澤井がモテる件(ネタバレあり)

 昨日、娘(10)が取り扱い説明書を読み上げるんです。


「風呂が、まなど、火気の近くではご使用にならないでください……。お母さん! 『』ってなあに?」


おいおい! 切る場所間違ってんだろっ––––!


「風呂がま など 火気 の 近く では…でしょ!?」


「えー? なまどじゃないの?」


んな言葉あるか!

小学五年とは思えません。彼女を見ていると、人並みに漢字が読めて、文章が読めるのだから、私は結構勉強したんだなと実感します笑


 さて「田舎の犬と都会の猫」そして、現在更新中の「突然ですが、付き合いましょうか。」

 私の作品ほぼ全てに顔を出す澤井というキャラクターがおります。それがなぜか、女性の読者さまたちにはお褒めのお言葉をたくさんいただいておりまして、多分主役キャラたちよりも人気が高いのではないかと思われます。


 ここで彼の概要について触れておきます。

 澤井さわい幸村ゆきむら 56歳。

 現職は梅沢市役所副市長。庁内では「閻魔大王」「鬼」と影で呼ばれ恐れられている。口を開けば嫌味の連続で、彼に追い詰められて退職、休職した職員は数知れず。地の底に響く重低音は、フロアを一瞬で静まり返らせるほどの威力がある。現時点での市役所は「澤井がルール」で成り立っていると言っても過言ではない…


と言った彼です。

 一応、「ラスボス」的な感じで登場し、主人公の片想い相手の弱みに付け入って寝とる強引さ。そのくせ、嫉妬心丸出しで主人公をいびるという性格の悪さを書いてきたつもりだったんですが、「澤井さんいい!」とお褒めのお言葉をいただくことが増えました。

 やはり、少し悪い男がいいのでしょうか?

 彼が職員を辞めさせるのには理由があります。向いていないなら、無理にやる必要はない。別な道を歩むようにと印籠を渡す汚れ役を担っている設定です。


 彼のもう一つの側面として書いているのは、常に報われぬ恋をしているということです。同期への恋心は、果たされぬまま終わります。

 澤井は結婚しておりますが、現在は家庭内別居中。娘たちとは良好な関係性を築いている子煩悩さがあります。

 主人公の恋人を一度は手中に納めますが、結局は主人公に取り戻され、またもや報われぬ恋に陥ります。

 しかし、そう言った想いは胸に秘めたまま、主人公の二人を、悪態をつきながらも見守っています。更に時には、主人公の人生の導き役も担う寛容さを持ち合わせております。


 悪い面もあって、でもいざという時には頼りになる。そして自分に責任を持っており、全てを背負って市役所のために生きている……そんな彼ですが、私自身の「好き好きランキング」ではかなり上位に食い込んでくるキャラ。実際にいたら惚れますよ。再婚するならこんな男性がいいなー。


 これからもカッコいいところ書いちゃいます!(あ、だから好感度高くなるのか…笑)


 ダークヒーロー的な彼をこれからも応援よろしくお願いします!

 ということで宣伝…でした!


「突然ですが、付き合いましょうか。」

主役の天沼くんが澤井さんのサポート奮闘中です。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054909024185

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