勇者探して早一年。あれ？もう10年。やばい100年経っちゃう！

最初にやるべき事って何？

「ふう。」

無事に転移は成功。何なら天気も晴れ。

あいあむふぁいん♪

……………最初にすべきことが分からん。

あのじいちゃんが担当してる地球って世界には『げーむ』ってやつがあったはず。

あれは最初何してたっけ？

あ、仲間づくりか。

でもよ〜。ここはフィクションじゃないんだよ。（地球からしたら十分フィクションです）

普通さぁ序盤の街で聖女とか賢者とかと会う？

会わんだろ。

何より俺が弱い（泣）

誰かさんのせいでなぁ

「あーだるいだるいだるいだるいたるいだるいだるいだるいだるいだるいだるいだるいだるいだるいだるいだるいだるいだるいだるいだるいだるいだるいだるいだるいだるいだるいだるいだるいだるいだるいだるいだるい((殴」

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気を取り直してまずはレベル上げだな。

このままギルドに行っても『ヤンキーっぽい冒険者に絡まれる』っていう所謂テンプレに遭遇して馬鹿にされそうだしなぁ。

あれボコボコにしてスカッーとしたくない？

な？（俺誰に同意求めてんだろ）

寂しいから自分が強くなったら仲間探すか。

猶予後1年だしうかうかしてたらやばいもんな。

《始まりの森》

そういや俺の加護はレベルが上がれば徐々に開放されるってじいちゃんが言ってたな。

頑張ろ。

ん？あれは「ゴブ」としか鳴かないで有名なゴブリンじゃあないかな。

ここに来る前にじじ((殴あ、いやじいちゃんに死ぬほど鍛えられたからな。まあ大丈夫だろ。

手持ちは聖剣あるし。

そーっと近づいて

「ほいっ」

「グギャ」

『経験値を取得しました。レベルが2に上がりました』

いや、そんなこより。そんなことよりだよ。（大事だから2回言った）

あいつ「グギャ」って言ったぞ！！！！

後気づいたことがレベルは上がってもステータスは上がらないらしい。能力が増えるだけだって。ロマンねーな。

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ノア

レベル2

加護

不死の加護　レベルMAX

耐性

無し

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とまあこんな感じ。神界にいたときの俺も筋力の加護エグかったしな。

この調子でどんどん狩るかぁ。

こうして彼は20体ほどのゴブ達を狩って狩りまくったとさ。

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ノア　レベル14

加護

不死のレベル護MAX

耐性

なし

スキル

電光石火　　初撃のみ普段よりスピードが2倍になる

見切り　1度だけ致命傷となる攻撃を回避す

隠蔽　　自分の能力を隠蔽できる。

能力察知　相手の能力が分かる。（自分より能力が高い場合大まかに）

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うん、良い感じだ。

加護が無いのは物足りないけど電光石火は強い。

それと、ステータスが変動しないってのはレベルに囚われなくて好きだな。

後は隠蔽だな。不死の加護を隠せるのはでかい。

こんなのバレたら洒落にならん。

………………ん？

能力察知になんか引っかかった。おい、待て四天王級だぞこれは。

え？は？ここ始まりの街だよね？

聞いてねぇよ。どうしよ。

でもここ俺が行かないと街滅ぶよな。

行きたくねー。いくらレベルでステータスが変わらんとはいえ、能力や加護の差がでかすぎる。

クッソー！あーもう！やるよやれば良いんだろ。

ノアは今後もっと理不尽な事実を知ることになる。