　地獄の三連休が終わりました～。先日、楽器の重さについてエッセイで書いたところですが、その楽器運びをしてまいりました。疲れた～。

　当日は雨予報でしたが、幸い曇り。ムシムシとしましたけれども、なんとか雨を避けての楽器運びで助かりました～。

　運送会社のトラックの運転手さんがね。楽器運びのプロだったんですよ。すっごく助かりました。楽器の名前もポンポンと出てくるからね。慣れているなーって思っていましたが、例の１２０キロマリンバも、彼が支えてくれてトラックから出し入れできたので、すっごく楽でした。

　シード校の結果は抜きとして、ぶっちぎりの１位ゴールドを頂きまして、無事に上の大会への出場権を頂いてきました～。

　最初の頃、「先輩たちはお喋りばっかりしていて練習しないからつまんない」とか抜かしていた娘。大丈夫なのかよ～とひやひやしての鑑賞でしたが、いやね。始まったら唖然としました。

　小学校と違い過ぎるだろー。なにこれ！　

　前の学校の演奏は中学生らしくて微笑ましかった。ああ、そうそう。中学生ってこれくらいよね。って思っていたのに。ひいき目差し引いても大人顔負けの圧巻演奏。ホール内がシーンとして、彼女たちの世界に引き込まれました。

　やっぱり３年生はカッコイイ！　ソロもばっちり決めるし、音楽全体をどんどん引っ張っていく彼らの演奏に、もう言葉を失いました。

　これは行ける！　もしかしたら全国行けるかも！？

　そこにいた親たちはみんなそう確信した、と言っていました。さあ、この集中力をどこまで維持できるのか。初めての全国大会を目指して、夏休みも休みなく練習するそうです。頑張れ青春。

　私も中学生時代は吹部でした。クラリネットのパートリーダーをしていましたが、そう強豪校でもなかったので、行けても県大会どまりでしたね。それでも楽しかったかな。そこそこね。

　高校時代は、進学した高校にはマーチングしかなかったんです。それも全国に行くくらいのレベルでしたけれども、マーチングは興味がなくて、高校生になってからは合唱部に転向しました。合唱は合唱で楽しかったです。今でも続けているのは合唱のほうです。

　しかし当時は友達がよくなかった。一緒に入った仲の良かった子が、１年で退部するって言いだして。釣られて一緒に退部しちゃったんですよね。もったいない。あのまま３年生まで続けていたら、きっと楽しい時間を送っていたはずだったのに。２年生からは天文部という名の帰宅部に所属して、毎日カラオケ三昧。私たちの頃はカラオケ全盛期だったんですよね～。男子校の子と合コンして遊び歩いてしまいました。

　高校時代は、オーケストラの授業があって、クラリネットをやりたかったんですけれども、オケでは木管楽器はそういらないわけ。結局、じゃんけんで負けてオーボエを吹くはめに。そんな調子でしたから、楽器で青春って、中学生の一時だけでした。だから、今の娘がめちゃくちゃ羨ましい！　クラリネット続ければよかった！

「先輩たちね、すっごくうまいんだ」と目をキラキラさせて自慢げに話す娘を見ていると、本当に羨ましい。「私が３年になった時はダメだ。あんなに吹けないもん」って言いますけれども、きっと大丈夫。小学４年生の頃、６年生（今の中３年生たち）を見て、キミは同じことを言っていました。けれど、どうでしょう。自分たちが６年生になった時、その先輩たちが残してくれてシード権など物ともせずに、先輩たち以上の成績を収めたのですから！

　きっと大丈夫。今の３年生たちをよく見ておくように言い聞かせています。きっと自分たちが３年生になった時に、いい先輩になれると思います。

　いやあ、青春っていいですね。下の子もそんなお姉ちゃんの後ろ姿を見ているので、吹部大好きです。家でもリズム打ち練習頑張っています。早く楽器欲しいんですって。

　私はあまり青春を謳歌できなかったタイプなので、娘たちと一緒に青春を満喫中です。青春っていいですね～。

　でも「戻りたいか？」と聞かれると答えは「ノー」かな。今は今でよきよき。青春は一度だからいいものですね。