第88話『空色の天使、泡沫の夢』

 同時、エリア『セカンド』にて。


 マルトリッドから出された指示通り各位に連絡を送ったチャーリーは、次に明日の早朝に処刑予定の戦争屋3名+ジャックを牢屋から連れ出して、3人の看守と共に処刑室まで連行しようとしていた。


「ねぇ、どういうことなの!? さっきから鳴ってるのは何!?」


 脱走した囚人達が居ると予想される位置から離すべく、サードと繋がっている昇降機の真反対に連行されながら、うるさく鳴り続ける爆音のアラートにシャロが混乱しつつ尋ねる。


 お陰様で刑務作業から帰ってきて、疲れて果てて眠っていた周りの囚人達も叩き起こされてしまったようで、ざわめきが四方八方から上がっている次第だ。


「おれにもなんだかよくわからないですけどぉ……サードから囚人2人が脱走したとかでぇ、もしかすると、処刑が数時間早まる可能性があります〜……!」


「ハ!? なんで、死ぬのは明日の朝じゃ……」


 と、ジャックが言いかけたその時。

 チャーリーはふと、言い知れぬ悪寒が背筋を走っていったのを感じ取った。


 先頭の彼が突然立ち止まれば、当然後ろに続く囚人や看守達はつまづく。軽い事故が起こったようでマオラオがフラムの背中にぶつかり『あがッ』と悲鳴を上げたのが聞こえたが、それを気に留めているどころではなかった。


 恐る恐る、周囲を観察する。

 セカンドは広く高いため、色んな場所への注意が必要である。


「……クロムウェル執行官?」


 様子のおかしい青年を見て、不安になったのだろう。やけに小綺麗なきちんとした格好が目を引く看守の1人が不安げに声をかける。とその刹那、


「ッ――!」


 チャーリーは、声をかけてきた看守に走り寄って突き飛ばす。


 細身とはいえ身長190センチ越えのチャーリー。そんな彼が突き出した手に肩の辺りを押された看守は、当然後方へと身体を浮かして、背を逸らし、頭から地面に吸い込まれ――と、その前にぐるんと腰を捻り、靴底から着地する。


 並々ならぬ運動神経と反射神経。その一瞬でチャーリーは、自分の勘が間違っていなかったことを理解した。


「執行官!?」


 他2人の看守が困惑したように声を上げる。彼らからすれば、チャーリーがいきなり気を狂わせたかのように思えただろう。でも、そうではない。


「誰ですかぁ、貴方〜……ガワだけ真似たなら運が悪かったですねぇ、その人はクロムウェル執行官なんて呼びませんし、ネクタイはきっちり締めませんし、頭からテレパシーを飛ばす能力者である都合上、帽子は被らない人なんですよ〜」


「……」


 淡々と述べるチャーリーを前に、突き飛ばされた看守は何も言わない。

 ただ何かを狙うように、静かにチャーリーを見据えていた。


「この混乱に乗じて脱獄しようとしているのか、はたまたは……戦争屋を救出しようとしているのかはわかりませんがぁ、貴方がこの監獄の人間でない以上、おれは貴方を捕らえなければならないので――覚悟してくださいっ!」


 白い羽織を捲り、その内側から小さなハンマーを取り出す。

 工具のようなシンプルなものではない、パステルカラーの可愛らしいデザインが施されたものである。それをくるりと五指を巧みに使って回すと、ハンマーはぎゅんとその全長を伸ばして持ち主の背丈よりも大きな巨大武器と化した。


「な……」


 偽物の看守が小さな声を漏らす。

 その横で、他2人の看守が慌てて戦争屋4名を脇の小道へ誘導していった。


 周囲から第三者が消えたのを確認したチャーリーが、限界まで捻った腰をぶんと解放すると、ハンマーのヘッドが空間を殴る。


 ひゅん。押し分けられた風が鳴る。とてつもない重量を感じるその大きさに似合わず、バットのように軽々と振られたハンマー――しかし偽看守はそれを、地面を強くジャンプすることによって回避してしまった。


 ――が、


「んッ!?」


 避けてからの落下中に早くも第二撃が襲来し、回避行動が間に合わなかった看守の身体に横から敵意の塊がぶつかる。


「ぐあっ……!?」


 殴り飛ばされて、近場の塔のような建造物に衝突する偽看守。その衝撃のせいか今まで完璧に『別人』を保っていた顔がだんだんと変形していき、本来の人間――ノートンの容姿が外界に露わになる。


