第二十五話 束の間の休息

「うぅ……私のせいだ……私が……彼の言いつけを守らなかったから………」


三日前の戦闘、六将の襲撃で私達のパーティのリーダーでトラブルメーカー(というなら全員が当てはまるが)である颯馬さんは私を庇って心臓を貫かれた。

そして偶然に偶然が重なって奇跡的に彼は一命をとりとめているが、未だに意識は戻って来ず、植物人間のままである


夜の暗い病院の片隅で、一人泣き叫ぶ


「ううぅぅぅ……グスッ……うわあぁぁっぁぁん!!!」


罪悪感と(気づいていないが)好意を寄せていた人を失った悲しみに涙がとめどなく溢れる。

幸いあの記憶を蘇らせる赤い涙は零れなかったが、透明な雫が彼女の頬をつたり、足元に水たまりを作る



「あまり自分を責めないでください。もしそれであなたが自決を選んだなら、それこそ彼は生きる気力を失うでしょう。」

暗闇から声がする。いつもの声、しかし今までのような爽やかさは感じられない


「ラフェルさん……もう動けるようになったのですか…?」

「えぇ、少し支えが必要ですけどね。全く、管理者たるものが情けない…」


顔を見ると、うまく動かない体への苛立ちと、今まで張り合ってきた相手を失った亡失感で自分が言うのもなんだがかなり情けない顔をしている。彼女はいつも食事の時になると生き生きとして活気があったが、この有様だ。彼女とて颯馬がいないのはこたえている


「あいつが起きていたら、きっと煽ってくるでしょうね。そして多分、体を支えてくれたでしょう。

この私の威厳に命じて」

「そ、そうかな? あはは……」

「きっとそうですよ!! きっと………」



「まだ起きてくれませんか、颯馬…」


―――――

同時刻、王城にて

「やれやれ、今度こそこちらから手を打てる。警戒の為「十二の羽パラダイス・ロスト」を展開しておくのは中々に骨が折れたがな。」

白髪の青年が語る 澄んだ言葉は心の中に入ってくるようで、一切のノイズを感じさせない。

カリスマ、そう呼ばれている天性のスキル。

このスキルのお陰で彼は王都を保ち続けている


「告げる、アクアリス・アム二ス水瓶座よ我に来たれ。火を授けし神プロメテウスの息子、デウカリオンの名を持って豊穣の水を溢せ」


十一時の石板が中心に来る 浮かび上がるは水瓶座


星座の角度は完璧だ 本来は1月から2月にかけて扱われる星座だが、天体が変動しており黄道十二星座が数ヶ月分ずれている。その為5月くらいの現在に水瓶座が見えている


その昔、人々の争いが絶えず最高神ゼウスの堪忍袋の緒が切れた、

そして天災が起こり人類は絶滅し、神の一人であるプロメテウスの息子デウカリオンは彼の妻とともに船を造り生き延びた。そうして新たな人類が誕生したため、デウカリオンは命の源である水を運ぶ「水瓶座」となったと言われている。

一説では、旧約聖書の「ノアの方舟」と同一視している人もいるとか…


そして、王都上空で展開していた水瓶座の石板は、急旋回し王都の方を向き癒しの雨を降らせる


それは魔力とは違う、五大元素のエーテルとも違う

もっと単純なもの


内なる魔力、即ち精気

あらゆる生命の源であり、崩壊の魔眼の標的


落ちた雫は途端に飛び散り、精気の欠けた生命へと自動的に向かっていく

そのほとんどは、王城内・もしくは魔法治療店へ向かっていく


「チッ、こりゃぁあのジジイの仕業か、あーあ、商売上がったりじゃねぇか」

中年の再生士は呟く

何しろついさっきまで強い魔力を用いた治癒魔法しか効かなかったはずの傷が、みるみるうちに癒えてゆくのだから


他にも王城内部では、危篤状態の冒険者や瀕死の吹っ飛ばされた家の住人が少しずつ気力を取り戻していった。



王城・最上階

そこでは王都を見下ろしながら、マリーナとナルメラ王が話していた

「やれやれ、こうなるんだったらもっと早く使っておけばよかったんじゃないか? ジジィ。」

「そう簡単にいくものではないぞ、オリュンポス十二神を基にした術式は星座ありきだ。故にその星座が輝く時間帯が一番効果が大きく、また一度使うと再びその星座が通過しなければ発動できない。

使えるのは年に一度、強力だが使い処は重要だ。」


この世界にない常識の話をするナルメラ王、理解できるのはラフェルと颯馬、明登、そしてマリーナだけだ。

「ほーん…一応私も開発用にその資料は目を通したが…ありゃなんだ? どうしたら女神に[編集済み]をぶっかけただけで新しい神が誕生するんだ? しかもお前が最初に使った「アテナ」とかいう守護神、最高神の頭から生まれたんだろ? こんなんだったらあの子や明登くんの出身地の日本とかいう国の神話の方がまだ理解できるぞ」


「ま、まぁ当時の人間は本当にそう信じていたのだろう。というか日本神話はリアリティがあり過ぎて逆にギリシャ神話は無さすぎるんだ。北欧神話やケルト神話辺りがあちらの世界で最も理解しやすい神話だと思うがね。」


「私は医者故リアリティというのは重視していてね。

…ところで次の手はもう用意してあるのだろう? こちらの星座術式は残り九つ、ついでに言うなら貯蓄はあとせいぜい三発か四発が限度だ。短期間で大魔術を連発しすぎている、おまけに彼の二枚のカードもかなり喰ってるぞ」


「カードの分の魔力は問題ない、この時の為にわざわざ十三年間ひたすら魔力をストックしてきたのだからな。国家予算を削ってまで魔結晶を集めるなど、セバスチャンさえドン引きしたからな。」


「執事にはもう少し優しくしろとあれほど言っただろ!!!」

あいつも大変だな、とマリーナは同僚の老父の顔を思い浮かべる

どうやら執事の名前はセバスチャンと決めるのが相場ならしく、一体誰が最初に言い出したのかは未だに不明だが、貴族の数だけメイドや執事が増えるとなると、今王都にセバスチャンは何人いるのだろうか…



「さぁ、次はこちらから仕掛けさせてもらおうか。「射手座」だけが遠距離砲撃ではないのだよ!!」

再び石板に魔力が充填される

水瓶座の石板は既に元の場所に戻っている


「告げる、リブラス・アム二ス天秤座よ我に来たれ。正義の女神アストライアはここに至れり、其の名と天秤を持って悪性を裁け!!」


七時の方向の石板が中央に来る

そして浮かび上がるは天秤座


石板の魔力が一点に集中し、超火力の光の砲撃が発射される

「距離」など関係ない、天秤の裁きは絶対

あらゆる悪性を打ち払う概念系天罰術式


故に、50km近く離れた魔王城を正確に貫くことができる

射手座の一撃とはまた違う、神の裁き



当然、六将が気付かないわけもない

「!!! 来るわ。あと十秒程ね、ゴーレムも間に合わない」

まだ姉妹が魔王城を発つ前、レティシアがエンテルを治療している最中の事だ


「俺が出よう」

「ヴァルス、いいのか? おまえでも、きついぞ」

カードによって理性の大半が失われ、かすかに残った人格が言葉を紡ぐ

「問題ない、カードは確かに役目を果たした。騎兵が持つのは愛馬と槍だけでは無い」


そう言って地上へ飛び出すヴァルス

その俊足はエンテルですら叶わない


一瞬にして魔王城の外に出たヴァルスは、こちらに急接近してくる光の一撃を目視した。


は俺が使えなかったな、借り物で悪いが、今度こそ本当の力を見せてやれ。」


「『梵天澱みし小世界モールデス・コスモス』!!」


かつて、人類最速の不死身の英雄は、彼の母テティスが懇願し鍛冶神へパイストスから「世界そのもの」を体現した盾を作ってもらったと言われている。


カードによる劣化でその小世界は澱み、使用する度にその効力は溶けて落ちてしまうが、今回は初使用。威力の減衰は無い

故に、突撃してくる光の束は、盾より展開された黄昏の古代ローマが受け止めた

もとより、天秤座の守護神は鍛冶神へパイストス。本来の守護神はアフロディーテだが黄道十二星座の歪んだこの世界では該当する守護神すらずれている


彼が作った盾ならば、彼の一撃を防げるのも当然



そのまま小世界は盾に戻っていった。

しかし、元の英霊の人格が混ざり合い一部知識を共有している彼は、とあることに気が付く。

なぜ名前に知らない単語である「梵天」が付いているのだろうか。


彼は知るはずもない。あの戦に置いて、イレギュラーな召喚により彼らはその記憶を保有したまま「座」へ帰還した。即ち、彼の宝具もその記憶を引き継いでいることになる。


あの戦いで彼の盾は「何を」受け止めたか

「誰の」宝具を受け止めたのか。


――――――――

「なぁ、治療するっつったってどーするんだ? というかこの体が治った所で現実の俺の体は治るのか?」

「この呪いは因果逆転の呪い、本来ならばここで治療しても意味がないが、その呪いを放つ槍のルーツがあり、なおかつ「因果」という、まぁ分かりやすく言えば運命みたいなものだな。その因果を元に戻せば「当たった」という結果を消すことができる。」

