第19話新たなる仲間後編
「もしもし」
「も、もしもし、どちら様ですか。」
女の子か、緊張してきた。久しぶりに妹以外の女の子と話すので緊張してきた。
「日向海といいます。ダンジョンギルドの掲示板でのスカウトなんですけど。」
「あ、ありがとうございます。うちには、妹や弟がいるので、ギルドの近くにあるカフェでお話しできませんか?」
「ではそれでお願いします。時間は?」
「30分後でお願いします!」
◆
僕は近くのオシャンティーなカフェで、約束の人を待っていた。
「おまたせしてすいません」
「良いよ気にしてないから」
来たのはおそらく年下であろう女の子だ。
ベージュのTシャツにフレアスカートというのだろうか。
シンプルで見栄えもよくこの子の印象とあっているように見える。
「なにか飲む?」
「あ、あの、紅茶で」
「店員さん」
警戒心が強いのか、ただただ遠慮してるのかはわからないが、チョット一線を引いているように見える。
「本題に入る前にまずは自己紹介から、僕は近くの太陽高校に通っている日向海といいます。職業は【錬金術師】武器は手作りの銃です。」
「私は、太陽中の水瀬芽依(みなせ めい)といいます。職業は【探査者】です。武器は…お金がなくて無いです…ごめんなさい」
なんか若干落ち込んでる。普通は中学生で武器を買えるお金を持ってる人はいない。
「気にしなくていいよ。必要なものは僕が用意するから。」
「悪いですよ。ただでさえ法外な値段を最低金額にしてるのですし。」
ああ、なんかあったねー最低月10万って。10万ってそこまで高いか?
まあでも魔石は1つ15円買取と安く、二階層にある薬草も買取対象で、10束50円となかなかお安い値段になっている。
他の素材は利用価値があまり見つかってないらしく、そもそも買取を受け付けてないらしい。
そこを利用し、僕は魔石100個2000円、スライムの核100個で500円、ラビットホーン(ホーンラビットのドロップ)100個1000円と、なかなかボッタクリな依頼を出している。
僕の依頼は、100ごとの買取しか認めていないのと、1日それぞれ10ペアでの買取しか受け付けていないため、その地味に多い数をこなすために、謎にクランができてるらしい。
そのクランは、5つのパーティーが属していて、『ゴミ拾い』という不名誉な名前で活動しているらしい。お父さん談。
ちなみにお父さんは違うクランの団長をしているらしい。
話を戻すが、こんなことをしているせいで、無駄にポーションを作って、それを売ってを繰り返せているので、ボロ儲けだ。この前貯金が300万を越した。
なので10万なんかお手の物で、
「別に月20万固定プラスでダンジョンで入手したものは折半でいいですよ」
「そんなにいただけないですよ」
「別に気にしないでいいよ」
「僕この1週間で300万円稼げたから。」
「え、スゴ」
「だから遠慮しないで」
「ならそうさせてもらいます」
「僕とパーティーを組んでくださりますか?」
「もちろんです。」
◆
彼女は太陽高校に入りたいが、お金がなく、そのため自分で稼ぐしかないようだ。
太陽校は私学でものすごく授業料が高い。なので仕方ないといえば仕方ないのだろう。
なので月10万と、、、今のダンジョン探索のレートではものすごい高い金額になっている。もしかしたらレアなお宝が見つかって一気に上るかもしれないが…
今日は7月の28日なので、8月から一緒に探索するという約束(書面)を結び、僕たちはカフェを出た。
8月になるまでに、彼女の武器を完成させないといけない。
僕は依頼していたアイテム’sを受け取り、帰路についた。
[芽依視点]
カフェを出た後、私はものすごく興奮していた。
理由は、10万円でさえ、不可能だと思っていたのに、20万円も私を雇うために払ってくれると言ってくれたからだ。
はっきり言って、カフェに来たときに高校生らしかったので、安くしてなど言われると思っていたからだ。
私は10万円で雇ってくれる人などいないと思っていたので、別に安くしてもいいと思っていたのだが、その人は20万円も…
もう一つの理由は……
あの人かっこよすぎるよ///
モデルでもやってるのかな?
しかも太陽高校に通っているんなら、『先輩(♡)』なんて言って会いに行ったり‥
キャーーーー///
………
……
…
__________________
この作品を読んで頂きありがとうございます。
フォロワーも200超え☆も80(丁度)♡も200超えて。
若干プレッシャーがきついですが、頑張っていきます。
日間現代ファンタジー12位マジ感謝しかないです。
年間を探しましたが見つからなかったので諦めました。
最初の目標は年間総合で見つけることですかね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます