第十九話 切られた火種

「そのカードを使って、六将達を倒してもらいたい」



「…は?一応俺レベル15の初級冒険者なんですけど…? ついでに言えば、この意識飛んでる駄メガミもこの前やっとレベル2に上がってフィーバーしてたところだぞ?チート使ってステータスは俺と同じくらいだけど。」

「だから言っているだろう、そのカードを使ってと。

それはアーティファクトの一種。来るべき時に備え、周囲の魔力を根こそぎ奪う。君がそのカードを拾った場所は、周囲より魔力濃度が薄かったはずだ。」

「確かにダンジョンの最奥だってのに魔結晶の一つも無いなんてのはおかしいと思っていたが…それで?こいつの使い方は?」


「それは…その時が来るまでわからない。」



「………は?(デジャヴ)」


「いやね、我もこの「Ruler」のカードは3年前に入手したのにも関わらず、理解できた…もとい使えるようになったのは最近だ。それまでいかなる手段をもってしても全く起動のそぶりを見せなかったカードが、急に反応したわけだ。」

さてはコイツ、元庶民だな? 生まれの貴族とか皇族とかは「いやね」とか使わねぇぞ…


「ほーん…話からしてカードを経由して直接脳内に言ってきたのもそのカードの力ってわけか。」

「せいぜい場所がわかるというのと、後は魔力濃度の都合上南大陸限定でカード保有者の会話が可能といった程度か。我もこのカードの仕組みや使い方を全て把握しているわけではない。」



「ただ一つ言えることは、アーティファクトは必ず強い「想い」に反応する。君が…そう、例えば誰かを守る時のように強い「想い」を抱いたなら、そのカードはきっと応えてくれるだろう。」


「そういうもんかね。」

「確証は無いがな。だがこのカードは他のアーティファクトとは違う、魔鉱石製の装備を使ってる君にはステータス的に少し負担が大きいかもしれないが…」

「ま、拾っちゃったもんはしょうがないだろ。」



「とりあえずこれは今日の分の宿代だ。ここからあの路地を右に曲がって30mほど進むとそこそこ安全な宿屋がある。我の不始末だが、君たちも酔っぱらいに追われるのは好みではないだろう。」

「まぁ、あんなに早く居合ができるのにわざわざラフェルにヒントを与えるあんたほどではないがな。」

「過ぎた事だ、気にするな。というかアレは別に居合で斬ったわけじゃないぞ。」



「我の見立てではあと二日後に六将の一人、「Lancer」のカード保有者のスフィア・エンテルが突撃してくる。こちらの方も対処はするが、如何せんあちらの「砲台」が厄介でな、対軍兵器しかない分白兵戦は冒険者達と君に任せることになる。君の仲間も一人、その砲台の犠牲者となっているからな。技術的に「北の魔女」が動きを見せてない以上修理されている可能性はかなり低いが、向こうのカードに「Caster」がある以上あてにはならない。」

「何…? というかあと二日って、ちょっと現実的な数値じゃないか。もう少しこう瞬間移動でパーって一気に来たり、空を飛んで降りてきたリとか無いのか?」


「いくらこの世界の魔法学は君の世界の科学とやらと同じくらいの速度で進んでいるとはいえ、今は魔王軍との戦争の真っただ中なのだ。カルネスのようなれっきとした「魔術師」でなければ全員作っているのは戦争用の魔導具だ。瞬間移動の装置などはまだ発掘されてもいないし、誰も開発に着手していない。