「…? どういうことだ? 俺の体は普通に貫かれたんだが…」

そう、俺は確かにレガスを庇って心臓を槍に貫かれた。

それは紛れもない事実だ、変え様がないはずなのだが…


「その槍だからこそだ。先程言った通りその槍は「因果逆転」、本来は「過程」があって「結果」に行きつくはずが、因果を逆転させることで「結果」を用意し「過程」があとからやってくる。時間を巻き戻しても用意された「結果」は覆らない、「過程」はすっとぶがな。

こればかりは説明がどうにも難しいな。」


「…つまり、俺の心臓は庇う前から貫かれることが決定していた…?」

当然の疑問だ、あの時俺はまだ伏していた。寧ろ貫かれるのはレガスだったはずだ

しかし槍は俺を貫いた、だから彼女は助かったのだ


「本来あいつはお前ではない別の誰かの心臓に狙いを定めていたのだろう、しかしそこでお前が入り込んだ。故に「結果」は成立したが「過程」がおかしなことになった。順当なものではなく「結果」に引っ張られて成立している。そこがまた話をややこしくしているのだがな。


「頼む、手短に……」


「後は話は簡単だ。「結果」を維持する呪いを消してしまえば「過程」は因果の波に飲まれて消失する。」


「すまん、理解が追いつかない。もう少し分かりやすく言ってくれ…

いやマジでわかんないって」


呆れるように言う冥界の主

「やれやれ、芯の無い奴め。お望み通り簡単に結果だけを言うと、その胸の呪いを消せばお前の胸の穴は治るという事だ。まぁ治った所でお前を「固定」している別の因果の代償を払うことになるがな。

その覚悟はあるか? もう一度胸を貫かれる苦痛を味わう羽目になるが。」



おい、今さらっととんでもないこと口にしなかったか


「へ? ちょっと待って何で俺代償とか払わなきゃいけないの!?」

「話が進まん」

「あっすいません」

怒られちゃった…


「お前の体の壊死を防いでいるんだ、それも後払いでな。つまり今のお前は借金を背負っている。そして治ると払えるようになるから勝手に払わされる、ただそれだけだ」

「えー…」

ねぇ、きつくない? 絶対痛いじゃん…

「諦めろ、その借金のお陰でお前はまだ死んでいないのだ。まぁあの槍が偽物でなければ借金をすることすらできなかったのだがな。あれが本物であればお前は貫かれた瞬間に死んでいる。」


