『せーの』で投げてくれ」


「わかりました」


「「せーの!」」


「そーれ」


 芽依がさっき渡した物を投げる。思ってたより飛ばなかったが、スライムとの間にボトン!と音をたて、落ちた。


「【ショット】【エアショット】」


 そこを僕が【ショット】で破壊し【狙撃3】で取得したエアショットで吹き飛ばす。


 このスキルは空気の玉をとばして当たったらその空気が軽く弾けるスキルだ。



 すると風船の中に入ってた『小麦粉』が部屋に充満する。


 10秒ぐらいたって、『ピギ!』と、鳴きクリスタルスライムが倒れたことが確認できた。




 【経験値取得によりレベルが3に上昇しました】


 どうやら経験値が取得できたみたいだ。


 そんなことより芽依だ


「レベル上がったか?」


「上がりました!」


 どうやら風船に入った小麦粉を投げるという作業でもLVが上昇するみたいだ。


「ドロップアイテム確認しましょう」


「そうだなさっき見つけた宝箱は悲惨だったからな…あれみたいなハズレが出ないと良いんだが…」


「そうですね、あんなハズレ箱初めてみました」


 実はここに来る前に宝箱を見つけて開けたのだ。


 だが、出てきたのは魔石3個はっきり言ってゴミだ。宝箱を見つけてはしゃいで、開けた瞬間に一気にテンションだだ下がりだ。



「芽依が見てきてくれ」


「良いんですか?」


「いいぞ。もし芽依とパーティーを組めなかったら一生来れなかったし。」


「えへへ〜ありがとうございます。じゃ!取ってきますね!」



「凄いです!これは当たりと言って過言ではないのではないのでしょうか!」


 どうやら結構良いものみたいだ。


「見てくださいこれ、あたりではないでしょうか?」


 芽依は銀色のいフレームで、緑色の宝石のハマった指輪を持っていた。



 【収納の指輪】


 アイテムを200キロまで収納できる指輪。中に入っているものの重さを感じない。


 レア度★




「収納の指輪だ。」


「凄い!ファンタジーの定番じゃないですか!」


「これは芽依のだな。」


「なんでですか海くんが使ってください」


「だめださっきも言ったように、芽依のおかげでここまでこれたんだ。もう入手できないと決まったわけではないんだから今回は芽依が使って」


「次出たときは海くんが使うんですよ」


「わかってるよ」


「扉閉めるぞ」


「今回は私がします」


 そう言って芽依は扉を閉めた。




「1時間か…」


「そうですね…」


「よし、扉開けるぞ」


 クリスタルスライムがリポップしたみたいだ。


 なんで扉を開けてないのにわかるかというと、扉の前に定点カメラをおいたからだ。


 


 僕たちは扉を開けて中に入った。


「クリスタルスライムどこですか?」


「あれ、さっきまでいたのに…」


 もしかしてだが…


「あ、ドロップ落ちてる…」


「ほんとですね…レベル上がりました。」


 なぜかはしらないがテンションが下がった…


「ドロップ拾ってくる」


 僕はそう言い部屋の中に入っていった。


 ドロップアイテムは、銀色の金属だった。




 【ミスリル】


 ものすごい希少な金属。


 銅のように打ち延ばせ、ガラスのように磨ける。銀のような美しさだが、黒ずみ曇ることはけしてない。 


 熱、魔力の2つがないと加工することはほとんど不可能だと言われる。


 別名トゥルーシルバー




 僕は叫んだ


「ミスリル来たー!!!」


「き、来たー」


 気を使わせてしまったみたいだ。






________________

☆90達成!

日間2000いってた〜

公開ボタンを押すのを忘れてました。ごめんなさい。

30000文字達成

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