それに君の世界でもまだ完成していないのだろう。いくら第二リソースが存在するとはいえ、文明の発展度で負けている我々の世界で完成させるのは少々骨が折れるぞ。


ついでに急に来られても困るだろう。」



「もうちょっとファンタジーだと思ったんだがな~」

「君の世界の神話等は十分ファンタジーだろう。」


ではさらばだ。と言って立ち去るナルメラ王、読みづらいからもう王でいいや。

王がその場から離れたことで、言葉の効果が切れたのか、ラフェルたちが目を覚まし始める

「そいつの言葉は!! …あれ、いない?」

「もう行っちまったよ。宿代だけはもらったがな。」

「クッソぉ…あのジジィ…絶対後で請求書送りつけてやりますからね…」

「あっあれ!?あの人は!?」

「明登お兄ちゃん…」


「とりあえず、まずは休もうか。」



部屋に入ると、ベッドが二つに机と棚が一つ、椅子が四つといかにも四人様いらっしゃいと言わんばかりの内装だが、一つ問題点がある。


そう、ベッドが二つしかないのだ。

つまり今までは一つのレガスとラフェルで一つのベッドを使っていたから、俺は一人で寝られたのだが、

ミライが加わった以上四人で寝なければならない。


「…どうします?誰が颯馬と寝ましょうか…」

「あからさまに嫌そうな顔するなよお前ェ!!」

「だって汗臭いじゃないですかあなた!!ちゃんと体洗ってますか!?」

「誰かさんのお陰で風呂入る金もねーんだよ!!」

「あのー…ここ簡易的な浴場があるって書いてあったんですけど…」


というわけで、現在男湯に浸かっている

実際に身切りしていた期間はそんなに長くないが、少なくとも三日間はろくに体を洗えていない

昔は光源として使われていた魔力的な熱の塊である魔溶鉱石を熱源とした風呂は、少し熱めで体感40~45℃くらいか。俺としてはちょうどいい温度だ。

汚れが熱で溶ける感覚が気持ちいい


「安全」というかこの宿はあまり知られていないらしく、そもそも人が少ない。

知る人ぞ知るといった所か。その為風呂はほぼ独占状態である。


満足に湯船に浸かり、脱衣所で着替えていると浴衣姿のラフェルたちが出てきた

浴衣と言っても簡易的な麻ににたローブなのだが。

あ、ムフフなことは起こらないぞ、一応ズボンは穿いてるからな 乳首は見えてるけど大丈夫だろ


「颯馬…あなた結構ムキムキだったんですね…」

「今更ぁ!?というか毎日クエストやらでへとへとなんだから嫌でもムキムキになるわ!!まぁ俺のはあっちで鍛えてた分だけど」


そう、何故かよくボールをぶつけられたり自転車に撥ねられたり車に轢かれそうになったりと、マジで即死案件が多々あるので両親に無理言ってジムに行かせてもらっていたのだ。

両親達も心配していたらしく、兄貴達の学費で余裕がない中家計をきりもみして何とか出してくれた

感謝してもしきれない。


「じゃぁクレト君みたいに筋肉バカってことですね!!」

「ちげーよ!!入院中もしっかり勉強してたわ!!」

「にゅう…いん?」

「魔法治療店みたいな所です。治癒魔法や薬学が発達する前は、病院と言ってけがを負った人達が治療を受けるためにそこでじっとしていたんです。

・・・らしいですが、如何せんかなり前の話ですので確証は無いんですけどね…」

「へー。すごいね!!」

「いや、むしろ恥ずべきことだと思うが…」

「あなた全国の闘病生活を送っている方達に土下座してきなさい!!!」

「無理デース誰かさんのせいでこっちに連れてこられたので無理デース」

「ぶっ殺す!!」


しかし問題はまだ残ったままだった。


「で…誰が颯馬と寝ます…?私はもちろん嫌ですよ?」

「わ、私も遠慮しておきます」

「? じゃぁわたしが…」

「颯馬がロリコンの可能性があるので却下で」

「俺の扱いひどくね?」


結局、じゃんけんで負けたレガスが俺と寝ることになった。

なんでじゃんけんがあるんだよ

「うぅ~…仕方ありません、寝ましょう!!颯馬さん!!」

「いいのか?別に俺は壁で寝てもいいんだが…」

「いいですいいです!!覚悟を決めた私を舐めないでください!!」

「えぇ…(困惑)」


そして装備などを棚に収め、明かりを消す

久しぶりの風呂で体が温まりすぐに睡魔が襲ってきた。



一方レガスは、顔を赤らめていた。半ばヤケとはいえもうどうしようもない

「(キャーッ!!兄さん以外の男の人と一緒のベッドなんて!!!ヤバイ、ヤバいです!!ドキドキが止まりません!!!)」

一応年齢的には思春期真っただ中なので、異性に対しオーバーな反応を示す。

「(どどどどうしましょう!?ちょ、ちょっと触ってみようかなななな!!??)」

当然、乙女の挑戦に既に眠っている颯馬は気付かない

意外と可愛い寝顔を見てますますレガスの興奮が高まる


「(そーっと…そーっと… えいっ!!)」


ぷにっという感触とともに、指先が沈みこむ

ラフェルのお陰で毎日阿鼻叫喚な顔をしているので、表情筋が発達しとても柔らかい

そして心地いい弾力 お風呂に入ってすぐの為垢も無くすべすべの肌は、いつまでも触っていたいくらいだ。


見事初挑戦を成功させたレガス、内心もうはじけそうである

「(触っちゃったーー!!触っちゃったよーーーー!!!自分から初めて男の人に触っちゃったーーーーー!!!!

