人の顔が覚えられない症候群


 今日もいいお天気で、朝はすっかり冷え込んでおります。昨日から始まった公衆衛生学会。オンライン配信を片手間に事務作業や会議に参加してみた結果、「無理」だと判断し、今日はお休みをもらって、じっくり傍聴に専念することにいたしました。

 今年の学会はともかくCOVID-19と災害関連が多い。あとは、京都が会場なので、「コンパクトシティ」をテーマにしたものも目立ちます。

 一日「COVID-19」の単語を聞いていると、寝るときまでぐるぐると脳内を駆け巡り、妄想がはかどらない。これは由々しき事態です。2月のダイヤモンドプリンセス号の初動活動の報告など、最新の情報が盛りだくさんんで、本当勉強になります。


 先日、変態的なフェチを公表してしまったわけですが、今日はもう一つの欠点。「人の顔が覚えられない症候群」です。これ、どういうことかと言うと、昔から人の目を見て話せないタイプなんです。なので、ともかく人の顔を見ない、覚えない、認識しない。ですから、場面が変わると、誰が誰だから曖昧で、よく買い物をしているときに、娘の友達のお母さんに声をかけられたりするんですけど、「〇〇ちゃんのお母さん? でいいのかな?」状態に陥るのです。

 先日、仕事でお世話になっている営業さんんが転勤するという話を聞いての一コマ。


「単身赴任になるんですか?」

「いや。娘が『お父さんと離れたくない』って言って、一緒に家族で引っ越すんです」

「いやあ、いい娘ちゃんだな~」

「家建てたばかりなんですよね」

「あら! 私、住んであげようか?(冗談) そういえば家どこなんですか?」

「△△駅の近くで……」

「ええ!? うちの近くじゃん!(学校一緒!?) あれ! 娘ちゃんって」

「五年生で吹奏楽やってんですよ」

「ええ! 嘘でしょー! じゃあ、楽器運び一緒にやってたんですか!?」

「青森もバス、一緒に行きました」

「……絶句……」


 ちなみに、営業さんは私がいるということに気がついていたそう。声かけてよー泣 本当呆れます。どんだけ人の顔覚えていないのでしょう。自分で自分が嫌になります。

 もうこのお陰で、会っても挨拶もしない無作法者だと思われているのではないかと、本気で心配になります。

 人と話すのは好きなんです。大勢の前で話すのだって嫌いじゃないんです。でも、それって相手の顔がもやもやになるから出来ること。一対一だと気恥ずかしくなっちゃうんですよね。もうこれは、死ぬまでお付き合いしなくちゃいけないのだと思うので仕方なしです!



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