で、下読みしてもらいました。
昨日、エッセイで書いた朝読コンテストの下読みを、長女にしてもらいました。
娘たちには、小説を書いていることはカミングアウトしていますし、「人体学校」という子供向きの話を書いた時には、一緒に企画もしてもらいました。しかし、こうして改めて読んでもらうって、結構、恥ずかしい感じでした。
途中、「うふふ」とか笑いながら読んでいる娘を見て、「お、いいのか? 掴みはオッケーか?」とか思いながらドキドキして待ちます。読めない漢字もあったようで、5分よりは時間がかかっていた娘。
「どう? どうだよ? どう」
「うーん。そうだなあ。まあ『面白かった』と思うよ。けどね……」
「けどね」があるのね。あのね、コンテストに出すから、厳しく言ってくれ。とお願いすると、以下の点の指摘がありました。
・冒頭の説明がちょっとわかりにくい。この人誰? ってなった。
・謎解きのところ、少し難しいかな。
・主人公の名前、平凡すぎる。
・設定があり得ないんじゃないか。
えー。厳しくない? ちょっと、厳しいよお。
冒頭の部分は直しました。主人公の名前は、平凡さを出すために、敢えて平凡にした、と説明したところ「うーん、じゃあ仕方ないか」との返答。謎解きの部分は「私より年上の人たちもターゲットなら、まあ、よしとするか」との意見。もう少しわかりやすいように書き直します。
設定については、現実にはない設定でしたので、ちょっと驚いたと言っていましたけど。まあ、これも女子をターゲットにするので許してもらいました。
「お母さんの作品さあ、ちゃんと読んだことなかったけど、他にも書いてんでしょう?」
うう。BLなんだよお。まだキミに早いので、読ませられません!
他の朝読応募作品も読んでみたい、と興味津々の彼女。時間があったら、なにか読ませてみようかと思っています。
テーマについて話をしていた時、彼女の意見としてはこうです。
「小学校高学年から中学校で本を熱心に読むなんて、ヲタクの女子だよ。大体、男は本読んでないもん。それに、恋愛に夢中なイケイケタイプは、こういう本は読まないからね。大概、読むのは私みたいなアニメ好きなヲタク系だよ」
なーるほどって思います。まあ、これはあくまで中学1年生の娘の意見ですからね。中学2年、3年と年齢が上がっていけば、恋愛ものも読むのかも知れません。審査員の選考基準、気になるところですねー。
ということで、私はヲタクな娘が胸キュンするような探偵を作り上げなければなりません。うーむ。もう少し捻る必要があるのかも。
昨日のコメントで、「朝の読書って広まっているんですね」というコメントをいただきました。そーなんですよね。田舎の中学校でもやっているようです。飽きっぽい娘には、5分で読める短編アンソロジーは、大変読みやすいようです。図書館には、何冊もシリーズが入荷しているとも言います。需要がある企画ですから、ちょっと気合を入れて頑張らなくちゃいけませんね。
職場で朝読の話をしたところ、「漫画は好きだけど、活字は追えない」という後輩のエピソードが面白かったのでここに記したいと思います。
私より10歳年下の彼女ですが、彼女が現役時代、すでに朝の読書タイムがあったそうです。読書タイムに読む本は活字ではないといけません。活字が大嫌いな彼女がとった作戦は、なんと。
『隣の人がめくったら、自分もめくる作戦』だったそうです。
全然、読んじゃいないのに、めくらないのも不自然だから、隣の人に合わせるという作戦らしいです。考えたものですね。活字読めない人にとっては、朝の読書タイムは苦痛以外のなにものでもないでしょうね。確かに活字を読む習慣をつけさせるにはいいでしょうけれども、中学生くらいになっちゃうと、そこから「読めよ」って言われても、そう簡単に読めるものではないようです。
やはり絵本に始まり、身の回りに活字がある生活を送らせていかないと、読書習慣を身に着けるのは、大変難儀なことのようですね。
今日作品を公開しようと思いましたが、ちょっとダメだな。もう少し練ります。
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