第4話
右に折れて一通の道をまた右に曲がって大きな道に出た。
流石に通行量は多い。どこに向かっているだろうという気がする。都心に入っていく。脇を通って行く。車と車の脇を使ってすれ違っていく。
これなら早く着くと新大橋通りを西に流れていく。交差点を止まっていると1人の男が騒ぎだす。
信号待ちをしている。駅に向かう男4人女1人の女ひとりのところへ男が向かっていく。
目を開いて口を開けて次第に脚が早くなっていく。洋服は乱れどこでつけたかわからない血の裏がついている。
その男が交差点に現れると人混みが引き裂かれた。太樹はその動作にクラクションを鳴らす。
まるで意識してなかった女に注意をしてもらいたくて、鳴らした。
女性は悲鳴を上げ、男子たちはその男に止めに入る。
男の意思を邪魔したかのようなクラクションが、鳴り響く。
子供が駄々こねるみたいだと太樹は思った。大人も最近己のことしか考えないものが増えている。自分もそうなってると反省するときがある。
自分がある場所を一歩退いてあげる。そこに常に入ってくるものがいたりすれば怒りもするがそんな奴はいない。
話を戻すがクラクションに意思を曲げられたことに怒り表し、怒りをこちらにぶつける。
子供の頃、怒った犬に追いかけられて噛みつかれたことがある。
単車なのでミラを見てある程度追いつかれたら、逃げるつもりだった。
人間にそんなにはやいスピードが出るわけもなく。難なく逃げ切った。
さらに西へ帰る。道は混んできた。脇を伝わって先を急ぐ。混んでいるかのように感じるのはあっちこっちでトラブルが発生し、道が感染に覆われている。
道は完全に止まってる。警察はあちらこちらに出動していて手飾ってる。
だいたい様子が分かるとスピードを上げた。右に左に避けスピードを上げていく。
皇居を右に靖国を通り、御苑の地下トンネルを通る。
何も考えず、右に左にそれっている間に何も考えず新宿トンネルを通過する。中に入った瞬間 道路が止まってる。いつものことと前の車を避けゆっくりと前に進む。
「ダメだ」この先は進めない。
前から前から人がワンサカやってくる。後ろ足で進むとワンサカ人がやってくる。車を降りて大量にやってくる。
後方に進む。足を後ろに進めて、一台目を過ぎたあたりで
後方に対称スペースを見出す。クイックターンをかます。
トンネルから沢山の人を連れて走り出す。左に折れて交差点を逆進し、大きく左折した。
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