読書感想文と夏休みの宿題



 雨、雨、雨が続く毎日ですね。みなさまのお住まいの地域では、豪雨の影響はいかがでしょうか? 我が家があるエリアでは、降る量はそう多いわけではありませんが、ともかくずっと降っている感じです。

 その影響で、我が家の目の前は、ワカメみたいな「藻」が生えてきています。これって、なんなんでしょう? いつも梅雨の時期に登場するんです。同僚に相談したところ「漂白剤まくと消えますよ」とのこと。庭一面に漂白剤をまくだなんて、ちょっと贅沢すぎる~。無理無理。お日様が出ると、途端に消えるこの「藻」。お日様が出るまで待つしかありません。


 さて、怒涛の8月がやっと落ち着きました。今日は、本当に久しぶりにパソコンの前に座って、こうして文字を打つことが出来ている。本当に幸せなことです。


 娘たちの作文をなんとか終わらせました。毎年苦労をするのは「読書感想文」なんですが、今年は更にそこに「地域安全作文」と、「児童作文」が加わって、もう大変なことに。二女も「読書感想文」が始まりましたので、四つの作文の添削(下書き)をしなくてはいけないという、この親への宿題。


 あちこちのコメントでも書きましたが、子ども達って、日頃から長い文章を書くことをしていないんですよ。日記なんて、ノート一枚程度でしょう? 1200~2000文字を整合性を見ながら書き出すなんてこと、したことがないわけです。なのに、なぜか夏休みになると、必ずと言っていいほど「作文」が出されるんですよね。それっておかしくないかーって思うんです。


 とはいいつつ。私の時代も、作文の書き方を教えてくれる先生はいなかった気がします。私自身も作文の書き方を知らなかった子どもでした。読書感想文って言うと、まずはあらすじを書いて字数を稼ぐ。そして、最後に「おもしろかった」とか、「悲しかった」とか書くんです。で、終わり。ひどい時には、あとがきを読んで、解説している文を丸写しにするという作戦。

 正直に言うと、それでいいと思っていたんです。親になって、子どもの作文を見るまでは——笑


 子どもに作文を書かせるにあたって、どう組み立てていくのか、今更勉強をしたんですよね。で、目からうろこだったんですよ。今まで知らなくてもそれでいいと思って生きてきたんです。驚愕しました。


 ——もっと早く知っていれば、きっとうまく作文を書いていたんじゃないか?


 昔「かもめのジョナサン」という作品で読書感想文を書きました。あの時は、ひたすらにあらすじを書いて、書いて、書きまくって。最後にあとがきからの引用をして終了っていう、かなりお粗末なものでした。今、書いたらまったく違くなるんでしょうね。


 二年生の頃から、作文がダメダメ過ぎた長女。さすがに六年生になっても、まっとうには書けない。仕方がないので、ネタを一緒に考えて、文章を組み立てていく作業はやりました。で、まずは書いてみようって放り投げたんですが。ともかく壊滅的に文章が作れないんですよね。

 時間もない中で、作文を仕上げるしかない。娘の言いたいことを私が文章にしてみて、そして書き直させる。これしかない、って感じで進めました。

 六年生くらいになると、いっちょ前に「私は『ですが』って使わないな~」とか言い始めるんですよ。もうそこは自分の言葉に書き直して、原稿用紙に記載しなさいと言いました。するとせっせと書いてるんです。まあ、仕方がない。こういう文章を作る能力って、どうやったら養われるのでしょうか……。とほほです。多分、中学生になってもこの状況が続くことが予測されます。


 しかし一つ進歩も。二女が読書感想文で行き詰っていると、出来ないくせにアドバイスをするんですよ。

 「あらすじ書いたらね。次は自分の経験と比べるんだよ」って。笑ってしまいますね。本当に。人のことには偉そうに口出すクセに、「じゃあ、自分の書けよ」って思います。


 昨日は、朝食コンテストのメニューを作って、写真を撮って、宿題はあらかた完成です。こんなに早く宿題が片付いたのは初めてかも。親としてもほっとしております。夏休みって、親への宿題なのかよ、って文句を言いたい。親が手伝わないと出来ない宿題は勘弁して欲しいものです。——いや。今時の親が手を貸し過ぎるのだろうか? と自問自答しつつ、今年の夏休みも終盤です。


 カクヨム界隈のお母さま方は、すっかり宿題が片付いている模様。本当に優秀だと思います。お母さんの夏休み。早く終わって欲しいものですね~。


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