「貴方は……ッ、『白昼夢』!」


 一瞬眉をひそめたチャーリーは、追い討ちをかけるようにノートンに向けて手を伸ばし、夢の世界へと誘う。直後薄く白い霧がノートンの視界を覆い、


「ッ……!?」


 突然展開される霧の世界に、全身に警戒を走らせるノートン。ただしすぐに霧は晴れていき、こちらに走り寄るチャーリーと対面する。


「……は?」


「へっ?」


 ノートンが夢を見ていないことに気づき、足を止める空色の髪の青年。


「……貴方、まさかとは思いますけど、夢を見ないんですかぁ?」


「……言われてみると生まれて数度しか見た覚えがないな。もっとも、夢は記憶に残らないものもあるというから実際の数は知れないが……今の霧は、夢の中に引き摺り込もうとして失敗したということか?」


「はっきり口に出されると結構落ち込むんですけどぉ、つまりはそういうことですね〜……。――夢から即醒める方はこれまでにも居ましたけど、まさかそもそも夢にかからない人がこの世に存在しているとはぁ……」


「良かったな、俺がただ見た目を変えるだけの能力者で」


「戦闘向きの能力じゃなかったことは幸いですがぁ、その身体の動かし方を見るに素から只者ではないような〜……もしかして、先日研究室の方まで潜入しに来た『鬼族のトンツィさん』って貴方ですか〜?」


 ハンマーのグリップを縋るように握りながら恐る恐る尋ねるチャーリーに、打ちつけた背中をさすって労りながらノートンは怪訝そうな表情を作り、


「……なんでその名前が知られてるんだ……」


「そこは否定してくださいよぉ、おれの勝ち目ないじゃないですかぁ〜!」


 内心最初から震えまくりだったのに、鬼族である説を遠回しに肯定されてとうとう涙目になる青年。潤む檸檬色の瞳は可哀想だが綺麗だ。


 年下や後輩をよく可愛がってきたノートンとしては、『彼ら』を連想するのでつい見逃してやりたくなるところだが、残念ながら彼が戦争屋達の首についている爆発物を外すための鍵を持っているとあらばそう生易しい対応はしてやれない。

 ノートンは、腰に差していた刀の柄を握って引き抜くと、


「抵抗さえしなければ、痛くないよう1発で首を飛ばしてやるぞ。それとも鍵を差し出してここから逃げるか。それとも俺に勝つ気で抵抗するか――選ぶ権利はお前に与えるよ。好きに選択すると良い」


「……どうやら、トンツィさんは嘘がお下手なんですね〜。どれを選んでも、たとえ鍵を差し出したとしても殺す癖にぃ」


「はは、お前にまでそう言われてしまうとは情けないな。――無論だ」


 恥ずかしげに笑っていた鬼の目に、静かな殺意が宿る。


 決して逃してはくれないだろう。それを本能で理解したチャーリーは、夢みたいに淡い色をしたハンマーを自分の脇に置いておくと、屈むのも一苦労なくらいけたけたと笑う膝をぱんと叩く。震えている場合ではないのだ。


「おれは、逃げませんからね」


「……後悔はするなよ?」


「おれは生まれてこのかた頑張ったことしかありません。誇れる人生です、死んで悔いることもない。先輩からの奢りの計12万ペスカも返さずに済みます」


「最後は言及しないでおくよ」


 顔も知らぬ彼の先輩の心境はいかがなものかと想像を巡らせながら、背筋を整えて刀を握り直す黒鬼。一方でチャーリーはハンマーのグリップを握り直し、何度か振るうことで自分との相性を今一度確かめて、


「――ッ!」


 いつのまにか数メートルはあった距離を埋めて眼前に現れたノートンに、チャーリーは上からハンマーを叩きつける。だが鬼がそう易々と潰れるはずもなく、腕と肩を使ってヘッドを下から押し上げており、


「うっ、らぁ!」


「な……」


 柄を握っていた方の手も添えて、ノートンはハンマーを向こう側へ追いやる。それによりチャーリーの体勢が後ろへ持っていかれ、身体の前面がガラ空きになったところにノートンが斬りかかりに走るが、


「――『白昼夢』!」


 2度目の詠唱により再び霧が周囲に蔓延し、ノートンの視界を奪う。


「くそっ……目眩しで利用するつもりか……」


 生憎と眼鏡をかけているこの身からわかるように、目はあまり良くないのでたとえ霧程度であろうと邪魔をされるとかなり痛手だ。彼がこれを読んでいたのかはわからないが、チャーリーの策は悪くなかったと言える。

 けれど、鬼族には特有の嗅覚があるわけで、


「……こっちか」


 先日の追跡時に覚えた匂いを辿り、霧の中を進む。


 鬼族は元々ヒトを喰らっていた種族であり、その名残りもあってヒトの匂いには特に敏感なのだ。まあ、鬼の嗅覚の利用時――鬼の姿に変化へんげしかかっている状態でヒトの匂いを嗅ぐと、猛烈に腹が減るというデメリットがあるが。


「……!?」


 ノートンは霧の中で立ち止まる。待て、これはどういうことだ?


