第18話アティのひとりごと
私は、アティ・御劔 6才
今は<御劔の里>と言う所でラミアお姉ちゃんとくらしている。元々名前もない奴隷だった私だけど、ラミアお姉ちゃんが<アティ・御劔>って名前をくれたんだよ。
そして、もう一人、<融合の義>で、血の繋がったティアお姉ちゃん。私の大、大、大好きな二人の、お姉ちゃん、でもね、ティアお姉ちゃんはね、村が魔物に教われた時、子供だったけど、村人や小さな子供達を守って戦って死んじゃったんだ。ラミアお姉ちゃんは、そんなティアお姉ちゃんを「誰よりも優しい、素晴らしい人」って誉めてくれたんだ~。えへへ~。それでね、ティアお姉ちゃんが守った村の人達が、今度は私を<アティ様>って言って助けてくれるんだよ。だから、私もお姉ちゃん達に負けないように強くなって、この里の人達を守るために、御劔流抜刀術をならっているんだ~。
あとね。私には、いつも一緒にいる お友だち(本人達は専属メイド兼近衛って言ってるけど・・・)がいるんだよ。リリとモモっていう双子のアマゾネスの女の子。リリはね。いつも、あれはダメ、これはダメって言うけど、なんでも相談できる優しい子。モモは、ちょっとお転婆サンだけど、いつでも私を一番に思ってくれる女の子。二人とも、なかよしで大好きな お友だち。因みに二人はメイド長のシルカサンの妹で、かなり強いんだよ。
けど、この前、町に変な人達が来て、グラスさんが切られた時は、もう夢中で突っ込んでたよ。だってさ、戦えないグラスさんに粋なり切り付けるなんて、イジメだよね。そう思ったら、飛び出して木刀を叩きつけてたんだ。ははは。でもね、ちゃんと手加減して当てなかったんだよ。でも、ラミアお姉ちゃんたら、「もう少し手加減しようね・・・。」って言われちゃった。そして、リリにも、お説教されたし、モモは、笑ってたけど。
でも、私は、この里も、里の人達も、大、大、だいすきーーー。これからも、ラミアお姉ちゃんと一緒に、この里を守って行くんだ。
御劔の名にかけて・・・・。
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