長女。大人の階段を一つのぼる。


 もう仕事とプライベートに追われて辟易している毎日で、エッセイもほとんど手つかず。すみません。もう少しね。落ち着くと思うんですけれども。で、今日は短縮版。


 先日。長女が帰宅して言うんです。


「〇〇ちゃん(5年生)がさ。なんだかうるさくて、嫌なんだよね~。練習もちゃんとしてくんないし」って。


 5年生の子とは、すっごく仲良しだったんですよ。同級生とはうまく話せないくせに、年下の子とはとっても気が合って、話をしてきた娘が。突然どうした!? って私はなるわけです。


 で、ふと気が付いたんですよね。そういえば、娘が4年生の時に、6年生から意地悪されたのも今頃なんです。コンクールの東北大会が終わって、アンサンブルコンテストの練習が始まるちょうど今頃。それまではすっごく面倒みてもらっていて、いい先輩だなーって思っていたのに。突然ね。

 そのギャップで娘はかなり傷ついたみたいで、「人が怖い」って言います。


「仲良くしてくれていたのに、急に悪口言われて。怖い。だから、人と仲良くしたくない」ってスクールカウンセラーには話していたようです。


 そこではっとひらめいた。もしかしたら、六年生の今の時期って、急にぐんと大人になる時期なのかも。中学生への準備なのか、どうなのかわかりませんが、ふと年下の子たちが幼く見える時期なんじゃないかって。


 娘にその話をすると、真面目な顔で「そうかもー」って言います。


「別に嫌いじゃないんだけど。なんだか、もっと真面目にやって欲しいんだよね。ま、嫌いとかっていうわけじゃないから。私は意地悪とかしないよ。ちゃんとやって欲しいだけなんだよねー」


 6年生の気持ちが理解できた娘。また一つ大人になりました。


「あんたのこと嫌いとかじゃないのかも知れないね」


「そうだね。じゃー、やっぱり中学校でも吹奏楽やろうっかな?」


 今日もまた、その5年生の子とにこにこ話をしている娘を見て、「お前、いい奴じゃん」って親バカのように思う今日この頃です。


 いや。子どもの成長を見て、学ぶことがとっても多いですね。親って言う人種になれて、本当に幸せです。


 じゃー、明日も吹奏楽一日練習の付き添い、頑張ってきまーす。あのね。全国大会の引率したら、PCR検査しなくちゃいけないし、検査までの間は連日、抗原検査しろって言われていますけれども、意地でもついていきますよ! 今回は。頑張りまーす。



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