落ち着け、落ち着くのだ私、このままでは本能のままに颯馬さんを襲いかねない。)」


起きないように急いで手を戻す

「(つ、次は何をしようかな…た、確か他の貴族の方達は、キ、キスとか…

~~~~~~~ッ!!!!)」


勝手に想像し爆ぜるレガス

いやぁ、乙女心って複雑だなぁ


「(起こさないように…起こさないように…)」


「んむぅ…」

颯馬の寝言に、ビクッっと背筋が凍る

汗が噴き出る、浴衣がびしょぬれになりそうだ。

「お、起きちゃいました…?」

返事は無い。ただの寝言か…


「(ほ、ほっぺたならいいですよね…?妹もよくやってきたし…

そーっと、そーっと…)」


どんどん颯馬の顔が近づいてくる

一秒一秒が長く感じられ、その度に胸の高まりが抑えられない

触れる 接吻を知らない無垢な少女の唇が、確実に大人の階段を上る


そして…





次の日の朝

「んー… ハぁ。いやー、よく寝たな~。やっぱり王都はいいぜ …ん?

珍しいな、レガス、目の下にくまができてるぞ。眠れなかったのか?もしかして俺のいびきがうるさかったり!?」

「い、いえ…なんでもありません………」


やれやれ、あと二日か。早いとここいつらに伝えておかないとな…

六将と戦うことを、そして恐らくそれは俺一人で戦うことになる事を


「(あれは…恋に堕ちた顔ですねぇ、颯馬はにぶちんだからわからないですけど、思春期の女の子って何気に反応しちゃうものなんですねぇニヤニヤ。あ、ちなみに私は外見が外見だけにお前もそうだろと言われがちですが、普通に二十歳過ぎてるんで。時間の概念が無い虚数空間で歳をとるのかというのは疑問ですが。)」

「レガスお姉ちゃんねつあるの?」

「いえ…ほんとに大丈夫だから…ほんとに…」

顔を真っ赤にして逸らすレガス

こっちもこっちで不器用である。

しかしそれが恋心と気付くにはもう遅かったのか、運命は残酷である




――――――――――――

「ようやくこいつに慣れてきたぜ、初めて使った時はあまりの速度にびっくりしちまったがな。

それじゃぁウォーミングアップがてら、ちょいと本気出しますか!!」


「…!!「Lancer」のカード保有者の速度が急激に上昇している!? まずい、このままでは予想よりも早く射程圏内に入ってしまう!! 

総員準備!!! 十二の羽パラダイス・ロスト形状Cで展開!!衝撃に備えろ!!!」


「いくぞぉ!!ちゃんと受け止めやがれよォ!!!

突き穿つゲイ・ボルク幻想の槍・アルターネイト』!!!!」

魔人という魔物の中でも最上級に位置する存在。その中で、彼は魔に堕ちた人間の一人だった。

元々六将はオルテルロック姉妹を除けば各地で勢力争いをしていた魔物達のトップだった。魔王の登場により、六将というくくりに収まったが、その力は並の冒険者等塵に等しい

ましてやカードの力を得ている状態。

全員が統括前の国家クラスに等しい力を持っている

対魔物同盟国家アトラスや、創世海洋衆国オケアノス等、魔王に吸収または滅ぼされた国家は王都に勝るとも劣らない兵力や技術力を持っていた。


つまり六将一人一人が十三年前の王都を滅ぼせる実力を持っているのだ。


そして、対軍宝具が発射される

穿つは心臓、謳うは必中

その写し身が王都を襲う


『突き穿つ幻想の槍 (ゲイ・ボルク・アルターネイト)』

カードによる複製品の為ランクが一つ下がりC+になっているが、

その威力は健在。

「突き穿つ」場合に限り必中の効果が無くなっているが、それほど問題ではない。



それはもとより投擲する為のモノだった

狙えば必ず心臓を穿つであったはずの槍

躱すことなどとうに許されず、飛来する朱槍は大地を抉る

それゆえゲイボルク、生涯一度たりとも敗北しなかった英雄の持つ破滅の槍の写し身

「Lancer」の全魔力で打ち出されたソレは防ぐ事さえ許されまい


躱すことも出来ず、防ぐことも出来ない

――――故に必殺




しかし、彼も黙ってはいなかった

「前線部隊に通達!!速やかに現場から退避せよ!!


星の形。ソラの形。神の形。の形。

星々は神を示す。時を我が手に。十二の羽は十二神を象徴する。

スターズ。コスモス。ゴッズ。シンSinズ。

トロイアス・クロノス・オリュンポス・パラダイスロスト!!」


この星は確かに地球。しかし颯馬の世界の地球ではない

太陽系の七つの惑星は十二に増え、その神格を増した

いや、本当は颯馬の世界でもそうしようとすればそうなったのかもしれない。

ただし世界がそうさせなかった。ただそれだけの事


であれば、わざわざこちらの世界を弄る必要もあるまい

「神秘」の素材は十全にある、何しろそこらじゅうに魔力が満ちているのだ。

