第4話ギルドマスター
やばいな~早く帰りたいのに~っと、そんな事を思っていると、2階からシェーンさんと、なにやら貫禄のある、だけど、背の低いドワーフっぽい、おっさんと綺麗な赤毛の少女が降りてきた。
ドワーフっぽい、おっさんは、黒い髪に髭の長く、つり上がった目つきで経験豊富な冒険者っと言う感じで、赤毛の少女は18才ぐらいのお姉さま風で、赤い目で少しカールのかかったロングヘアーの巨乳さん「おっ、大きい・・・」っと思わず声が出てしまうほどで、女の私から見ても羨ましい限りである。そして、彼女は魔法師の様で、魔石が着いた立派な杖を持っていた。
「君がLv100で初心者冒険者のラミア君かね。私はここでギルドマスターをしている、ドリトル・マークと言う。そして、隣にいるのが、SSSランクのミリア・カーンだ。」と自己紹介してきた。
うわああ、やべえ、このおっさんギルドマスターだったよ。その後に、「ミリア・カーンです。ミリアと呼んでくれていいですよ。」っと赤毛女性も挨拶してきた。二人とも高そうな装備をしている。
「あっ、ラミア・御劔です。よろしくお願いします。」そういうと、一瞬、ドリトルの表情が強ばったが、すぐに穏やかになり、「2階で話そう。」と言って促していった。
だって、断れる感じがしないし・・・本当は、さっさと終わらせて帰ろうっとしたのだけど、「話を聞かないと登録できない」と言われては行くしかないでしょ・・・。
部屋に入ると、ミリアさんが魔法を展開する。思わず紅椿に手を掛けて構えるが、ドリトルさんが制止してきた。「心配ない、防音、遮断の魔法をかけてもらっただけだよ。」
そう言って、席につくように促す。
「シェーン、ミリア。今からの事は他言無用だ!!これはマスター命令だと思ってくれ。」ドリトルが、そういうとシェーンもミリアも頷いた。
ただの登録に来ただけで、なんでこうなるのよ~。お兄ちゃん、もっと偽装Lv下げといてよ~
シェーンさんが、お茶を入れてくれて、少しの沈黙があったが、ドリトルさんが口火を切った。
「単刀直入に聞くが、君はアモン・御劔の関係者かね?」
まさに、ストレートな質問であり、私は動揺して、手に持ったカップを落としてしまった。
「なっ、なんのこひょでひゅか・・。」うわあああ・・思わずカミカミになった~
突然出てきたアモンの名前に狼狽えながら、
「なぜ、その名前が出てくるのですか?」と聞くと、ドリトルが答えはじめた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます