中間テスト当日ですが地理がピンチ


 昨日は娘のなんやかんや、聞いていただいてありがとうございました。本日、とうとう当日です。


 昨日の朝ぐうぐう寝ていた娘に「なめんじゃねえぞ」って怒ってやりましたから、さすがに昨晩は夜10時過ぎくらいまで勉強をして、今朝も4時半くらいに起き出して勉強をしていた娘。よしよしと安堵していたんですが……。


 5時過ぎに「この問題教えて」ってドリルを持参するんです。え! 当日の朝に教えてって、どういうこと? ってなるじゃないですか。慌てて起き出してどれどれと見てみると、地理のドリルをせっせと埋めているところじゃないですか。


 おおおいいい~!

 え? 嘘でしょう? だってもう1時間切っていますよ? 勉強時間。しかも、更に聞き捨てならないことを言い始める。


「範囲がわかんないんだよね~。8ページまでって先生言うんだけど、ドリルなのか、ワークなのか、教科書なのか……(以下省略)」


 ワークの8ページって言うと、世界地図の見方や世界全体の概要まで。ドリルの8ページというと日本の国の概要まで。これって大きな違いなわけです。ドリルを基準にすると、範囲が広がります。


「授業ではどこまでやった?」

「日本のところまで」


 じゃあ、やっぱりドリルの8ページだろうが! 彼女はワークの8ページまでと安易に考えていたようで。ドリル8ページまでだとすると、あと5ページ以上ワークをやらなくちゃいけないんです。ところが、もう時間は6時です。7時に出る人ですから、準備をしなくちゃいけないタイムリミット。本人はもう泣きそうだけれども、私のほうが泣きたいです。


 仕方がないので答えを埋めて、あとは空いている時間に眺めるように。授業で習ったところしか出ないのだから、無い知恵ふり絞って、考えること。ただし知能テストで、作業に時間がかかるって言われているんだから、わからない問題は飛ばして、最後までやってから戻ること、を伝えて送り出しました。


 奴らの「やってるよ~」を信じちゃいかんですね。彼女、社会(地理)が嫌いです。小学校の頃から、社会、特に地理系が好きじゃない。未だに都道府県は出来ないし、ひらがなで書いて間違っているくらいの人です。もっとちゃんと見てやればよかった。これに懲りて、期末テストの時は、計画を立てさせようと思います。九教科になったら、どうなっちゃうんでしょう? 小学校から急に五教科のテストって厳しいものですね。忘れていました。とほほ。


 私は地理が大好きだったんですよね。中学生の頃、白紙の地図を渡されて、自分で地形(川、盆地などの特色)を書き込んだり、人口や、特産品などを書き込んだりしてまとめる授業の方式でした。で、先生が上手くできた子のプリントをOHPに焼いてくれて、それを見ながら授業を進めるって形だったんですけれども、選ばれることが多かったんです。それも嬉しくて、ますますやる気を出して授業に臨んでいたのを思い出します。


 人間褒められるとやる気が出るって、ああ、そうかも知れないな。娘の地理を一緒に勉強していて、ちょっとそんな昔の懐かしい気持ちを思い出しました。大人になると、緯度とか軽度とかね。標準時子午線とか、大陸の名前とか、わからなくても困りはしないんですが、一応社会の仕組みですからね。全く知らないと困るわけです。


 楽しく勉強してもらえるように、なんとか工夫していかなくちゃいけないな、と思います。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る