遠征に行ってまいりました。
やっと全国大会に行ってまいりましたー。楽しかったけれども、ほとほと疲れました。
子ども達は、もうともかく「元気」という言葉につきます。片道数時間もかかる道中、ずーっと話している子ばっかり。お絵描きしりとりやらされたり、好きな漫画の話に付き合わされたり、おやつ交換に混ぜられたりね。おばちゃん、酔うんだよ。バスに乗ったら静かにしていないと、大変なことになるよ! と思いつつ、そのパワーに巻き込まれた道中でした。
今回はともかくハードスケジュール。夕方、現地に到着するとともに、すぐに練習開始。講師の先生のツテで、十年連続全国一に輝いている某高校を会場にお借りしました。しかし。あの唖然としました。やっぱりトップを走っている高校の生徒さんたちは違いすぎる! みんな礼儀正しくて、そして子どもたちに優しい。楽器運びも軽々と手伝ってくれてですね、楽器にも精通しているわけです。今回はマリンバがなかったからよかったんですけれども、前回お邪魔した時は、マリンバをばらして、音楽室で組み立ててくれたという話しも。違うなー。この高校をモデルにした漫画もあるんですよ。タイトルだけはちらりと拝見していたんですが、本格的に読んでみようかなと思います。
本番当日の朝には、ホワイトボード一杯に「頑張れ」ってメッセージを書いてくれていて、更には高校生のゲネプロも鑑賞させてもらって。子ども達、大興奮です。素敵なお姉さんやお兄さんたちの姿にもう目をキラキラさせて帰ってきました。
全国大会の会場で演奏できたこともそうですが、この経験が、子ども達にとったら、素晴らしくいいものだったようで、帰ってきてからもずっと高校生の話ばかりです。本当にいい経験をさせてもらいました。
親元を離れて宿泊する経験のない子ばっかりの中、部屋のリーダーになった六年生はよく後輩たちの面倒を見ていました。偉い。中にはビニール袋をパンパンにして「ホテルのくうき」とマジックで書き込んでお土産にする子も……。天井からざーっと出てくるシャワーの下で座禅を組んで「うおおお」って修行ゴッコをしてきた娘。小学生は本当に摩訶不思議で可愛いですね。
基本的に素直でいい子たちばかりなので、どこに行っても大きな声で挨拶をする姿は、ちょっと田舎っぺぽい感じですが……。どこでも可愛がってもらって、本当に嬉しい限り。
保護者も人がいいメンバーばっかり。楽器運びに難儀している他校の手伝いまでしちゃって、もうどれだけ人がいいんだよって思いつつ、結局は私たちも手伝ってきました。もー! うちだけだよ他校の楽器運び手伝っているの!
最後に講師の先生とお話をした時の言葉が印象的でした。
「もう音楽を楽しめるレベルから出ちゃっているんですよね。結果を求められるから。そんな中、それに応えようとするんだ。小学生なのに、立派ですよ。全国大会の舞台で吹けるんだもん。それだけですごいことです」
出発前と比べると、なんだかみんな凛々しくなって成長してくれた二日間。側でずっと見ていられたということは、本当に幸せなことで、役員は本当に疲れるものでしたが、やらせてもらってよかったーと心から思います。
本当、子どもと一緒に大人も学ぶ二日間でした。……しかし役員の仕事はまだまだ続く。全員での演奏はこれが最後になるわけですけれども、ここからはグループに分かれてのアンサンブルコンテスト。目つきも顔つきも変わった六年生たちが、アンコンでどこまでやれるか。親もまだまだ頑張らなくちゃいけないようです。
そ、それより。気持ち入れ替えないと。ね。カクコンだよ。カクコン。頭、吹奏楽からカクコンに切り替えないと! お尻に火がついて、炎上中です!
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