第21話クリスタルスライムの悲鳴〜足音編〜
今日から8月になった。
今日は約束通り芽依ちゃんと一緒にダンジョンに潜るので朝早く起きた。(10時)
10時半待ち合わせなのだがもう来てるのだろうか?
ダンジョンの入口にそれっぽい娘を見つける。
って、なんかチャラチャラしてる人に絡まれているんだが。
「1回でいいから俺達と良いことしない?」
「ま、待ち合わせをして」
「良いじゃねーか一回だけでいいからさあ」
「気持ちよくさせてあげるからさあ」
すごいと言わざるを得ないほどテンプレだな。だが、これ以上見てるわけにはいかないので助けるか…
「い、嫌です…」
「そろそろ連れから手を話してもらえないかな?お兄さんたち?」
「あ”何だこ”ら!やんのかお前!」
「お兄さんたち、これ目に入ってる?」
僕は手元に持っていた銃をヤンキーもどきの目の前に置く。
ヤンキー(もどき)は僕が何をしようとしているのかを理解したのだろうか我先にと逃げていった。
ギルド内では基本武器の持ち込みは許可されている。
だが使用は許可されてないんだが…だが正当防衛は認められている。もしあのヤンキー(もどき)無理矢理攻撃してくるまで僕は引き金を引こうにも引けない(引いたところで玉は出ないが、スキルだし)。
そんなことより芽依ちゃんは大丈夫なのだろうか?
「芽依ちゃん大丈夫?」
「ちゃん!?…コホン。大丈夫です」
(急に下の名前だなんて聞いてないよ〜)
「ほんとに大丈夫顔赤いよ?」
「はぅぁッ」
◆
芽依ちゃんは大丈夫だったようなので、気を取り直してダンジョンに入ることにした。
「その前に、芽依ちゃん武器作ったから良ければ使って」
僕は芽依ちゃんのために作ったショートソードを渡した。
「フェ!?良いんですか!?まだ私何もやってないのに…」
「大丈夫だよ。しかもそれ芽依ちゃんが使いやすように作ったからもし使ってくれなかったら、他に使う人いないし。」
「な、なら…」
納得してくれたのか、受け取ってくれた。
「よし行こう!」
◆
僕たちは一回層の行き止まりに向かって歩いていた。理由はクリスタルスライムのもとに行きパワーレベリングをするためだ。
「ココも違うか…」
「次が最後ですね…」
僕たちは普通にテンションが下がっていた。理由は簡単全部透かしたからだ。
次が最後の行き止まりなので、クリスタルスライムのところに行けるはずだ。
僕たちは最後の行き止まりにたどり着いた。ココは人が全くいない。理由はスライムのリポップが圧倒的に少ないからだ。
「頼む。空いてくれ」
神に祈りながら行き止まりの壁を押す。
『ごごごごご』
どうやらココが当たりだったようだ。
「疲れたな…一旦お休憩するか?」
「そうですね休憩しましょう。もうお昼ですし」
僕はお母さんが用意してくれた(コンビニで買った)サンドイッチを鞄から取り出す。
「たまごサンドどうぞ。」
「ありがとうございます。えっと、卵焼きどうぞ。」
「ありがとう」
芽依は自分の弁当のおかずを僕にくれた。僕はその卵焼きを食べる。
「うま!?」
「そ、そうですか?」
「そうだ。今までで一番うまい。今度作り方教えてくれないか?」
「わ、わかりました。」
◆
「行くか、そろそろ。」
「そうですね行きましょう!」
僕たちはクリスタルスライムのもとへと向かった。
_____________
10000pv達成しました!1万ってカクヨムでは10Kと表示されるんですね
ブクマ240感謝です。
僕は気が付きました。毎話感謝を伝えてもうざいだけだということに。
なので最低限に減らすことにします(1話に最大2個まで)
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