前向きな延期
今日は暖かいです。花粉が待っていて、昨日の夜から、かなり調子が悪いです。
「薬を飲み始めるのは2月1日ですよ! ちなみに、ここのところ、温暖化だから、 1月中旬でもいいですよ!」
そう言われても。もう2月も終わりです。遅いとわかっていても、薬に頼るしかないです。なんだかだるくてね。思うようにはかどりませんー。
ここで何度か宣言をした「ルビー大賞への応募」なんですが、今回は断念することにしました。応募が出来ることを知ったのが、カクヨムコン中。それからの準備では、やっぱりやっつけ仕事なんですよね。六万文字くらいまでは書いたんですけれども、ちょっと自分なりに納得ができなくなってしまって、筆が止まっています。きっと、無理すれば、3月末には「それなりには」なると思うんです。「それなりには」です。だから、それではダメじゃないかなって思っています。
私が、BLに夢中になったのは遥か昔。このルビー文庫、秋月こお先生の「富士見二丁目交響楽団シリーズ」からでした。天才指揮者と、市民オーケストラのヴァイオリニストが出会い、音楽家として成長していくという話。え、これだけだと「普通でしょ」って思いますよね。それがですねー。いや、BL初心者だった私には、衝撃が強すぎる作品でした。
…ちょっと、ここからネタバレ…
富士見市民交響楽団のコンサートマスターを務めている悠季の元に現れたのは、圧倒的カリスマ性を持つ俺様指揮者の圭。彼のやり方に反発心を持つ悠季なんですが、彼の指導を受けて、団員は上手くなっていくし、しまいには好きな女の子も圭にとられそうになっちゃうわけです。もう踏んだり蹴ったりなんですよね。自分の地位も存在価値も危うい。で、いじけた彼は、「もう辞めてやる」って宣言することになるわけなんですが、そこで圭が突然怒り出して、無理やり関係性が出来ちゃうんです。おおおお、デンジャラス。俺様の無理やり攻め! しかもタンホイザーを大音量流している中で「抜かずの〇発……」。もうタンホイザーはエロにしか聞こえないぞ。
いや、乙女には衝撃的。ねえ、これ、カクヨムでこの作品を上げたら一発でバンでしょう?
最初は反発し合う二人なんですけれども、圭はもう悠季一筋で、もう周りが見えない溺愛ぶり。音楽家同士、切磋琢磨して成長していく話です。
当時の私は、未知なる扉を開いてしまった興奮と、大好きなクラシックを題材にしているので、すっかりはまりましてね。ドラマCDまで買いましたよ。人には到底聞かせることができない代物ですから。未だに押し入れの奥深くに封印されておりますが……。当時、イラストは西炯子さんだったんですよ! もうキャラが色っぽくてね。素敵でした。ああ、私もこんな作品を書いてみたいって思いました。当時、漫画を書いていた私が、小説に転向したのも、その頃だったような気がします。
そのルビー文庫の公募なわけです。やっぱりね。思い入れがあるわけで。じっくり時間をかければいい問題でもないのかも知れない。けれども、自分で納得できる作品にして応募してみたい。そう思ったわけです。
筆が止まったもので、戦うイケメンコンテストの作品なんか書き出しているのも問題です。今回、カクヨムからも応募が出来るということがわかったので、よし。次回に向けて、照準を合わせて、しっかりとやっていくぞ! これって読者選考あるわけでもないようですし。今年の夏過ぎくらいから公開していって、みなさんにも見てもらってでもいいのかな、なんて。
これは逃げじゃないぞ! 前向きの延期です!
ということで、自分の気持ちに踏ん切りをつけたので、戦うイケメンを最後まで頑張ります~。
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