第5話総理大臣の戦い

 20××年7月12日11時00分

世界中を、いや、地球が揺れた。

地震による被害はなぜかなく、ガラスすら割れていなかった。


こんな世界規模の災害が起きたので国会で緊急の会議が行われた


内閣総理大臣 安田 孝side


私、安田孝は困惑していた。

 地震が突然起こったと思っていたら、世界中にダンジョンが溢れ出したのだから。

 本当は会議なんかせずにダンジョンに潜ろうとしていたのにあの秘書!

 こっそり家を出ていたら何故か裏口に秘書が立っていて、そのまま捕まって強制的に国会に連行された。



______会議


「ダンジョンの内容が分かるまでは、とりあえず出入りを禁止すべきだと思います。そして自衛隊にダンジョンないの安全を確認し、確認完了後、状況に合わせて

ダンジョン法なる法律を作り国民の不安が積もらないうちにダンジョンを解放しましょう。」

(とりあえず国民の不安とかその辺の言葉を並べておけば議員の奴らは納得する。早く法律を作って、私のダンジョンライフを!!!)

こうしてダンジョンに憧れる総理大臣の熱い戦いが始まった!


「ですが総理、ダンジョン内での死亡などにはどう責任をとるおつもりですか?」

 

(出たな部分モブ議員A!残念ながら(?)その質問は想定済みだよ。こうした議員の嫌いなこと1責任問題。)


「探索者なる職業を作り、ダンジョン内での出来事は基本的に自己責任にすればいいのです。そして探索者しかダンジョン内に入る事ができないようにすればいいのです。」


(いやー、会議が始まるまでに教本(ラノベ)で予習していてよかったー)


総理はその後何時間も戦いついに一週間後の土曜日に法律の制定、ダンジョン省の設置を約束させることに成功した。


そのまま確認と言う名目でダンジョンに入ろうとしたが。いろいろな法案を作りすぎたせいで夜遅くまで拘束されていたという。



ダンジョン法

第一条

ダンジョン内は事件などに関すること以外は自己責任であり、国はこのことには一切の責任を負わないものとする。


第二条

ダンジョンに入る事ができるのはダンジョン省が発行する探索証が原則必要であるものとする。また、満15歳以上で犯罪履歴のないものとする。探索証なしでのダンジョン内への侵入は15万円以下の罰金とする。


第三条

ダンジョン内出の素材等による収益にはダンジョン税が適用され一律15%とする。

脱税等の違法行為は場合により探索証の剥奪が課せられる。




追記〕

銃刀法など他の法他の法律は適用されます。

探索証は市役所や区役所などで一定の手続きさえ踏めば簡単に入手できます。

他にも決まりはありますがストーリーの中でそこそこ触れる予定です。



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