 追っていたチャーリーの匂いが2つに分かれた。微かだが今、彼の匂いが真横辺りを通っていったのだ。匂いの強さはどちらも半分ずつ。どちらの匂いが本物かは断定できない状況にある。

 だが、


「いや、こっちの匂いは発生源の位置が低……ッ!」


 と、彼が何かに気づいた瞬間に風の殴られる音が届き、直後、腹へ正面からヘッドが叩きつけられる。血を吐き散らしたノートンは地面と並行に吹き飛び、しかし建造物の壁にぶつかるよりも先に身体を丸めながら地面を転がった。


 そのまま長いこと回って、勢いをある程度殺したところで鬼は地面を蹴る。

 空中に飛び上がり、海老のように背中を反らしつつ、遠心力の余韻で更にもう1回転してから吸い込まれるように着地。


「っ、たたた……」


 くらくらとする頭を押さえながら、ふと、刀を投げ出してしまったことに気づくノートン。慌てて周囲を見回すが、付近は一向に霧の世界が広がったままだった。


 いいや、霧の世界というには語弊があるのか。これは能力の対象者を夢に誘う際の儀式的現象――もとい幻覚であって、明確には霧ではなさそうだ。量に対して霧独特の湿っぽさがないことから確信した。


 払おうにも払えず、チャーリーがその気でいる限りずっと続くようである。


 すると今度は、


「ッ、火事……!?」


 何かが激しく燃えているような匂いを鼻がキャッチする。

 しかもそれは四方から漂っていて、ノートンは向こうが本格的に自分の鼻を潰そうとしていることを理解する。


「いつのまに、何を燃やして……」


 そもそも火はどこから持ってきた。彼はそんなに燃やせるものを持っていただろうか。全身に警戒を走らせながら考えていると、


 ――キィ。


「……!」


 金属の蝶番が擦れるような音で、ノートンは白の世界の中で理解した。

 燃やしているのは、無人の鍵が閉まっていない牢屋のベッドマットや木の机だ。それを通路の壁にかけられたカンテラの火と油をかけて燃やしているのである。


 周囲に煙を充満させれば、それ以下の微弱な匂いは全て察知できなくなるの睨んだのだろう。悔しいことに正解だ。

 

 通常霧の世界で火など使えば逆効果で、せっかく視覚を使い物にならなくさせている霧を払ってしまうことになる。


 だが今回の霧は本物の水蒸気ではなく、ノートンが能力にかからない、つまり夢を見ないことを逆手に取って、チャーリーの特殊能力『白昼夢』が発動を開始する状態をキープして彼に見させている幻覚――。


 つまりチャーリーは、何の問題もなく視覚と嗅覚をそれぞれ潰したことになる。


「……思ったより厄介な相手だな、これは」


 眼鏡の位置を直しながら、無意識にチャーリーを舐めていたことを理解する。


 視覚と嗅覚が使い物にならなくなれば、立ち回りが難しくなる。自位置の把握も厳しくなるのだ。下手に動こうとすれば壁に衝突する可能性もあり得る。


「……まずったな」


 小さく呟き――そして、がする方向へとノートンは走る。煙の匂いが充満する中でも一際強く香る匂いのもとへ。いや、鬼族だから強く香っているように感じるのだろう。とにかく低く腰を落としながら、滑空する燕のように駆けた。


 しかしそこへ、上からチャーリーがハンマーを振り下ろしながら襲来する。

 だがノートンは、それが来るのをわかっていたように上を見上げ、落とされたヘッドに対して握り拳で迎え撃ち――。


「なっ……!?」


 チャーリーは、自分の武器が粉々に砕ける瞬間を目の当たりにした。





「なん、で……」


 視界は塞いだ、音も直前まで立てなかった。

 燃やせる限りのものを燃やして囲み、自分の体臭すら掻き消したはずだ。

 なのに、どうして気づかれた?


 チャーリーは手元に唯一形を残したグリップを握り締めて、1歩引き下がる。

 すると、近くに落ちていた自分の愛刀を拾い上げたノートンは、


「……受け入れられなさそうな顔だな。まぁ、理由くらいは教えるよ」


「……!?」


 ショックのあまり、無意識に能力を切ってしまったのか?


