雪うさこ雑録

これは課せられた試練なのか……。

　ここ連日、長女の中間テストの件でお騒がせエッセイですみません。昨日、中間テストを終えたようなので、そのご報告でしたー。

　帰宅すると、にっこにこの娘。アイスなんか食べちゃって、すっかりお寛ぎムードでございます。こっちは一日、どうだったんだろーって戦々恐々としていたというのに。本当にお気楽です。

「社会どうだった？」

「だめだめ、ぜーんぜんだめだった」

「地理やっぱり、範囲広かったんでしょう？」

「それがさ。歴史もあってね～」

　もう絶句ですね。地理ばっかりやっているから、中学校も始まったばかりだから、地理しかやっていなんだろうなー、なんて思っていた私がバカでした。中学校始まって一か月ちょいですから、小学校の復習も入るとのとこ。歴史上の人物の名を答える問題が出て、全然できなかったそうです。オーマイガー。

「どの人物が書けなかったんだよ。それを自主学しろ」

「えー。だって答えわからないんだもん。誰が問題に出たのかわかんなーい」

　おおおおおい！　もう本当にブチ切れそうです。

「あ、そういやね。六時間目に英語だけ返された。まだ渡せないから点数だけ見ろってさ。何点だったと思う？　発表しまーす。ジャカジャカジャカジャカジャン（ドラムロールのつもり）！　93点だったよ～。やったぜ～」

　娘がご機嫌だった理由はそれ。英語の結果が良かったとのこと。いつも仲良しのヲタク仲間は60点代だったんですって。で、ご機嫌らしい。しかしね。社会のテストで足を引っ張るはず。それはすごいけれど、喜んでいる場合じゃないよ、って言ってやると、「社会だけじゃないよ。国語もヤバイね（どや顔）！」とのこと。

　全然凝りていませんね。もう呆れます。帰宅してきてから、勉強具合を確認するために社会のプリントファイルを恐々と開いてみると、歴史上の人物の紙。12人中、3人しか書けていない。しかも全員ひらがな。「ひみこ」「むらさきしきぶ」「せいしょうなごん」。女性しか書けてねえ。そしてわからないところは空欄のまま！　空欄のまま！！　テスト前に間違いを正して覚える気が一つもない！　っていうね。

　日本地図もほとんどがひらがなで書かれていて、しかも間違っている。兵庫県を「ながさき県」って書いてみたり。香川県を「かながわ県」って書いてみたり（いや、似ているけどね！）。終いには、長野県が「長岡県」になっていて〇がついているんですよ？　なにこれ。

「隣の子が添削してくれたんだよ～」

　——お前たち。どんだけバカなんだよ……。

「社会だけは一緒に勉強するか？」と提案すると「マジで？　やった～。お母さん、よろしくね♡」ですって。ああ、神ヨ。なんでこんな娘が生まれてきたんだ～。

　……ああ、私の子だ。このちゃっかりしている前向きな性格は私まんまじゃないか。

　そして今朝は三人で寝坊しました。来客のチャイムに目が覚めてみると、七時過ぎ。長女のヲタク友が迎えに来ちゃっているではないかーー！

　もう私も疲れました。とほほ。一か月後には九教科の期末テストが待ち構えています。あーあ。もう辛い。