春は出会いと別れの季節ですね
おはようございます。今日はお休みだったんですけど、年度末ということで職場に来ておりました。
我が職場では「異動」というものが皆無です。一度入職したら、その場所でずっと働く。専門職なもんで、異動先がないというのが実情です。なので、同じ部署の人たちとは下手すると家族よりもながーく一緒に時を過ごしているというわけ。
昨日、15年間一緒に働いてきたおじさんが退職となりました。私が入ってきた時は彼は45歳。若いね。で、今年60歳。一日8時間ちょい。で、月20日だとすると、ひと月160時間しょう? 年に換算すると1,920時間。それに15年をかけると28,800時間という膨大な時間を彼と一緒に仕事してきたってことですよねえ。
我が娘といる時間より長い! っていう。
彼は人のいい人でね、おしゃべり。私の話もよく聞いてくれました。彼の話もよく聞きました。不器用で一言多くて、人からの好き嫌いが激しいタイプ。最初は先輩。そのうち私が追い越して、面倒を見ているという間柄でした。やくざがらみの案件とか、暴力沙汰の案件には、なにするってわけじゃないけど嫌な顔も見せないでついてきてくれたりね。頼りになる男性職員でしたよ。
そんな彼がなんと昨年、結婚したんです。もう周囲は驚きを通り越して驚愕です。お相手は30代の元同僚だよ? ねえ世の中の独身男性。まだまだ希望を捨てちゃいかんです。59歳にして30代の嫁もらえる人もいるからね。しかも、誰もが「彼の結婚はない」と固く信じている中でのことで驚きました。
その彼が退職というのは、やはり職場内には重い空気が漂うものです。人は誰しもがずっと一緒にいられるわけではないのです。人間、死ぬときは一人。家族とも別れます。まして職場の同僚ともなると、退職すれば終わりということが大半です。うちの職場はみんな家族同然に仲良しなもんで、こういう別れというものが堪えます。
かくいう私も将来はどうなるかなんてわからないんですよね。あ~やだね。昔から春先は情緒不安定です。誰かがいなくなったり、新しい人が来たりするのは落ち着きません。
年を取るといろいろなものとお別れをする機会が増えます。今年度もたくさんのお別れがありました。後一か月。次年度はどんな年になるかな!?
みんさんの春はどんなことが待ち受けているでしょうか? 花粉症も始まったことだし、健康第一で乗り切りたいものですね~。
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