「では、解呪といこうか。ついでに解呪も相当痛いぞ」


えっ、待って、いたいのヤダ

再び胸の穴に手を当てる冥界の主

目を閉じ、詠唱する

「■■■■…」


言語に変換できない言葉、「要素」を持ったことで確定された冥界の主は、神代から冥界の門を管理し続けた槍使いであり、魔術師でもある

神代の魔術師、即ち神や星そのものから力を借りうけ魔術を発動させる。神代の「真似事」をしているラフェルやナルメラ王では足元にも及ばない


手が光を放った瞬間、激痛が体中を駆け巡る

今すぐ転げまわりたいが、体が動かない

「気絶するなよ、副作用で邪魔をしない様に体は固定されている。すぐに終わるが逃げようのない痛みだ。」

「-----!!!!!!!!」

叫べない 声が出ない

なんという痛みだ、まるで全身を棘で突き刺されたような。いや違う、体の内側から棘が生えてくるような、そんな痛み。


苦しい、苦しすぎる。

死んでしまいたい。いくらなんでも辛すぎる、思考が止まる

止まる


止まる



止まる





止ま









気絶寸前でのたうち回りたくても指一本動かせない状況が十数秒続いた。

その十数秒は颯馬にとって一体どれくらいの感覚だったのだろうか


相対性理論。楽しい時は一瞬で過ぎ去り、苦しい時は永劫のように感じられる

この地獄のような苦しみは彼にとって一時間近く感じられた


「よし、解呪は成功だ。ミスってあいつを殺しかねた時に使った術式を覚えておいて良かった。」


「-----

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」


声帯が動き出し、詰まっていた声が一気に流れ出す

声にならない声、音の濁流

「おいおい、せっかく治したんだ。廃人にはならないでくれよ。」


大体五分ぐらい叫んだだろうか。

「ゼヒュー…ゼヒュー……カハッ…ハァ…ハァ……」

「おうおう、随分長く叫んだな。これは新記録だ、ぎねすとやらにも乗るのではないか?」

「はぁ…はぁ……じょ、じょうだんいうなよ…」

呂律が回らない あまりの激痛に筋肉が震える

「しかし呪いの効力は本物だな、まさか本当に30本抜くとは思わなかったぞ…」

「へ? さんじゅっぽん…?」

「詳しい話は上で聞いてこい、因果を保つ技術など普通の人間が知るはずもあるまい

…とりあえず少し休め」

「は、はひぃ~…」



数十分ぐらいが経過しただろうか。切れ切れの息は少しずつ戻ってきた

筋肉の痙攣も大分収まってきただろうか。 

「ともあれこれでお前が戻れば因果はもとに戻る。ねじ曲がった過程は虚構のものとなり、正しい状態に直るだろう。」

手を放し、再び門の元へ戻っていく


「ところで、俺どうやって戻るの?」



「………」

「ノープランかよっ!!??」


ええぇ…


「だってぇ…仕方がないだろ、来るもの拒まずだが去る者は引き留める場所なのだ、この場所は。」

「じゃぁお前が治してくれたのも意味ねぇじゃん!!!俺せっかくあのクッッッッッッッッッソ痛いの耐えたのに!!!!」

「落ち着け落ち着け。方法は無いわけでもない、タイミングは限られているがな。」

「えっ!!! どんな!?!?」

思わず言葉に飛びついてしまう。

人間、絶望的な状況ならどんな悪魔のささやきでも天使のお告げに聞こえてしまうものだ

今回は本当にお告げみたいなものだからあまり関係は無いが。


「そうがっつくな。何、お前のもう一つの因果、お前の体を繋ぎ止めている因果が繋がっているという事は、いずれ繋ぎ止めさせた奴らの「想い」が届くはずだ。ただその時を待ち続けろ。いずれ道は開く」


「つまり、それまで暇と」

「ふむ…そういうことになるな。」

冥界の主が口元をにやけさせる


「あんたって、あの槍の持ち主の師匠なんだよな。」

汗が垂れる、なんか嫌な予感がする


ちょっと待ってなんかまた近づいてきたんだけど

こないでこないで


「そうだ。厳密にはその姿をとっているだけだが」

顔が怖い、やめておねがい


「もしかして…ご指導…興味おありでして…?」


「あいつの写し身と戦ったんだ、しかもそれでまだ即死でないと。これは興味深いな」


ねぇお願いそれ以上近寄って来ないでやめてこわいこわいこわい


「ひぇ~~~~っ!!!」

耐えられずその場から逃げ出す

門はあるが、周囲は広大な更地のようで荒れた土地が延々と広がっている

恐らくこれが俺にとっての死後の世界なのだろうか


三途の川は赤いと聞く

赤い荒野はそこからとってきたのだろう

曲がりなりにも彼は日本人、初詣にも行くし、七五三や七夕、節分等日本の行事には触れている

多少は仏教についての知識はあるのだ。日本オリジナルの部分が多いが


冒険者として鍛えた体はここでも十分動いてくれた

陸上選手にも引けをとらない速度で走る、ひたすら走る


しかし忘れてはいないだろうか。

相手はあのエンテルのベースとなった俊足の英霊の師匠の写し身であるということを


「はぁ…はぁ…ここまでこれば…」

「ふぅむ、鍛え方が足りないな。しかし成長の余地はある」

「!!!」


いつの間に!!!

さっき一瞬チラ見したが、あの時は確かに門の傍にいたはずだ

それから接近してくる気配は無かった 門は遠くに見える、約600メートルほど走っただろうか


あの距離を一瞬で!!?? 神話の人達どんだけ規格外なの!!!?????


「まずは足腰の入れ方からだな。みっちり教えてやる」

「やめてやめてわたし体繊細なのお願い触らないでイヤーーーーーーーーーーー!!!!!」


かつて冥界の主スカサハは何人かの弟子をとっていたが、全員普通にボコっていたそうな

死にかけることは日常茶飯事で、クー・フーリンのしぶとさは彼女の「教育」が大きく影響しているとか

つまり彼女に容赦は無く、素質があると見抜いた者は地獄を見るだろう


文字通り「冥界の主」。殺すも生かすも彼女しだい


今回「教育」する少年は颯馬。そこまでハンサムじゃないけど、そこそこ均整の取れた体。

まだ1○歳のこの少年は、彼女の調教に耐えることができるのでしょうか。

それでは、ご覧ください………

「ねぇなんかフェードアウトしてってない!!??お願いそんなことしてるんだったら誰でもいいから助けて痛い痛い!!!折れる折れる折れるからーーーー!!!」

「耐久性にも難ありだな、とりあえず筋トレ各100回10セットから始めるか。細かな呪いはまだ残っているからな、健康な肉体を手に入れろ」

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