あとはからやってきてもらうだけ


「告げる、アリエス・アム二ス牡羊座よ我に来たれ。守護神アテナの名を持って其の盾を展開せよ」


幾何学的な模様の描かれた十二枚の石板が浮遊し、円陣を組む

形状Cとは、Circle(円環)のC

その中で一番上、即ち黄道十二星座の牡羊座アリエスを表す石板が中心に来る

その途端、石板に牡羊座の模様が浮き出てくる


そして、詠唱の通りに傘上に赤透明の盾が浮かび上がる

神盾アイギス、一般的にペルセウスの手により斬られた怪物メドゥーサの首が取り付けられていると言われる盾

それは主神にして最高神ゼウスから与えられた盾であり、あらゆる災厄を払う力を持つとされる


これが十二の羽パラダイス・ロストの真の使い方

展開された十二枚の石板は、颯馬の世界の神話におけるあらゆる「十二」に関するものを実現させる

神代ほどではなく魔力量も当時よりはるかに少ないが、その力の片鱗でこの威力

「星」そのものから力を受け取ったらどれほどのものとなるか、想像もつかない



激突する幻想の朱槍と幻想の神盾


しかし、相手が失われたとはいえ必中、即ち貫くことに特化した槍に対し、こちらはあくまで厄災を払うのみ。

直接的な伝承が無い以上、矛盾は発生しない

もしこれが七枚の盾であれば、魔力量から防ぐことはできたかもしれない。

もしくはかの騎兵が持つ「世界」を示す盾か。

破られる幻想の盾。しかし、盾というフィルターを通したことでコースは把握した

次で仕留める


「告げる、サジテリス・アム二ス射手座よ我に来たれ。狩猟神アルテミスの名を持って、禍つの蠍を貫け」


牡羊座の模様が消え、元の場所に戻る石板 そして今度は九時の石板が中心に来る

同様に、こちらは射手座の模様が浮かび上がる


攻撃は最大の防御と言われるが、正にその通り。

石板から放たれる矢は朱槍と真正面からぶつかる


そして対消滅する

朱槍は完全に勢いを失い、自由落下を始める。

神盾アイギスと射手座の矢という神話級の一撃は、必殺の幻想の朱槍を弾き返した

幸いにも王都に被害は無く、衝撃で住民が飛び起きる程度で済んだが、問題はそこではない。


しかし、たかが一度の宝具で二つも術式を消費してしまったのは痛い。それに、いくら手段が無かったとはいえできれば射手座は温存しておきたかった。

メガミの知識を持ってすれば、大方敵のカードに呼ばれた英霊の弱点は把握できる。

「Ruler」のスキルに「真名看破」が無いのは残念だが…


槍と拮抗していた間、その持ち主は何をしていたか。

必中の朱槍、それは相手の心臓を抉った後に必ず持ち主の手に戻ってくる


その槍は既に大陸を繋ぐカプリス大橋付近に飛翔した

つまり、持ち主は既にそこまで迫ってきている

残り約12km この槍の本来の持ち主の姿を投影したのなら、彼はかの騎兵に匹敵する神速の持ち主

その速度は高速道路を走る自動車と並走できるほど


つまり、時速80kmは出せるということだ。

あと10分も経たずに王都に到着してしまう


「なんてことだ…まさかもうカードの扱いに慣れてしまったのか…!!くそっ、侮っていた!!完全に予想を外した!!」

「御呼びでしょうか陛下。」

「今すぐ全衛兵並びに全レベル50以上の冒険者に通達!!北通り第一通路に配置、レベル65以上の第一陣、未満の第二陣に分かれ、余波の為北門付近の住人及びレベル50未満には避難を呼びかけろ!!」

「御意。拡声結晶の用意を!!」


「(まずいぞ、これはまずい。我とてまだ「Ruler」のカードを使いこなせていないのだ、それにまだアーティファクトと聖遺物を所有している冒険者は数える程しかいない、彼らと葛城君に託すしかない…)」


――――――――――――

「Foreigner」

フォーリナー、降臨者

外界からの介入者であり、異なる常識を持つ者、この世界の不適合者

「あり得ないはずの存在」という矛盾により抑止力すら働かない。


本来は遥か彼方の次元、狂気そのものの具現化であるが、

「観測者」の手により運命が狂い始めている。


資格のない適正、イレギュラーな聖剣、あってはならない法則

今はそのことは置いておこう。



狂気の具現化、即ち邪神、そんなものを完全無垢でなければ狂気に染まったわけでもないごく普通の人間が接触してしまったらどうなるか。


唯一の希望、彼が助かる希望はこのイレギュラーが続く事だけだ。

例えば、呼ばれる英霊は颯馬の世界の者ではなく、この世界の者のように


だがそれでも。

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