十文字くん


 今日も暑いです。

 我が事務所はお盆期間中も営業なので、みんなで交代勤務。人のいない事務所は穏やかでいい。いつも戦闘民族みたいな人たちがあちこちで火花を散らしているので、こうも心穏やかに仕事?ができるということは幸せなものです。…こんなものを書いている時点で仕事していないけど。


 「田舎犬都会猫」の本編がひと段落して、現在、サブキャラである十文字くんが大活躍?の「突然ですが、付き合いましょうか。」の公開に取り掛かっています。


https://kakuyomu.jp/works/1177354054909024185


 この十文字くん。元を正せば、高校時代に描いていた漫画に出てくるキャラクターでもありました。当時、文章を書く道具などなく、絵心もないのに、漫画を描いていたわたし。合唱部に所属していた関係上、高校生合唱ものBLを書いていたわけです。(この時代からBLやってたんだなー…笑)その作品のサブキャラだったのがこの十文字くんです。もう遥か昔のキャラなのに、なぜか、なぜか、ふと思い出して、「田舎犬都会猫」に登場させようと思った理由は何だったのか、よくわかりません。でも、何だか心に引っかかっていたキャラクターだったようです。当時の漫画の設定は、本作と同じ。ライバル高の副部長と友情を育むものの、自分の思いは言えず終い。彼は、別な人と付き合うようになってしまい、結局は「いい人」止まりの報われないキャラだったのです。高校時代の漫画は、適当なところで終結しましたが、十文字くんは、結局、そのまま宙ぶらりんな状態で終了。それが引っかかっていたのかもしれません。

 「田舎犬都会猫」には、敢えてそのままの設定を引っ張りました。数十年前から、報われぬ恋にハマったまま中途半端に放置してしていたキャラを救済したい!再び日の目を見た十文字くんには、やっぱりいい思いさせてあげたいな〜という気持ちもあって、今回の短編の執筆に至りました。


 元々、くどくどと書くタイプなので、短編(短編の規定がよくわかりませんが、わたしにとったら短編?)で二人の恋をゴールまで持っていくには、紆余曲折があり、最後まで書いては見たものの、悩みは多い。途中で路線変更をするのか、それともこのままいくのか。このお話に関しては、公開ボタンを押すまで、毎日悩み続ける予感です。大概、もう結末まで決めて、途中のエピソードはその時の気分で変化していくタイプなのですが、なぜか、この十文字くんのお話だけは、いろいろなものがブレるんですよね…。作っておいて、一番捉え所がないキャラとでもいうのでしょうか(いや、わたしの中でまだ揺らいでいるキャラなのかも)。「お、ここでどうする?どう出る?」と彼に問いかけてはみるものの、何通りのパターンも出てきてしまう彼。手を出すのではなかった…と少々後悔気味です。

 

 そんな彼のお話ですけど、大体、全部で30話弱を予定しております。何とか辿り着けるかな〜…。サブで短編。読まなくてもメインには差し障りがないレベルにする予定ですが、メインの続編で主要キャラとなる人物も登場いたしますので、是非、お時間ある時に目を通していただけたら幸いです!


 ああ、今日も暑い。今日は同僚がピザを焼いてくれるらしい。お、休みの後輩が子供を連れてきた。うちの職場は子供連れオッケー。賑やかになってきました。アットホームな職場でよかった(ダメだろう…)!

 お盆休みの方もお仕事の方も、お体ご自愛ください〜!


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