警告 読み飛ばし推奨 トップシークレット シディラ シディラの長子 警告
警告 貴方は今、世界の秘密の一つに触れようとしています。
本当によろしいでしょうか?
ではどうぞ
◆
本当に?
◆
『シディラ様はどうなっているのだ?』
『何とか聖なる地から森へお運びできたが、傷が深すぎる…』
『そんな……』
『忌々しい竜共め…。最高神の1柱を失いかけているとは…』
『我々は一体どうなるのだ?質が互角でも、数では圧倒されている。マクシム様が一つの戦線で勝っても、他が押されていては…』
『ルベルド様と連絡は?』
『どうも出来てないらしい…。あれほど頼りになる御方だ。竜に敗れたと思いたくないが…』
『一体我々はどうなるのだ…』
『!?』
『なんてことだ!?』
『間違いない!シディラ様がお亡くなりになった!』
『ああああ!?』
『まて!?なんだこの魔力は!?』
『見ろ!木だ!木が天に向かっている!』
『一体何が起こっている!?あそこはシディラ様がいた場所だぞ!』
『分からんが急ごう!竜達の攻撃かもしれん!』
『ああ!』
◆
『なんだ?神にしては小さいぞ!?』
『それよりシディラ様は!?』
『初めまして』
『何者だ!』
『私の名前は■■■■と申します。父にして母であるシディラ様より生みだされました』
『なに!?シディラ様は一体どうなっているのだ!?』
『シディラ様は最後の力を振り絞り、その"対処"の力だけでもとこの大陸に残されました』
『どういうことだ!?この木がそうだと言うのか!?』
『はい。そしてその"対処"の力は竜に対して発揮され、私を生みだされました』
『なに?』
『数で勝る竜に"対処"するためにまず私が始めに作られ、その後大量に同族が生まれる予定です』
『お、おお!流石はシディラ様だ!これで勝てるぞ!』
『いえ。傷の深かったシディラ様はその力をかなり弱められていたため、このシディラ様の木がその力を十分に発揮できるのはそう長くありません』
『なに…?ということは』
『はい。早急に反撃の準備を整える必要があります。それと我々が使う武器の開発も急がねばなりません』
『…わかった。すぐに総指揮をとられているマクシム様に連絡を取ろう』
『お願いします』
『しかし、このシディラ様の木を何と呼べば…』
『それについても、シディラ様からの遺言があります』
『おお。聞かせてくれ』
世界樹ユグドラシル。と
◆
"神からの贈り物"こそ、最初の1"人"であった。
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