 今までとは違う余裕ぶりで歩み寄ってくるノートンに、チャーリーは顔色をすっと青くする。ただでさえ戦力差は開いているのに、能力も武器もろくに使えないとあれば、チャーリーに出来ることはとうとう存在しなくなった。


「さっきのハンマー……あー、俺が壊してしまったが、ヘッドに俺を殴った時の血がついていただろう。その匂いでお前の位置を測ったんだ」


 そんな、まさか。

 そうか、元々鬼族はヒトを捕食する一族だから――だから、血の匂いには一際敏感だったのか。


「お前は個人的な話、嫌いじゃないが……それでもお前と俺がそれぞれの正義感を背負ってる限り、敵対するしかない。お前は監獄の人間で、俺はアイツらを解放するのが目的だからな。俺は、ここで斬り伏せると決めている」


 ゆっくりと、しかし着実にチャーリーに歩み寄り、刀の柄を握り直すノートン。自分よりかは小柄なはずなのに、その歩く姿に威圧を――鬼気を感じて、空色の髪の青年は身体を震わせ、膝をつく。


「……異論は、ないですよ。それがこの世界ですし。……むしろ、敵はきちんと潰すスタイルの貴方は好ましいです。優しさと侮蔑を履き違えていない」


 全力で戦って負けた人間にかける情けは優しさではない、最高の侮蔑に値する。

 きちんと手をかけることで、その意気を認めたことになるのだ。


 古風な考え方だが、チャーリーはその思考を好んでいる。戦って、負けて、あまりに満身創痍なチャーリーを可哀想に思った、またはトドメを刺すほどの危険性はないと考えた敵の情けで生き延びる屈辱を、自分は何度も味わってきたから。


 それにこの世界は、情けをかけた人間から死んでいく。敵意の芽は、復讐の味を知って育った時が1番恐ろしくて強いのだ。


「……お前は、潔いな」


「生憎と、男前な先輩看守の思想を立派に受け継いでいましてね。知ってます? マルトリッド看守って言うんですけど、ながぁい赤髪が綺麗でかっこよくてつよ〜い先輩なんですよ。とっても美人で、可愛くて……」


 ――真面目で無駄を嫌っている癖に、チャーリーが続けたいと言えば、どこまでも訓練に付き合ってくれる優しい人。どれだけ頑張っても結果が出ず、挫けそうになるチャーリーを叱咤してくれる恐い人。


 苦労人で実は純情、背中は大きく見えるのに自分より20センチも小さくて、とっても不器用な――憧れている人であり、密かに想い慕っている人。


 彼女の傍で働いてきて、その考え方を少しずつ学んできたから、惨めに生に縋るような真似はしない。彼女ならば自分が死ぬと確信した時に、敵に命乞いをしたりその場から逃げ出したりはしないだろうから。


「……どんな体勢を取れば、苦しまずに済みますかねぇ……?」


「あぁー……そうだな、その膝をついたままの体勢で、少し俯いてくれれば良い。その体勢だと首の骨の隙間に刃が入りやすいんだ」


「へぇ、初めて知りましたぁ。こうですかね?」


「あ、あぁ。……最後に何か言いたいことはあるか?」


 あまりに従順なチャーリーに逆に困惑の表情を浮かべつつ、いつでも斬首できるポジションに立つノートン。彼の言葉にチャーリーは少し迷った後、


「じゃあ〜、最後に先輩に言いたいことがあるんでぇ、ちょっと喋りますね〜。あ、そういえば羽織を向こうに投げちゃったんでした、拾ってもらえます?」


「それは別に良いが……」


 本当にこの男は殺される気でいるんだろうか、と心配になりながらノートンは投げ出された羽織を取って戻る。数秒ノートンが目を離したにも関わらず、チャーリーは微動だにせず彼を待っていた。


「あ、ありがとうございます〜。すぐに済ませるんで待っててくださぁい」


「……本当に楽観的だな」


「逃げ出したところで鬼族のスピードに勝てるとは思いませんからねぇ、それに『白昼夢』も使い過ぎてそろそろ身体が痛いですしぃ、逃げ出して捕まったら滑稽じゃないですか〜。あ、あった無線機」


 そう言って、羽織の襟に挟んでいた無線機のピンを引き抜くチャーリー。

 彼は無線機をオンにすると、1度深い呼吸をしてから耳元に添える。


「……せんぱぁい?」


 そう間の抜けた声でチャーリーが誰かを呼ぶと、無線機の向こうから返ってきた声は、離れた場所で聞いているノートンでもわかるほど苛立っていた。


《――チャ――か、なんだ、こ――時に……! 悪いが、私は今脱走した囚人と交戦中だ。緊急の話でなければ用件は後に――》


「お時間は、取らせませんよぉ」


《……》


「……マルトリッド先輩」


《……》


「……せん、ぱい」


《……どうした》











「大好きです、マルトリッド先輩」











 特殊能力『白昼夢』使い・【チャーリー=クロムウェル】戦


 ――ノートンの勝利。

 ――【チャーリー=クロムウェル】死亡。

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